ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.1.22 非日常の心の洗濯の後は現実へ

2024-01-22 23:05:02 | 日記

 昨夜はブログ記事アップ後に、都心の夜景を見ながらビューバスにのんびり浸かる。ベッドに入ったら、もう眠くて眠くてそのままコテン。部屋が明るい中でも夫がお風呂から出てきてもしらんぷりで眠りに落ちた。
 今朝、平日仕様のスマホアラームが鳴るまで一度も目覚めることなくぐっすり。7時間連続して眠れた。夫がまだ寝ているので、ベッドの中でお行儀悪くスマホをいじっているうちにBS朝ドラの時間になる。目覚めたらしい夫が部屋のカーテンとブラインドを開けると、外は青空、日差し溢れるいいお天気だった。

 ドラマを視た後は、母にMeet通話。サ高住への引っ越しから1週間。ようやく朝早く起きられて、洗濯機を廻し終えたところだという。ベランダの物干し竿の高さを合わせられていないのと、旧家で使っていた洗濯かごがあまりに残念で処分してしまい、先日私が新しいものを買いそこなったので、干すのにどうしようかと思っているとのことだった。
 週末には買って持っていくし、竿も夫が直してあげるというので、少し我慢して頑張れと伝える。今日はデイサービスで、あと1時間半以内にはお迎えが来るとのことだった。引っ越しの段ボールのごみの搬出も夜間窓口の男性が外に出してくれるということで調整がついたらしく、ほっとしていた。とにかく気が小さいのであれこれ必要以上に思い悩むのである。夫は、段ボールのごみ搬出の日には、朝早く出向かけなければならないかと思っていたという。

 そして浴槽足湯。世の中は月曜日、週の初め、オフィスに向かって通勤する人たちの姿が27階の窓からは豆粒のように小さく見える。
 さて、階下のレストランに降りて、楽しみにしている朝食だ。今日も水辺に面した窓際の席に案内された。これ迄は和食セットにしていたけれど、今日はアメリカンブレックファストをチョイス。夫はハーフブッフェを選んでいた。
 私は席で動かずにお料理が届くのを待つ。ヨーグルトにフルーツ、サラダとペパーミントティがポットで届く。ふわふわオムレツにはチーズとトマトも入れて頂いた。ブレッドバスケットに入った焼きたてクロワッサンやブリオッシュもエシレバターをたっぷりつけて、その美味しいことといったら。幸せな非日常である。
 それなのに情けないことに、何やらお腹が小さくなってしまって、完食出来ない。パンは夫が1:3の割合で引き取ってくれた。メインもヨーグルトも半分ほどでギブアップ。かろうじて小さなグラスのグレープフルーツジュースは飲み切って、フルーツだけは完食した。これが年を取って食が細くなるということか。お腹は空いていて朝から快便だったし、咳も殆ど出ないし・・・なのだけれど、どうもすぐにお腹一杯になってしまう。
 
 部屋に戻って食休み。お腹が一杯になるとまた眠くなってしまう。夫はiPodを部屋に置かれているBluetoothスピーカーに繋いで音楽を流している。ウトウトしながらあっという間に小一時間。チェックアウトまで2時間もない。

 お散歩方々毎度おなじみの和菓子屋さんまで繰り出した。階下のギャラリーでは羊羹すごろくが開催されていた。以前来た時はかき氷展だったね、と季節の移ろいを感じる。夫の好きな季節限定や赤坂店限定のお菓子を買い、母にもお土産を調達してお店を後にした。
 そして向かいの豊川稲荷へ。ちょうど例大祭の日に当たっており、昼休みなのかサラリーマンらしい人達の姿も多々あり、本殿には赤い提灯が沢山飾られており、弁天様でお金を洗う人たちやら何やらいつになく賑わっていた。2人並んで参拝し、のんびりホテルに戻る。

 平坦な道や下りの階段等は全く問題なくいくらでも歩けるのだけれど、ぱっと見は平坦でも上り坂だとびっくりするほど簡単に息が上がる。登り階段は前から感じていたが、こんな坂くらいで・・・と思うとなんだか滅入る。でも事実なので、仕方ない。
 時間をかけて深呼吸をしながら歩く。少し負荷がかかると咳も出るし、胸痛も出る。悪循環だ。こんな時に路上喫煙の人にすれ違ったりするともう最悪。
 登り階段は端から避けて、遠回りのエスカレーターで日枝神社まで。こちらも朱印帳やお札を頂く人達で境内は混雑していた。私は10日ほど前に京都で遅い初詣を済ませたが、夫はまだどこにも行っていなかったので、気になっていた模様。ひとまずお参りが出来て良かった。いつもは先のことをあれこれお願いするのだけれど、今回は超現実的に今の体調不良の復調を願う。

 そのままホテルに戻って部屋で荷物をピックアップして、ラウンジに移動してチェックアウト。窓の外はいい眺めだ。カフェラテを頂き、お支払いを済ませる。離れがたい非日常である。堪能しました、ずっと忙しかったので・・・また伺います、とお礼を言ってエレベーターのお見送りを受けた。

 さらにしつこく階下のラウンジでお茶。いつものお抹茶とドライフルーツの羊羹のセットを頂く。昨日頂いた上生菓子と同じ御用達のお菓子屋さんのものだ。とても美味しくて、いちじくは苦手な私なのに頂けてしまう。それでも1:3で夫に1切れ渡すことは忘れずに。
 名残惜しくホテルを後にして、ぶらぶらと地下鉄の駅まで歩く。次回はこんなところでお昼を摂ろうか等とお喋りしながら、また別の老舗和菓子屋さんでひっかかって夫の好みの鶯餅や花びら餅を買い足す始末。

 ターミナル駅に到着し、百貨店で私はサプリを、夫は果物を買いに走って予定より1台早い特急に座って帰ることが出来た。夫が一足先に席を取ってくれていて有難かった。結構な大荷物になっている。
 最寄り駅に到着し、スーパーで今夜のお惣菜を買い、夫は帰宅し、私はヨガスタジオで岩盤浴タイムへ。

 最初は貸し切りだったが、途中でお2人入ってきて3人だった。少しだけセルフプラクティスをしたけれど、全て座りポーズと寝ポーズだけ。ゴロゴロウトウトしながらしっかり汗をかいた。気づいたらお昼抜きで空腹だったせいか、ちょっとのぼせたほど。
 外に出るとやはり雨がぽつぽつ降り出していた。折り畳み傘は昨日に続いて活躍だ。

 帰宅すると、今月2回目のお花が届いていた。
 夕食は夫がスーパーで調達した天婦羅を使って鍋焼きうどんを作ってくれていたので、有難く頂く。
 あれこれ片付けた後、お花の始末。濃淡のピンクと黄色のガーベラが合わせて5本、ピンクと黄色のチューリップ、オレンジのキンセンカ、菜の花がそれぞれ1本ずつ。まだ寒中で、これから立春までが1年で一番寒い季節ではあるけれど、ガラスの花瓶の中には早くも春がやって来た感じ。花言葉はそれぞれ「希望」、「博愛」、「忍ぶ恋」、「快活」だそうだ。
 
 ようやくリビングに座ったと思ったら、母からMeet通話がかかってきた。今朝連絡したので、夜の定期便はもういいかな、としないでおいたら、何やら朝私が電話をしたのをすっかり忘れて(あんなに話したのに・・・)しまい、電話が来ないのは引っ越し疲れで夫と私が疲れてダウンしたのではないかと勝手に心配して、いても経ってもいられなくなり、挙句の果ては息子に電話をしてしまったそうな。それを伝えるために私に連絡してきたらしい。
 私が電話を取るや否や、母の電話を受けた息子から夫の携帯に「何があったの」と連絡があったようだった。
 それにしても、引っ越しのゴタゴタで疲れているのは分かるけれど、今朝の電話を忘れるとは相当混乱している・・・のか、いよいよちょっと呆けてきたのか・・・微妙なところである。

 買い求めた和菓子とお茶で一服。
 明日は夫は出勤。私は1か月ぶりで瞑想ヨーガ指導者養成講座ステップ2の初日受講の予定である。

 
 
コメント
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