午後、S建さんのオフィスで打ち合わせ。今日は2時間だった。
●外壁
先日の打ち合わせで大まかなところを決めて、サンプルを取り寄せてあったので、今日はそれを見て本決め。サイディングは白、瓦はマットな黒、ガルバリウムはシルバーメタリックになった。最後はサンプルを屋外に持ち出して眺めてみたのだが、室内で見るのとはけっこうちがうもんだ。玄関扉は、取り寄せた色見本がカタログから想像していた色とかなりちがったので、YKKの色見本を取り寄せてもらうことに。決定は来週に持ち越し。
それにしても、わたしの最初の考えは機能さえよければということで、全部ガルバリウムにするつもりで、あまり外観を気にしていなかったのだが、いつのまにかサイディングや瓦も使うことになっていた(笑)。意外にかっこいい外観になりそう。
●床材
床の色はキッチン扉の赤に似合う濃い色で行こうということになったが、見積もりで入れてあったグレードには中途半端な濃さの色しかないので、1階の床はそれより上のグレードに変えることになった。約5万円アップの見込み。階段は、床と同じ色で、けこみを白にしたいと伝えたら、おっ、それはセンスいいですよと言われ、わたしの希望を取り入れることになった。
●コンセントの位置
先日もらった配線図で、変更してもらいたいところを伝えた。
あわせて、ケーブルTVではなく、アンテナから線を引いてもらうように。
(アンテナは美観を損ねるからお好きじゃないでしょうと言ったら、そうでもないですよというお返事)
屋外人感センサーライトの位置についても打ち合わせた。
システムキッチンがいくら高くなるか、まだ返事が来ていなかった。
防犯ガラス無料アップグレード・キャンペーンが使えるかどうかの返事もまだ。
両方ともけっこう気になる。
明日の打ち合わせで、もうひとつ変更をおねがいしようと思っていることがある。それは、洗面化粧台の収納部分について。ショールームで開き扉のタイプを選んだのだが、オールスライドタイプに変えることにした。
ショールームの人は、引き出しはパイプのせいで奥行きが浅いし、大きいバケツなども入る開きがぜったいおすすめですと言ったのだが、じつはS建の社長さんはその時引き出しのほうがいいとおっしゃっていたのだ。
家へ帰って、カタログを見ながら使い方をシミュレーションしているうちに、引き出しのほうが収納に便利だと思うようになった。いやー、やっぱり社長さんの意見は正しかった。気づくのがおそくてごめんなさいねっ。
先日、行きつけの家電ショップへ寄った折に、店長さんと話していてケーブルTVの話になった。今住んでいるところは、地デジになったら映りが悪くなるので、ケーブルTVに加入しなければならなくなるということは前から聞いていた。それほど離れていない引越し先も同じだろうと思って、当然のようにケーブルTVに加入するつもりでいたのだが、なんと、そちらはアンテナできれいに映るという。
たしかに、ここは東から南東にかけて山にさえぎられているが、引越し先は南が開けている。そして電波の中継所は南にあるのだ。当然気づくべきだった。店長さんによれば、最初にアンテナ(地上波とBS)の設置費用がかかっても、ランニングコストが低いから、数年で大画面テレビが買えるほどの差になるのだそう。ついでに、工務店でアンテナを設置してもらうのとどちらが安いかたずねたら、もちろんうちです、という返事だった。
商売人だからそういう返事になるのは当然のように思えるかもしれないが、じつは、この店長さんの電化製品についてのアドバイスを、わたしは100%信頼している。このブログで、S建の社長さんの助言を頼りにしていると何度も書いている上にこんなことを書くと、わたしはだれでもすぐ頼りにしてしまう人間に見られそうだが、S建の社長さんに出会うまでは、この店長さん以外にそれほどまでに信頼するアドバイザーはいなかった。お店でセールストークを聞いても、まず鵜呑みにしたりしない。じっさい、この店長さんにしても、何年もの積み重ねがあって今の域に達したのだ。
さて、あさってもう一度S建さんのオフィスで打ち合わせがあるが、この変更はどう受け止められるかな。S建の社長さんは、美観の点からもケーブルTV派みたいだし。
朝10時にS建さんのオフィスへうかがい、社長さんといっしょに岐阜市のトステムのショールームへ出かけて説明を受けたあと、オフィスへもどって主任さんを交えて打ち合わせ。終わったのは4時半だった。なんと6時間半。途中、「こじゃれた日本料理店」(社長さんによる描写)でお昼をごちそうになった時間も含めて。
今日の打ち合わせは待ち遠しくはあったのだけど、心配でもあった。問題はシステムキッチン。松本建工がトステムと提携している関係で、FPの家でトステムを入れると値引率がよくなるため、キッチンやバス、洗面台などをトステムにすることは了解事項だったのだが、見積もりで組んであったプラータという普及タイプには、わたしの希望する赤い扉がなかったのだ!
赤い扉にしようと思うと、上級グレードであるクレディアに変えなければならない。プラータをクレディアにした場合、どれくらい費用が増えるのだろう。もしあまりにも高いようなら、赤い扉はあきらめなくてはならない。断熱材は別として、設備でわたしが何よりこだわったのがキッチンの色だったので、今日の見学の結果がすごく心配だった。
結果は、なんとかクレディアにすることができそう! クレディアの値引率はプラータとちがううえ、ショールームではそれが出せなくて、松本建工経由で正式な金額を知らせてくるそうなので、現時点で正確にいくら支払いが増えるのか不明だが、本体の差額は20万円ほどですむらしい。でも、オプションで増える分があるので、もちろんこれだけでは収まらないが。
そのひとつは、カウンター。赤でいけそうなのですっかり満足してしまったわたしは、カウンターはステンレスにしますか、それとも人造大理石?と聞かれて、深く考えずにステンレスでいいですと返事をしたのだが、社長さんがすぐさま「それはやめたほうがいい」と。「赤い扉なら、カウンターはやっぱり白でなくては」 結局それにあわせてシンクの材質もいいものに変えたので、これらも金額がアップする要因のひとつとなった。
もちろん扉の色だけで20万もするわけはなく、クレディアはいろいろな点でプラータより使い勝手がよくなっている。うちはL型キッチンだが、角の部分の引き出しもはるかに工夫されているし、最下部はアール形状でスマート。耐震ロックも標準装備だ。実際、引き出しを揺らす実演もあったが、この耐震ロックはオプションでもつけたいと思うすぐれものだった。
キッチンにお金をかけるかわりに、システムバス・洗面ユニット・トイレは、極力標準装備でおさえるようにした。うちのキッチンはオープンなので、家にいるとき一番長く目にするわけだし、キッチンを使う時間は他の水回りよりもずっと長いのだから。
トステムではまた、建具も見た。玄関とリビングとの境のドアは、以前の大まかな打ち合わせのときの話から、まあ、無難な色になるかな……くらいに考えていたのだけれど、キッチンが赤に決まったことで、社長さんは部屋の反対側に位置するこの扉にも赤を選択することを提案。予算内で選べる扉で赤があるかどうかなど、てきぱきとショールームの人に調べさせて、こちらもスムーズに赤に決まってしまった。赤が好きなので、わたしもこちらに赤はどうかなと考えないでもなかったが、両サイドを赤にするのはくどい気もして躊躇していた。だが、社長さんからの提案とあれば、もう迷いはない。
じつのところ、社長さんの助言を、わたしはすごく頼りにしている。アドバイスが自分の希望とかなりちがっていても、長年の経験からわたしの思いつきなんかよりまちがいないだろうと受け入れてしまうほど。トイレについては今日はまだ決める必要はなかったので、ほんの参考ていどの軽い気持ちでわたしは見ていたのだが、事務所にもどってから見てきたトイレについて他のメーカーとの比較を社長がされるのを聞いていたら、内側のくぼみの深さのちがいによる掃除のしやすさの優劣など、文字通りじつに深く見ておられることがわかったので、この頼りにする気持ちはますます強くなった。そうそう、それにキッチンの換気扇についても、ショールームでぼけっと見ていたわたしに比して、社長さんは掃除がしやすいかどうか、外側の色を吊戸棚と揃えられるかきっちりチェックされていたっけ。ほんと、頼りにしてます!
さて、今日は長い一日だったけれど、希望のキッチンに決められて今はとってもハッピー。
宿題は配線図でコンセントの位置などのチェック。
今の住まいの近くには池があって、時折周囲を散歩しているが、新居から少し下ったところにも池があるのに気づいていたので、買いもののついでに寄ってみた。こちらのほうがはるかに小さく、周囲に散歩道はあるものの、高いフェンスがめぐらしてあって池のそばまでは寄れず(スズメバチやマムシがいるからだそう)、やや解放感にかけるかな。もっとも、こういう場所があるだけでもいいことだけど。