インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

冷える暇なぞ

2007年01月25日 | 歴史
せっかく暖めた身体も、寒風の中では30秒も有れば冷え切ってしまいます。

汗をかいた後に身体を冷やすと、それこそ芯から冷えてしまうので風邪や故障の原因にもなってしまいますね。
ここで最も気を使わなくてはいけないのは、練習の時の待ち時間。
ノックの順番を待つ際に、如何に身体を冷やさないようにするかが大切です。


外野から見たノッカー。

遥か向こうからの打球は、2秒から4秒でここまで到達します。
打ったと同時に打球を判断し、落下地点まで正確に移動しなくてはなりません。


打つと同時にスタート。

もはや練習の成せる技でございます。


こうして、ノックを受けている塾生は良いのですが、順番待ちの塾生は身体が冷えますね。

そこで・・・
ちょっとボールを捕りそこなったら「回って来~い」。
ワンバウンドの所をツーバウンドにしたら「回って来~い」。
送球が逸れると「回って来~い」。
カットの声が出て無いと「回って来~い」となる訳です。
ほとんど言いがかりの世界 【・_・?】

言われた塾生に拒否権は有りません。
そうで無くとも走らされる事に何か思い当たる事が有ります。

まあ、お陰で走る走る。
ノックを受ける度にグラウンドを走らされるものだから、それこそ身体の冷える暇なぞ有りません。


このように綺麗なキャッチングをしたとしても・・・・

今のはオーライの声が聞こえなかった。
送球まで時間がかかり過ぎる。
それで良いと思ってるのか?
ええ、難癖つけてますよ。 何か?

塾生はノックを受ける。
優しい注意を受けてグラウンドを走る。
戻って来たらノックを受けるの繰り返し。


それで無くともノックを受ける時には全力疾走の繰り返し。

ゴロの時には思い切って前に突っ込みます。


ダッシュが遅~い。
回って来~い。
恨むなら寒さを恨んでね♪


前があると思えば、今度は後ろ。

以前の練習の成果が発揮されます。

外野が後ろに下がると、カットマンも同時に外野手を追います。
カットマンが動いて距離を調整する事により、ボールが素早く返って来るんですね。


それでも外野手がボールを逸らしたり、間を抜かれた場合にはカットマンが外野手の元いた位置辺りまで追って来ます。

カットマンがここまで追って来ると、正確で素早い返球が難しくなるので、既に第二カットが内野で準備をしていますね。

ボールの判断で、順番を待っているカットマンがすぐに飛び出してサポートするのです。


これはいくら何でも前すぎませんか?

必死に前進する外野手。

ノッカー、ちゃんと打って下さいよぉ・・・
なにをー?
回って来~い。
ひぇ~・・・


この日、既に何周走らされたか解らない主将。

主将でこの有様だから、他の塾生に至っては足がパンパン。





この練習中に、誰も寒いとは言いませんでした。