ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.10.26 母、無事帰宅の日、メンテにも勤しむ

2019-10-26 23:45:15 | 日記

 昨日の寒かったこと。朝から土砂降りで、レインコートとレインブーツで備えても出勤時は濡れ鼠だった。間抜けなことに携帯を充電器に差し込んだまま出かけてしまい、終日不便、かつ気圧の変化と寒さで胸痛や痺れもしぶとくあり、トホホの一日だった。
 夫が宴会で夕食不要というので、久しぶりにヨガクラスを予約していたのだけれど、スマホを取りに一度帰宅したら、再び外出するのが嫌になってしまい、適当な食事をして撮り溜めたビデオを観ながらソファでウトウトウトウト。夫が帰ってきた後もソファで転寝をしたまま、追い立てられるようにお風呂に入って、そのままバタンキューだった。やはり疲れがべったりと身体に張り付いているようだ。

 そして今朝。朝の連続テレビ小説をBSで視てからノロノロ起き出して朝食の支度。洗濯機を廻して、今日も午前中はメンテナンスからスタート。5週間ぶりのリフレクソロジーの日である。
 いつものようにオーナーにサロン最寄り駅までお迎えに来て頂く。昨日の寒さに懲りて、いよいよタイツ解禁、ニットにジャケットとしっかり着込んで出かけた。ところが、いいお天気で気温も上がりそうな気配である。

 車内で母の入院・手術のもろもろをお話ししている間にサロンに到着。今日はいつもの下半身スッキリコースとハンドリフレにヘッドマッサージも付けて頂いた。オイルはオレンジ、イランイラン、ローズウッドのリラックスブレンド。どこもかしこもコリコリバキバキと硬く凝り固まっていて、痛いこと痛いこと。それでも終わればぐんと楽になる、と我慢しながらいつの間にかウトウトウトウト。足も冷えていたようで、施術している間に一旦は温まったが、すぐにまた冷えてしまいそうだった。

 施術後は身体ポカポカブレンドのハーブティを頂き、来月の予約を入れる。先日購入してとても履き心地が良かったオーガニックの竹の繊維で出来たソックスを母と夫のお土産に買い求め、再び最寄り駅まで送って頂いた。

 途中乗換駅のショッピングモール内レストランでランチを摂り、ショートステイ中の母を迎えに行くためにJRを乗り継いで施設と実家の最寄り駅へ向かう。夫と駅で合流する予定だったが、私の乗り継ぎが良く、予定より1台早い電車に乗れてしまったので、ショッピングモール内のスーパーで合流した。
 スーパーで母からのリクエストの果物や野菜等を、フラワーショップで父の仏花と母の退院祝いにビタミンカラーのフラワーアレンジメントを買う。

 施設前で一旦夫と別れ、夫には実家に先着してもらった。当初の予定では先に一人で実家に行ってもろもろ整えた後、お迎えに行こうと思っていたのだけれど、夫が一緒に行ってくれるというので、では、と甘えることにした。荷物もあれこれ重くなってしまったので、有難かった。

 施設エントランスで面会票を書いて、約束した5分前に母のいるユニットへ上がる。ちょうど女性たちがダイニングでおやつを頂いているところだった。一瞬母がその中にいるのに気づかず、部屋に行くともぬけの殻。荷物もすっかりまとまってベッドの上に置いてある。「あれ、お手洗いでしょうか?」とスタッフの方に訊くと、「あちらでおやつを召し上がっています。」と言われる。母を見落とすとは我ながらぼーっと生きている・・・ああ、チコちゃんに叱られそうである。

 初めてお目にかかる方ばかりだったが、86歳の母が一番若いというのだから恐れ入る。大正生まれの94歳、父より一つ年下の90歳と錚々たるメンバーである。あれこれお話しを聞き、席を立って部屋に戻る。スタッフの方の手を煩わせずに自分で荷造りをしたというので、びっくり。

 出発時間の10分ほど前に携帯が鳴る。見ればこの施設からである。「?」と出ると、先日迎えに来てくださった男性スタッフMさんだ。「今、母の部屋におりますが・・・」と言うと、「これから伺います。」と仰って今回の施設計画サービス書類を持ってきてくださる。「準備が出来たらまたお迎えに来ます。」ということで、暫し部屋で母とお喋り。時間になってもなかなかお呼びがかからず、待ちくたびれて母がお手洗いに行ったところでお迎えが来る。
 なんとも間の悪いことよ。荷物だけ先に預け、母が戻ってきたところで皆さんにご挨拶しながら施設を後にした。皆さん週末の2泊3日のステイが多く、母のように10日連続で、という方はなかなかいないそうだ。

 夫にLINEで「ようやく出発します。」と連絡を入れて、バンに乗り込み、あっという間に自宅に到着。母は1か月ぶりのご帰還である。

 夫が門まで出てきてくれて施設のMさんから荷物一式を受け取り、母は一人で歩いて家に入る。「まずは、ご挨拶でしょう?」と父の仏壇に行くように促す。私は買ってきた仏花を花瓶に生け、”退院、帰宅おめでとう”のフラワーアレンジメントをダイニングテーブルに飾った。

 そして、母の目の前であれこれ買ってきた食料品を冷蔵庫に納める。夫は私たちが予定の時間になってもなかなか帰ってこないので、持ってきたかぼちゃで煮物を作ってくれていた。なんとマメな。
 買ってきた和菓子で一服しようというと、母がいそいそとお茶を淹れてくれた。半世紀以上使い慣れた台所なので、身体が自然に動くのだろう。施設にいる間は食べるだけで全然動かなかったので、すっかり鈍ってしまったとのこと。それでは、とこちらはお任せする。

 一服したところで、出かける時はまだ薄掛けだった寝具を秋冬仕様にし、エアコンのリモコンを冷房から暖房に切り替え、留守中お世話になったご近所に無事帰宅しました、と手土産をもってご挨拶周りを済ませた。
 まずはお世話になったヘルパーセンターのケアマネさんにお礼の連絡をし、母から伯母宅や友人宅に報告の電話を入れてもらい、従姉妹たちには私からLINEで写真入りの報告を済ませた。夫はその間靴下を濡らしながらお風呂も洗ってくれた。

 「1か月間、一度もパンを食べられなかったので、今夜はパンが食べたい。」という母に、「夕食は一緒に摂れないけれど、片付けはゆっくりマイペースで明日からでいいからね。」と、2時間ほどあれこれ世話を焼いて実家を後にした。本当に真っ暗になるのが早い。お天気は徐々にまた下り坂だが、昨日に比べて大分暖かい。

 JRと私鉄を乗り継いで最寄り駅まで戻り、夫と別れて私は本当に久しぶりにヨガスタジオでリラックスヨガのクラスに参加した。フロントのAさんには「随分お久しぶりですね。」と言われる。すっかり身体が凝り固まっていたけれど、ゆっくり呼吸をしながらじんわり身体を動かせてとてもリフレッシュ出来た。シャワーを浴びてスッキリして夫と再び合流して買い物を済ませ、母に「お休みなさい」の電話をし、遅い夕食にお寿司を頂いて帰ってきた。

 こうして1か月にわたった母の入院とショートステイが無事終止符を打った。どうなることかと案じたけれど、母も私もなんとか乗り切ることが出来た。色々支えてくれた夫にも改めて感謝である。
 こんな中でも気持ちがささくれ立たずに済んだのは、ちょっと無理はしつつも好きなことを諦めずに済んだことだと思う。歌があって、ヨガがあって、仕事があって、本当に良かった。
 明日は久しぶりに何の予定もない日曜日だ。お天気もイマイチのようだから、のんびり家事をしながら過ごしたいと思う。

 一方関西の息子は一昨日の夜、喉が痛いと言っていたところ、昨日は朝から微熱で夜は8度まで熱が出たとのこと。インフルかも?とクリニックに行ったところ、陰性だった模様。カロナールを処方されもう熱も下がったとのこと。若いと回復も早いものである。
 かくいう私は月曜日の夜から昨日の夜まで葛根湯を飲み続け、ようやく今朝から止めたところであるが・・・。



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