つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

丸の内東京駅舎復原

2012年09月25日 | 日記
                        復原された東京駅の丸の内駅舎

東京駅の丸の内駅舎の復原工事がほぼ完成した。
復原工事に先立って2006年(平成18年)3月17日~31日に丸の内駅舎内で「東京駅ルネッサンス」が開催され、2007年(平成19年)5月30日より、鹿島・清水・鉄建 建設共同企業体が担当となって、駅舎を本来の姿に近い形態に復原する工事が開始された。
この工事では、鉄骨鉄筋コンクリート壁で躯体を増築して建築当初の3階建てに戻した上で、外壁、尖塔、南北両ドームの内外の意匠も再現し、新たに地下1・2階を増築し免震装置を設置した。
なお、工事による一時解体に伴い、屋根材に使用していた天然スレート65,000枚は産地でもある宮城県石巻市の業者に送られて、選別・清掃・補修した上で倉庫に保管されていたが、東日本大震災で発生した津波で塩害を蒙った。
このため、使用可能と判断された45,000枚のみが復原駅舎でも再利用され、不足した2万枚はスペイン産のスレートで補われた。

工事に伴って2006年(平成18年)4月から営業を休止していた駅舎内の「東京ステーションギャラリー」と「東京ステーションホテル」は、復原駅舎の完成とともに規模を拡大した上で営業を再開し、増築された3階部分はホテルのゲストラウンジとされる。
駅舎の、全面開業は平成24年10月1日の予定である。

復原工事費用(約500億円)はJR東日本などが「空中権の売買」を行って捻出した。

(9月25日記)
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