昨夕は定時に帰宅し、夕食の支度を終えて夫を待つ。今朝の出発が早いので、朝一番のライナーを予約し、早めに入浴してベッドに入った。外は雨。お天気が気になる。
若干残業をしたという息子が家に辿り着いたのは、日付が変わる頃。夫との話し声が聞こえたけれど、これで起きるとまた眠れなくなるとぐっと我慢して、そのままベッドに張り付いているうちに眠りに落ちた。
明け方お手洗いに起きて、そのまま夫の鼾で眠れず。いつもより30分早起きして、朝食の支度を終え、夫を起こす。案の定息子の話に付き合って眠ったのは2時だったそうだ。付き合わなくて良かった・・・。そろそろ出かけるというところで息子を起こして、家を出た。お腹が緩くて、何度もお手洗いを往復。道中長いので不安である。
予報ではかなり強い雨ということだったが、それほどの降りでもなくほっとする。今日のゲネプロは本番会場である大きなアリーナ。底冷えがして風邪でも引いたら大変なので、ニットにタイツ、レインコートを羽織る厚着で出かけた。
ライナーの中で今日のスケジュールや楽譜に目を通す。同期の友人たちとのグループLINEが賑やかだ。早めに到着して場所取りをしてくれるというMちゃん、Sちゃん、ありがとう。どうも先着順に本番立ち位置が決まる模様。
順調にターミナル駅に到着し、JRと地下鉄を乗り継いで、大学最寄り駅へ。すっかり様子が変わっていて、去年もそうだったけれどちょっとキョロキョロする。なんとか人の流れに乗って会場アリーナ入り口に到着したのは集合の20分前。そこからの勝手が分からないので前の人について地下二階まで急な階段を降りる。オケの演奏エリアはB2だったが、合唱エリアはB1だったので、エレベーターも見つけられず、結局長い急な階段を降りたり上ったり。息が上がってゼイゼイ。
幹事のSさんの姿を見つけ挨拶する。ソプラノはこちら、と言われて見ると、最前列にソプラノ同期の数人を見つけた。今回同期ソプラノは8人が参加する。有り難く2列目に座らせてもらった。どんどん人が増えてくるが、ソリストの場所を確定するのに席を詰めたり、あれこれ調整しているうちになんとソリストの傍になってしまった。こんなロケーションで歌うことになるとは思いもよらず・・・。
定刻にオケの前奏曲の練習が始まり、20分ほど鑑賞させて頂く。生の演奏はやはりいいなあ、と愉しむ。続いて合唱指揮Y氏による10分間の指導。メガホンを持ち準備体操と発声だけで時間切れ。集合から1時間経過したところで合唱付きの第九の練習がスタートした。
ソリストの近くなので、指揮者が良く見えてとても歌いやすい。上からオケを眺める形なので弦楽器の動きも実によく分かる。迫力満載のソリストの声を傍らでたっぷり体感しながら1時間ほどほぼ通しで歌う。子音を早めに準備して拍前で食いついてから、母音が拍の頭でオケの音と合うように、その響きを感じながら歌う。思いっきり歌い終えた後は心地よく疲れていた。続いて15分ほどオープニングの3部作をグリークラブOBが指揮をして歌う。
これにて本日の練習は終了。舞台ではファンファーレの練習が始まった。最新式のアリーナには大スクリーンがいくつも下がって、カメラの映像が映し出されている。寒かったら大変だと厚着をしたけれど、皆の熱気もあり空調も効いていて、汗ばむほどだった。
それぞれが必ず明日の控え室からアリーナまでの動線を確認してから帰ってください、という事務連絡があって解散した。
私と同期のNさんは、明日の第九合唱の後、夕方からOBOG合唱のステージがある。そのため控え室は別のキャンパス会場で、こちらの控え室を使わない。わざわざ確認に出向く必要もないので、入り口で皆が戻ってくるのを待った。今回、同期はソプラノの他、ベースが4人で12名の参加だ。近い期の先輩や後輩たちが三々五々帰っていくのを挨拶し、同期9人でランチしようとレストランに向かった。
さすがに学生の街、ボリューム満点、お値段もお手頃なカレーショップに入り、お腹を満たした。皆アラ還なのに気づけばニックネームで呼び合っている。話題は親の介護だのなんだの・・・であるが。
バスに乗る人、歩く人たちに別れ、私は同じ方向の2人と再び地下鉄に乗り、JRを乗り継ぎターミナル駅に戻った。
一方、夫と息子は午前中ショートステイ中の母のご機嫌伺いに行ってくれた。LINEで息子と母のツーショットが送られてきたが、母は元気そうにしていてほっとする。うまく繋がらなかった携帯も夫がチェックしてくれて問題なし。そこから実家の風通しをしてくれた模様。有り難いことである。
昼食後、ターミナル駅で合流して息子の買い物に付き合う予定だったので、こちらの状況を知らせると、なんとまた忘れ物大王父子が事件を起こしてくれていた。あろうことか、実家の最寄り駅のロッカーに預けたキャリーケースの存在をすっかり忘れて、そのまま一番早い特快に乗車してしまったらしい。今日はお泊まりだということをどちらも気にもせず、乗った後も30分間の乗車時間中2人が雁首揃えて全く気づかず、私と待ち合わせするターミナル駅に到着して、さて改札を出ようとしたところで、はたと気がついたのだそうだ。なんともはや・・・。
代表して責任を取った夫が再びJRを往復し、息子はターミナル駅界隈の関西にはないお気に入りラーメン屋さんで昼食を摂り、ほぼ約束の時間に百貨店の待ち合わせサロンに現れた。夫はその頃、ようやく実家最寄り駅に到着し、駅の立ち食いそばという可哀想なお昼を終えて、こちらに向かっているという連絡があった。ああ、お疲れ様、である。
息子が「今はリュックを背負っているが、クールビズが終わってスーツを着るので、ビジネスバッグが欲しい。」というのでそれを見繕って、本人が選んだものを購入する。ちょうどそこで夫が百貨店に到着。
何やらとても疲れていて、お腹もいまいち調子が悪いし(朝から何度もお手洗いに行き続けている。練習中はなんとか緊張していて大丈夫だったが・・・)気圧のせいで胸痛も出ているので、そのままJRに乗って毎年OBOG合唱の際に前泊しているホテルに向かった。
チェックイン後、お茶を淹れてベッドに横になったら3人揃ってお昼寝してしまった。やはり皆寝不足で疲れているのは否めない。
そろそろ息子を起こして、夕飯に出かけよう。今日は喉を大事にたっぷり眠って明日の本番に備えたい。