ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.8.7 フレッシュブック到着 生きていて良かったと思う瞬間(とき)~その3~

2014-08-07 20:32:10 | 日記
 このブログで、入学と卒業-記念アルバムは注文済み!と書いたけれど、その“フレッシュブック2014”が到着した。8月頃に到着すること自体すっかり忘れていたのだから、まあ、我ながら呑気なものだ。

 帰宅すると、大学生協からという不在通知が入っていたのでいそいそと連絡し、再配達してもらった。白地に臙脂色で大学のマークをあしらったB4判136頁のオールカラーアルバムだ。

 まず扉を開けると、キャンパス風景、そして大学周辺の風景、入学試験の様子、入学式当日の講堂の舞台写真が見開きで続く。その後ろには、入学式に参列する途中(もしくはその帰り)のフレッシュマンたちと、その付添の方たちのスナップがギッシリと並んでいる。

 そうだった。広報の腕章を付けた方から「祝・御入学○○大学」というボードを持たされて「何かに出るのですか」と訊いたところ、「はい、必ず!」というお返事だったのだけれど、実際、何に掲載されるかまで確認出来ずじまい。HPにでもアップされるのかもしれない、とHPを見たけれど、載っておらず、没かしら残念、とガッカリしていたのだが、このアルバム用だったのだ。しっかり掲載されていた。
 息子を真ん中にして私が向かって左、夫が向かって右。3人でのワンショット。全身映った写真が大半を占める中、私たち家族は上半身だけなので、顔が結構アップである。

 ああ、この時、2014年4月1日、キャンパスの満開の桜の木の下で、私は間違いなく生きていた。そして、希望に胸を膨らませて古都で一人暮らしを始めることになった息子の入学式に、夫とともに参加したのだった、と改めて思う。そして今、出来上がったアルバムをこうしてこの手にとることが出来ていることに感謝する。

 最近のシリーズで言えば、これぞ、生きていて良かったと思える瞬間~その3~である。

 続いて、模擬店やステージで賑わう新入生歓迎のお祭りイベント写真が挟まり、後半は大学の歴史と全学部の全クラスが掲載されたクラス集合写真が連なっていた。
 息子の学部は当然わかっているけれど、何クラスだったのかすら教えてもらっておらず、逸る気持ちで頁を繰った。

 そして、見つけた。いた!いた!こんなところに。
 見覚えのある、彼が所属する学部の建物をバックにした30人に満たないクラス写真。前列中央には担任と思しき男性、その脇を10人足らずの女子学生が囲んでいる。そして最後列の3列目に、まだ入試直後で今より10㎏以上体重があり、まん丸い顔をした息子が映っていたのを見つけた。お気に入りの白いパーカーを着て。

 4年間この地で大学生活を満喫し、3年半後には、また生まれ育った東京に帰ってくるのかどうか、今はまだ知る由もない。
 ただただ、元気に無事に彼らしい大学生活を送ってくれることを心から祈るのみである。
 そして、叶うならば、4年後の暑い盛りに送られてくることになっている予約済みの卒業アルバムもこの眼で見たい・・・と思う、相変わらず欲深な母なのである。

 暦の上では立秋。この暑さの中、一体どこに秋の気配が・・・と思うが、間違いなく日暮れの時間は早くなっている。
 そんな中、ご訪問者延べ60万人超えに気づいた。50万人を超えてから半年。
 ひたすら字だけのブログにもかかわらず、いつもお読み頂きありがとうございます。
 70万人、80万人…100万人を目指して、これからも細く長くしぶとく書き続けていくつもりです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする