2日間の病院通いとPC入れ替えで消耗した1週間をなんとか終えて、ようやくの土曜日だ。治療後の初めての週末、今のところ下痢はしていないが、なんとなく心配で気づけばお手洗いに行ってばかりだ。
毎年お世話になっている期間限定ホームカミングデーOB・OG合唱団の練習は日曜日の午後がデフォルトなのに、今回はイレギュラーで土曜日の午前中である。
普段より少しだけ遅めに起きて、予約して洗い上がった洗濯物を干していると、夫が起きてきて手伝ってくれた。朝食の支度をして、夕食のサイドディッシュを作り、朝の連続テレビ小説を視(残念ながらいつもはベッドの中で・・・の至福の時間だけれど、今週はお預け)、チコちゃんを横目に見ながら身支度をして家を出た。
楽譜をゆっくり見ながら座っていきたかったので、贅沢だけれど今日は往路がライナーだ。最近、平日朝の上りのライナーはほぼ満席だが、今日はスカスカ。隣が空いていたので荷物を置いて、ゆっくり楽譜を見ながら予習復習が出来た。ただ、なぜか途中からノロノロ運転になり、予定より10分近く時間がかかってしまった。少し遅れても発声練習の途中で入れると算段していたのに、JRの乗換えにも手間取り、練習場所に到着したら、既に曲の練習に入っていた。
小さくなって後ろから入る。今日も若きプロ指揮者のYさんの練習だ。受付をしていらしたのは、このホールを提供してくださっている16期のKさん。久しぶりにお目にかかった。出席簿に○をつけて後ろの列で練習に加わる。
午前中だけれど、Yさんの練習だったせいか、大半のメンバーが揃っていた。ソプラノは私を入れて7名。アルトが2名、男性が7人ほど。遅れて来られる方が数名加わって20名弱になった。
今回苦戦しているイタリア曲から始まっている。1時間ほど割いてパートごと、内声、外声と分けて、丁寧に曲想をつけていく。なるほど、こんな風に歌うのか、と思いつつ指示に従って歌う。あれよあれよと、これまでと全く違った曲にも聞こえてくる。指揮者の魔術だなあと思う。この調子で頑張れば、いい感じに仕上がりそうだ。
10分休憩の後は、もう1曲のイタリア曲。こちらもまだまだ喋りが足りない、とのご指摘。だんだんリズムに乗ってきて、楽しみながら歌えそうだ。30分ほどで大分感じが掴めてくる。
Yさんはご多忙極まりなく、今日はこの後2団体の指揮が控えているということで、残り時間が限られてきた。
仕上げはバッハのモテⅢを20分ほど。まずは前回も歌った女性合唱を10分ほど。まだ喉がそれほど疲れていなかったせいか、2番ソプラノの、いつもは音の高低が激しく、音程がとりにくい苦しい部分もなんとか歌うことが出来た。そして、前回は練習出来なかったラストのコラールを10分間。たっぷり2時間半近くご指導頂いた。練習しながらどんどん曲が表情豊かになっていく。来月はずっとお忙しいようで、前半の数回は自主練習。最終週だけご指導頂ける模様だ。予定時間3時間より20分ほど早く終了。
午後はOB・OG合唱団の定期練習日とのことで、椅子やピアノ等の片づけもなかったので、早々に練習場を後にすることが出来た。
普段は練習が終わると夕方だが、今日はまだお昼を過ぎたばかりで日が高い。お天気は不安定だが、疲れ方が違う。
最寄り駅まで同期のNさん、1期上のアルトのMさんや3期上のソプラノのUさんとお喋りをしながら帰ってきた。
乗換駅まではNさんと一緒だったが、別の団もかけもちしており、夜の練習があるという。これはまたYさんのご指導とのこと。実にタフである。
帰路、百貨店の書店で文庫本を2冊購入し、準特急に座って再度楽譜を見ながら最寄り駅まで戻った。夫と合流して、ファーストフードで遅いランチ。
日用品等の買い物をして、私はそのままリラックスヨガのクラスに参加した。それほど大人数でなく、ゆっくりとマイペースで身体を解せて良かった。胸を開き、声を楽器にして呼吸を流す合唱も、胸を開いて深く呼吸をしながら心と身体を整えるヨガも、共通点は一杯だ。
帰宅後は、洗濯物を畳み、ウエアを洗い、生協の注文書を書いたり、と雑用を済ませ、夕飯の支度は夫任せ。
明日の夜から第九の練習がスタートする。今日は名札も配布された。
明日は思いもかけず、先月から始まったハタフローヨーガインテンシヴコース第3期聴講のお誘いがあり、迷った末、そちらに伺うことにした。今日の練習帰りに、同期や先輩たちには明日はお休みしますとお伝え済み。
午前中に聴講し、一旦自宅に戻って合唱の練習に出直すと、殆ど1時間ほどしか家にいることが出来ない。かといって、そのまま夜までどこかで時間を潰し、都心での練習を夜9時過ぎまで・・・という体力は今の私には到底ない。最初から飛ばしても仕方ない。無理せず明日は欠席だ。2回目は3連休の中日。翌日は出勤ではないので、そこからスタートして出来るだけ頑張りたいと思っている。