インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

楽しさの前に

2007年01月15日 | 歴史
塾生にHei成塾の感想を聞くと必ず答えるのが。
まず「厳しい」、そして次が「楽しい」。

そうなんです。
Hei成塾では必ずこの順番なんですね。
このように言えと教えた訳では無いのですが、塾生の誰に聞いてもこの順番で答えます。

では塾生達が厳しいと言っている理由は何でしょう?
ずばり。
練習が始まると休む時間を与えません。
ケジメをしっかりとつけさせるんですね。

これって簡単なようで意外と難しい。
指導陣の企画力に大きく左右されます。

では、その厳しいと言われる練習のひとこま。


寒い朝はこれに限ります。
全員でベースランニング練習。


まずは1塁までの全力ダッシュ。

何度も何度も繰り返します。


低学年だって同じ回数を行います。

上級生より時間はかかりますが、これでも全力疾走です。


もたもたしてると次が来ます。

一瞬たりとも気を抜く事ができません。


単に走っているだけでは有りません。

最初の何歩でトップスピードに乗るか。
ベースの何処を踏むか。
ベースを踏む時の姿勢を低く。
ベースを通過時のスピードはどうか。


1塁までのダッシュが終わると、今度は2塁まで。

直線ダッシュと違い、腰を落とさないと曲がる所でスピードが落ちます。


疾風のように1塁を駆け抜けます。

曲がる所でスピードを上げながら、立っているコーチの前を通らなくてはいけません。


束の間の待ち時間に息を整える塾生達。

けれど・・・


その時間すら無駄にはしません。

全員腕振りと腿上げ開始~
ひぇ~ ぜいこ ぜいこ・・・・

もっと高く~っ! もっと速く~っ!


お前ら、もっと高く上げられないのか?

あの・・・ 塾長、足・・・ 上がってませんけど・・・・
なにを~っ! 回って来~い!
ひぇ~・・・・


ベースの脇に立つ鬼コーチ。

特に使う訳でも無いのに、何故かバットを持っています。
これだけで塾生達の走る速度が変わる?


塾長・・・ もう充分に温まりました。

やかましぃ~っ!
ひぇ~・・・・


次はみっつ~っ! 

みっつとは、野球用語で3塁まで行けと言う意味。
単純計算でも本塁から3塁までは69m。
約70mの曲線ダッシュ。


びえっ~ ・・・・  辛い~っ ・・・・

塾長まだ走るんですかぁ?
やかましぃ~っ!


子旦那~っ! ポワワンに抜かれるぞぉ~っ!

いや~っ! 来ないでぇ~っ


腕の振りが欽ちゃん走りから、まともになりだしたケイゴ。

走るだけで笑いが取れなくなった分、走るのが速くなりました。


だんだんと着ていた物を脱ぎだす塾生。

写真だけ見ると、ほとんど春を迎えたよう。


続いて本塁までのダッシュ。

ベース1周は最短を計っても92m。
これを繰り返すので、完全にアゴが上がっているプリ。


万が一、後ろの塾生に抜かれたらグラウンド1周。

お陰で誰も手を抜かずに全力疾走を繰り返します。


あばさきコーチから逃げる主将。

あばさきコーチは、このたった1回のベーランで筋肉痛になりました♪


塾生の体力恐るべしっ