ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.1.12 本日も実家詣で 女工哀史並み13時間労働

2024-01-12 23:50:29 | 日記

 昨夜もブログアップ後、入浴してベッドに入ったら日付がとうに変わっていた。今日は午前中、実家でセキュリティ会社の工事があるので、ゆっくり寝てはいられない・・・筈だった。
 いつも通りのスマホアラームが鳴り、ちょっとウトウトとしたらBS朝ドラが終わった時間。あと1時間したらタクシーを呼んで実家に向かわなければならない。

 なのにすぐに起きられずグズグズ。朝ドラが始まって慌ててリビングへ。夫も起きていない。最低限の朝食の支度をしていると夫が起きてきた。とりあえず急いでお腹に入れて、身支度をし、タクシーを呼ぶ。セキュリティ会社の到着予定時刻より10分ほど前に実家到着。
 ちょうど年配のヘルパーさんが来てくださっているところだった。遅れていらしたのでまだ来てすぐだった模様で、お風呂を掃除してくださっていた。

 とりあえずご挨拶して、引っ越し準備と断捨離作業開始。かなり片付けて処分出来るものは処分した筈なのに、なぜかまた何となくわらわら湧いてきている感じがする。
 夫は仏壇廻りを片付けてくれている。私はそれ以外のあちこちに散在している書類やら何やら。ちょっとした台の下に突っ込んであるもの、棚の上にとりあえず、と置き続けて埃を被っているものがこれでもか、という位出てくる。心が折れそうになるが、とにかくやるしかないので、黙々と。

 ところが、約束の時間から小一時間経っても工事の方が見えない。心配になって電話をする。電話に出た方が確認後、暫くして折り返しがあった。手違いがあり、工事の方の手配が出来ていないとのこと。そうはいっても今日工事ができないと引っ越し当日のドタバタにこの工事が加わり、コントロール不能になりそう。
 午前中が無理なら、午後、サ高住での契約手続きが終了した夕方からでもよいので、と譲歩して返事を待つ。その後、今契約している見守りフォン回収の方だけが見えて引き渡す。昼前に再度電話があり、夕方、工事に来られることになったとの顛末。ひとまずほっとした。それにしても、すっかり安心していたが、昨日のうちにダメ押しの確認しておくべきだったと反省。

 ピンポンが鳴る。お花のお届けだ。母は「あら、今月キャンセルしていなかったかしら?」みたいな無責任なことを言う。さらに次回2週間後のお届け時には引っ越していることも連絡していない。その場で私から新しい住所を書いて、とりあえず事なきを得た。
 続いてピンポン。今度は生協のお弁当宅配が来る。こちらは来週からは新居に届けて頂く手筈が済んでいる。
 そんなわけで、午前中3時間集中して荷造りと処分のごみ袋を作れた。昼食に出る方々サ高住の内装が終わったとのことで、最終の内見に向かう。サ高住に一番近いレストランに行くと、なんと臨時休業。やむなくいつものファミレスへ。ここ1か月で何度通ったことか。それぞれ好きなランチを選び、30分ほどの時間、忙しなくかきこんだ。

 内見約束の時間まであと数分。私だけ速足でサ高住フロントに到着して時間を繋ぎ、夫と母はゆっくり歩いてきてもらう。
 ハウス長さんと今日の担当の職員さんにご挨拶し、内見。9日にハウスクリーニングや内装が全て終わっている。昨年11月末、前に住んでおられた方が引越しした直後の部屋を見せて頂いた時とは見違えるように、どこもかしこも綺麗になっていた。そして「15日に入居予定」と母の名前が貼り紙してあり、ウエルカム!という感じが有難かった。さらには既に表札までかかっていた。素晴らしい。
 持っていく家具の大きさ等も夫が確認してくれて、なんとか収まりそうでほっとする。

 この後は2時間の予定で契約手続きに入る。相談室に入り、ハウス長さんと入居者本人の母、保証人の私が座る。夫は別の用事で席を外す。2時間もかかるのかしらと思ったが、とにかく書類が多く、説明だけでかなりの時間。途中でウトウトしてしまう入居者もいるという。高齢ならやむなしだろう。

 母は眼鏡を忘れてきた、と言っても仕方ない言い訳をするが、とにかく自分の名前だけ自筆してもらい、後は全て私が書いた。母はその横で、こともあろうに勝手にお喋りをし始めるので、気が散って母の住所の部分を自分の住所を書きそうになったり、トホホであった。
 狭い部屋でマスクをして3人で顔を突き合わせているので、酸欠状態。途中で換気をして頂き、マスクを外させて頂く。
 火災保険の手続き等も電話で行い、2時間近くがあっという間に過ぎた。入居後提出する書類や払い込み等の説明も受け、まだまだやることは山盛り。夫が用足しから帰ってきて、鍵を持って一足先に作業に戻ってくれていた。

 母と一緒に帰宅すると、家の前にセキュリティ会社の工事車が停まっていた。約束の時間より小一時間早いが、訊けば「営業担当と合流したら伺います」ということで、昼前に言われた時間より30分ほど早い時間で工事が始まった。
 見守りフォンから防侵入、防火のプランに替えた工事が無事終了。

 その間、私は新居の電気、ガス、水道の新規契約、NHK住所変更等の手続きで電話から離れられなかった。電気だけ何やら何度も住所を言わされてやけに時間がかかったが、それ以外は10分もかからず無事終了。それにしてもネットで手続き出来ないから電話をしているのだけれど、マニュアル通りに自動音声でネットからの手続きが便利です、などと繰り返して言われるとイライラしてくるし、高齢者はどうしたらいいかわからないだろう。
 
 夫が食糧庫等も整理してくれて、私は台所等にある書類やあちこちに散在して残っている不用品をまとめて処分しながら歩く。
 あっという間に8時になる。空腹だし、疲れたし、そろそろ夕食に行かないと、と3人で家を出た。ショッピングモールの和食処に行くと、2月初めに閉店だそうで、今夜は予約の方だけ、という看板が出ていた。では、と奥の中華料理店に行った。ここは初めてだったが、当たりで麺も主菜も副菜もどれも美味しかった。

 実家に帰ったら既に9時半近く。タクシーを呼んで帰宅した。順調で20分もかからずに帰宅出来た。朝、家を出てから帰宅するまで実に13時間を超えた。もう女工哀史状態である。
 明日は体力温存のため、1日休ませてもらう。明後日は、午前中瞑想ヨーガの講師を務めた後、最後の詰めでもう一度午後から実家詣で。この日は夜遅くなるのを覚悟で、翌日の引っ越し当日に備える予定である。
 
 びっくりするほどアドレナリンが出ているので、思いのほか頑張れているけれど、終わったらがっくりきそうでちょっと心配である。そして夫も本当に頑張って付き合ってくれていて、頭が上がらない。
 あんなに不用品で溢れていた実家が、かなりスカスカになった。引っ越しだけ、ではなくて断捨離もかなり進んで少し気が楽になった。

 ハウス長さんの話によれば、旧居からあれもこれもと持ち込んだものの、残念ながら新居に入り切らず、結局捨てるという方が結構いらっしゃるらしい。そうならないように、出来るだけシンプルに身軽に引っ越してほしい。
 いつもいつもとりあえず、とどうでもいい物を家に入れて、そのまま放置していたら、今迄よりずっとコンパクトは新居はあっという間にモノに溢れた今と同じような末路を辿るだろう。
 今回の引越し、片付けで母がどのくらいそのことに気づいてくれているのか甚だ不安ではあるが、とにかく私が今、出来ることをやり切れば、今回の引越しに関する役割は終わりかな、と思う。
コメント
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