ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.1.9 二度あることは三度ある・・・の古都訪問

2024-01-09 21:38:56 | 
 昨夜は今日に備えて早めに就寝を目指す。新年初、空の浴槽を勧められる罰ゲーム(!?)に遭遇したが、それでも珍しく日付が変わる前に何とかベッドに入ることが出来た。
 途中目覚めることなく平日仕様のスマホアラームで目が覚める。すっかり朝寝坊が定着してしまったので、まだ眠い。部屋を明るくして、頑張って起きる。外気温は零下1℃。流石に寒い。リビングへ行くと、夫もちゃんと起きて朝食を摂り始めていた。12連休明けの火曜日、夫は出勤だ。

 夫を見送り、BS朝ドラを視て、ゆっくり朝食を摂る。冷え込んではいるが、青空広がるいいお天気だ。もろもろ片付け、さて、旅支度である。
 昨年10月末に1泊した京都に、夕方到着する予定だ。今回も一人で新幹線に乗って移動する。前回は折悪く沿線で火災事故があり運転見合わせ、運転再開はしたものの小一時間遅延というトラブルがあった。
 今回も出来るだけ荷物を少なく、である。レンチンランチを済ませたら、いざ、出発だ。
 今日の予定は移動だけ、メインの目的は、明日の午前中の美容院である。

 順調に乗り換え出来て、予約した新幹線出発時間の20分ほど前に乗換駅に到着する。
 寒の最中の京都である。観光の予定は特にない。夫から「折角の京都、せめて初詣くらいして来たらどう?」と言われたが、1泊だし、自由になる時間もそれほど取っていない。出来るだけ体力温存して日々の生活が皺寄らないようにゆっくり出発、早めの到着。明日も出勤の夫よりも早く帰宅出来る予定だ。

 車内でのお供は伊岡瞬さんの「残像」(角川文庫)。
 帯には「誰だ。かつて俺が痛めつけた少年の写真を送りつけてくる奴は。騙し合いに息をのむ著者渾身のサスペンス。角川文庫75周年記念文庫書下ろし 心揺さぶる最新刊」とある。500頁弱。往復で読み切れるかな、と持参した。
 新幹線での2時間足らずは読書に勤しんでいればあっという間。窓際席から富士山が綺麗に見えて、真っ白な冠雪と青空のコントラストが美しかった。西へ向かう新幹線は、夕焼けを追いかけて順調に進む。

 明るいうちに京都駅に到着。移動が負担にならないように(一人旅のネックは専属荷物持ちの夫がいないことだ。)今回も駅徒歩圏内のホテルを予約した。駅前ロータリーは昨秋にも増して多言語が飛び交い、インバウンドで混雑している。

 無事チェックインし(いきなり鼻血が出て焦った。マスクをしていて良かった。)5階のダブルルームに案内された。前回のホテルより若干駅から離れているけれど、以前夫と宿泊したことがある静かで快適なところだ。
 荷物を整理してから、身軽になって旅の特典クーポンで京都タワーの展望室に上り(文字通りおのぼりさんである。)、夕焼けから夜景に変わる時間を暫し楽しむ。カップルや家族連れでかなり密状態。タワーのキャラクターが祀られている神社で一応初詣をして早々に退散。階下のショップで夫の好きなお菓子をお土産に買って、駅ビルで明日お持ちする贈り物を調達。
 前回泊ったホテルのレストランで頂いたセットメニューが良かったことを思い出し、そこで夕食を頂く。スープ、サラダ、メイン、紅茶までゆったりした席で堪能する。
 隣接するコンビニで明日の朝食等を調達してから、ホテルの部屋に戻ってきた。

 まずは母にMeet通話。今日は若い方のヘルパーさんが見えて、お子さんに小物やら何やらお持ち帰りくださったそう。明日は車で寝具などの大物を取りに来てくださるとのこと。また、どうしても手放せなかった私の振袖や、付下げ、小紋やら帯を和裁をされるお友達が喜んで引き取ってくださったという。随分思い切ったものだ。買取業者を呼ぼうかと話していたが、知っている人に喜んで頂けて良かったと。そんなわけで、いつになく人の出入りが多く疲れたようだ。血圧も高いというが、来週の今日は既に新居での朝を迎えていることになる。もうひと踏ん張りである。

 ホテルは今回も温泉大浴場完備。年末年始を返上しての実家断捨離や引越し準備でかなり疲れ気味の身体を癒せるのが嬉しい。
 
 さて、これから大浴場へ行ってリラックスタイムである。今回も京都に一人で来ている、という実感は殆どないが、明日起きて目的地に向かいながら改めて、次回以降もこうして1人で無事に訪れることが出来たらいいな、と思うのだろう。
コメント (2)
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