昨夜もブログアップ後に入浴して、ベッドに入ったの日付が変わってから。日付が変わる前に就寝出来る日の方が珍しいこの頃である。
今日はASHAREさん主催の瞑想ヨーガクラスなので、寝坊はしていられない。お手洗いで目が覚めたらそろそろ日曜日仕様の目覚ましがなるところだった。のろのろとリビングへ移動する。夫が既に起きていて、明日の母の引越しのタイムスケジュール等を確認してくれる。エアコンの取り外しから始まって、取り付け、家具やライト等の配達、NTTの工事、ガス開栓立会等々書き出してみると分刻みである。間取りとレイアウトの図も作ってくれて有難いことである。
朝食を終え、ASHAREさんのクラス開始まで、PC等あれこれ準備。今日も冷え込んでいるが、いいお天気だ。
同時並行で色々処理しているうちに開始10分前ほど前になり、Zoomに入室する。代表のHさん、Uさん、そして既に数名の参加者の方が入室しておられる。
定刻少し前に全員が揃う。Fさんはコロナに罹患して発熱されたとのこと。コロナはまだなくなっているわけではない、と改めて思う。代表Uさんが開始のご挨拶され、バトンが渡される。
今日は2回目以降の参加者の方たちばかり、そして皆さんブログを読んでくださっているので自己紹介はなし。ご挨拶の後、すぐにクラス受講中の注意やクラスの目標、瞑想の3つのステップをお話してからスタートする。初めのマントラを唱え、いつものようにヨーガの智慧をお伝えする。話しながら涙目で涙を拭いたり、咳込んでしまったりとティッシュがお友達で申し訳ない。
正座になって両手を肩の横に広げ、指先を空に向けて猫背になったり背中を反らしたり、胸の前で手の平を合わせて指先をグーっと前にして猫背になったりという直近のオンライン瞑想ヨーガクラスで行い、とても気持ち良かった動きをご紹介する。
続いて閂のポーズのシークエンス。最後はお尻をかかとに降ろし肩を入れて深く呼吸するところまで。ゆっくり呼吸をするも、ガイドをしながら動くと度々咳き込んでしまいそうになるが、なんとか我慢出来た。
帰命敬禮の動きに入る。画面共有でサンスクリット語のマントラを説明した後、動きを簡単に説明しながらマントラを唱えて3セット行う。最後はお馴染み朝ヨガの、前後、左右、回旋の3つの動きをご紹介する。
楽な姿勢の座位に戻り、自律神経を整えてくれる片鼻呼吸法へ。そのまま自然な呼吸でお休みして頂きながら、プラーナが出入りするのをイメージして瞑想。寝転がってシャヴァーサナに。ガーヤトリーマントラを唱え、リンを鳴らして覚醒に導く。伸びをして脱力して頂いた後は、両手を腿の後ろに添えて反動でコロンと起き上がったら、一息ついてから楽に座って頂く。締めのキールタンは、私が大好きな神様ガネーシャのジャヤガネーシャだ。
予定より2分ほど前にクラスを終える。若干のお手洗い休憩を挟み、お喋り会スタートだ。
初めてお会いする方もおられるので、自己紹介と今日のクラスの感想、今年の抱負等を、との前振りがある。
まずは、久しぶり参加されたUさんから発言。久しぶりで、改めて初心に戻り、(私の)一言一言がじわじわと沁みた。ヨガはいいな~と思い、普段伸ばせない固まっていた所が伸ばせ、呼吸が心地よく安定出来た。忙しいと呼吸すら出来ない。一人で出来る筈のことも、ガイドを聴きながらだととても心地良く出来た、とのこと。嬉しいお言葉だ。
続いてFさん。リアルクラスの時から参加して頂いており、今は福島県で復興支援のお仕事をされて4年になる。15年前に初発、6年前に再発したが、今はホルモン治療のみで副作用なく元気にされている。1月に参加出来て良かった。ヨーガはこういうもの、というお話が良かった。
片鼻呼吸で左の鼻の通りが悪いのに気づいた。実は両鼻で呼吸をしていなかったようだ。今年は仕事をもっと頑張っていきたい、とのこと。素晴らしい。
Kさんは、(私が)咳で体調が優れない中、素晴らしい時間を有難うございます、との発言。自分で出来ることでも誘導してもらえると染み渡り、身体を意識して動けるので嬉しい。凝り固まっていた身体が動いた感じ。前より呼吸しやすくなったというガイド通り感じ取れた。以前より心の声や身体の状態を聴けるようになった。
月1回、こうしてガイドがあって身体と向き合えて貴重だ。ガネーシャのキールタンはエネルギーに満ちた感じで心地良かった。東京から参加されており、3年前既に骨転移して発覚。2年間分子標的治療薬やホルモン剤治療をしてきたが、今はホルモン治療だけで1年過ごし上手くいっているとのこと。何よりである。
もう一人のKさんは2回目の参加。1回目から大分間が空いてしまったが、メンタル面で色々あって落ち着かなかったとのこと。年末から短時間で仕事に復帰し、治療だけの1年だったのが、普段の生活に戻ってきて、心が落ち着いてきた。
今日のラストのガネーシャキールタンは歌詞もジーンと来て胸に沁みた。片鼻呼吸は他のクラスでもやったが、PETでの待ち時間等にもやってみたら落ち着いたので、良いことが判った。これからも毎回参加したい、とのこと。有難いことだ。
一昨年12月、初発で縦郭リンパ節転移等が発覚し、1年間抗がん剤、手術、ホルモン剤治療を経て、今は分子標的治療薬を服用中。これから長い道のりになるが、(私の)ブログを見ると、日常の中に治療があるので、残りの人生が治療だけにならないようにと思う、とのこと。もちろん!である。
Sさんも昼ヨガに2回目のご参加。昨年4月、骨や肝臓転移で発覚し、5月から抗がん剤治療。ショックが大きく、(私の)ブログでアドバイスを貰い、今はようやく心が落ち着いてきた。年が変わり、目標は旅行にも行きたい、活発に楽しみたい、とのこと。
4日にエンハーツ治療をして今日が10日目、5,6日寝ていたので身体も動かせなかったので、伸びて気持ち良かった、とのこと。きついエンハーツ治療を新年早々から、本当にお疲れ様である。先般の能登地震の隣県にお住まいで心配だったが、津波が30cmだったそう。ご無事で何より。
代表のUさんから何か訊きたいことは?との振りがあり、副作用を軽くするには筋肉があった方が良いとのことだが、何も出来ない時、筋トレはどうしたら?とSさんから。
Uさんは以前開脚前屈で顎がペタリとつくようになったとのことだが、今年は四股を踏むことが目標だそう。箱脚が一回でもできると良いとのこと。
私自身なかなか筋トレは出来ないが、均整術の師匠からはスクワットがいいということ、そしてヨガクラスのスタジオに通う時も車ではなく徒歩で通う方が良いと言われたことをお話した。
ここでKさんから乳がん患者向けのエクササイズのYouTubeご紹介があった。今度覗いてみたいと思う。もう一人のKさんもご存知だったよう。Kさんは分子標的治療薬の副作用でお悩みのようで、以前同じ薬を飲んでおられたもう一人のKさんとの情報交換をされていた。こういう時間、何より貴重である。
ということで、新年早々盛り上がったお喋りタイム。あっという間に定刻を過ぎ、名残惜しく皆さんをお見送り。終了後は代表のお二人と2月のクラス日程調整を行って、退出した。
部屋を片付け、着替えを終える。夫と2人で簡単に冷凍麺ランチを摂り、明日がいよいよ引っ越し当日の実家に向かった。
明日、ご近所にご挨拶に伺う手土産等を調達する必要があり、新居の鍵の受け渡しもあり、でタクシーで直行せず、久しぶりに電車を2回乗り換えてちょっとお出かけ気分で向かった。
途中乗換駅のコンコースで能登半島地震の義援金を募っていたので、夫とともにお札を入れる。気になっていたのでほっとした。
駅前のショッピングモールでお菓子等を買い求め、新居となるサ高住のフロントでご挨拶方々新しい部屋の鍵を2つ受領し、新居をチェック。テレビ線等の位置を確認すると、これまで考えていた家具のレイアウトが難しく、見直す点も出て来た。夫が作ってくれた部屋のレイアウト図を入口の壁に貼って、引っ越し業者がスムーズに荷物を配置できるように整えた。
そして実家に到着。母はなんだかしょぼくれた顔をしている。何の役にも立たないので、ガレージに置いてあるごみ袋の位置をずらして持って行ってもらいやすいようにしたら、疲れてしまって腰が痛くなったという。もう余計なことをしないでじっとしてくれていてよいのに、である。
さて、今夜から明日にかけて使わない衣類や洗濯用具、食器等をどんどん段ボールに詰める。そして、最後の砦、桐たんすの中の着物の類である。私の成人式等の高価なものは引き取ってもらったというが、それ以外のモノ(ウールの着物や浴衣、帯、小物類)はまだそのままぎっしり詰まっていた。私の七五三の着物もそのままだった。もうお疲れ様、ありがとうでいいよね、と納得してもらって(本当は心底納得しているかどうかわからないが)「ありがとうございました」と言いながら可燃ごみの袋に全て詰めた。
洋裁学校の卒業証書を持って写真撮影もして、これらともお別れだ。
20個が目標だった段ボールは既に23個ほどになってしまった。明朝、お風呂道具等を詰めたら最終的には25個以上になりそうだ。
とはいえ、この1か月間、この体調にも拘らず本当によく頑張った。ここまで来られて、感無量だ。
ということで、今日は3時間ほどの作業でとりあえずの目途がついたので、無理をしないで明日に備えて早めに終え、夕食に出かけることになった。
何を隠そう、今日は34回目の結婚記念日である。昨年から何度か覗いたものの、予約で一杯でなかなか入れなかったイタリアンレストランに行く。珍しく予約なしですいっと入れた。昨日までは忙しかったようだが、今日はびっくりするほど暇だったとのこと。1組だけ先着がいて、奥の4人テーブルに通された。
父が存命の頃にも何回か来たけれど、久しぶりだ。夫は白ワイン、母と私はブラッドオレンジジュースで乾杯。前菜、とんでもなく美味しいペペロンチーノ(カリカリ熱々のローストガーリックと鷹の爪のソースを目の前で和えてくれる)とモッツァレラとトマトのパスタ、お肉料理(普通は鶏肉はパスの夫が、珍しいことにお腹一杯で食べられなかった私の分まで引き取ってくれた。)、デザート盛り合わせは「実は今日は結婚記念日です」と口を滑らせたら、大きなプレートにHappy Anniversaryとブルーの字とハートで飾って頂いて提供された。
ポットのレモンティーを美味しく頂き、お腹一杯。このところ昼も夜もファミレス続きだったが、久しぶりにゆっくりと美味しいお料理を頂き、生き返った。
驚いたことには、オーナーのお父様が、母が今度入居する部屋のウェイティングを見送ったとのこと。市内の一軒家に一人暮らしだそうだが、もう少し頑張ると決断されたよう。娘さん(オーナー)は心配なご様子だったが。もしこのお父様が入居を決められたら、母には順番が回ってこなかったということだ。ラッキーというか、こんなところで繋がっていたとは、である。
そして、母が通っているマッサージでオーナーの奥様とはよく顔を合わせていた様子。新居の目と鼻の先なので、これからもお世話になります、とお店を後にした。
実家に戻り、明日朝やることをチェックして、タクシーで帰宅した。順調で20分かからず思いのほか早く帰ってこられてほっとした。咳は相変わらず出るけれど、なんとか踏ん張っている。朝のヨーガクラスから始まってちょっとハードスケジュールの1日だったけれど、達成感のある良い結婚記念日になった。
明日も長い一日になるだろう。もうひと踏ん張り、である。