野球教室と言うと、どうしても近隣のクラブチームと同じように考えられてしまいます。
時間のある大人が、自分の趣味の一環として子供を集めて野球を楽しんでいる。
建前は「子供の為に」では有るものの、その実態は子供以上にチーム運営者が試合に勝ちたいのではないか、または彼に任せればこのチームは強くなると言われたいのではないか。
確かに塾長の目から見ても、悲しい事にそのようなチームで大人の犠牲?(玩具とも言う)になっている子供達がいるのは事実だと思います。
Hei成塾はクラブチームと比較した時に、最も大きな違いは練習時間の短さ。
他のクラブチームが毎週末や果ては平日に至るまで朝から晩まで練習しているのに対し、隔週土曜日の午前中だけと言う時間の短さです。
しかも、その大半は礼儀作法に費やされる事もしばしば。
誰かの作文にも有りましたが、練習中はほとんどグラウンドを走っていただけなんて事も多々有ります。
けれどHei成塾に通う塾生は、きちんと野球が上手くなり、楽しいから通うと言ってくれるのです。
では他のクラブチームと何が違うのでしょう?
一番の違いは指導陣の考え方でしょう。
指導陣に加わって頂く際に、必ずお願いする事が有ります。
特に野球経験者には強くお願いする事柄です。
まずは自分達がやって来た事を疑って下さい。
今まで自分達がやって来た練習が本当に正しかったのか。
その練習が何に役立ったのか。
どうして自分は出来るようになったのか。
客観的に振り返る事で、本当に必要だった練習、全く意味を成さなかった練習が区別されるようになります。
その上で、現実をきっちりと把握する事です。
この子供に正しいフォームで投げさせたい。
それには何を教えなくてはいけないだろう。
どうすれば、この子供はそれを意識するようになるだろうと言う方法論に発展します。
現実をきっちりと把握する事で、目的が出来、方法論が作られます。
これは子供が10人いたら、10通りのやり方で進められます。
ですからHei成塾の練習中は、失敗した事により怒鳴られる子供がいないんです。
その子供の失敗は指導の間違いに繋がる訳ですから、本来怒鳴られるのは指導陣でなくてはいけません。
これを続ける事により、子供達は自分の変化に気が付き始めます。
それは野球の技術は勿論、考え方が変わると今まで見えなかった物が見えるようになって来るんですね。
ですからHei成塾の指導陣は、子供達一人一人の性格は勿論。
その子供に何を言えば動くようになるかまで把握しています。
何度もやらせれば、その内に出来るようになるだろうなんて教え方はしないんですね。
Hei成塾に指導者が大勢必要な理由が、少しはお解かり頂けたでしょうか?