「加湿器というのは、ずぼらな人には向かないです」とは
懇意にしている電気店の店長さんのことばだ。
たしかに加湿器はうちにある家電品のなかで、一番手がかかると思う。
一昨年、昨年と使っていたスチーム式の場合、蒸発皿にカルシウム分が
こびりついてそれにも困ったが、今冬買った気化式の場合は、繊維フィルターを
定期的にクエン酸溶液につけて、そのカルシウム分を取ってやらないといけない。
このお手入れは1ヵ月に1回でいいことになっているが、それは1日8時間
運転した場合のこと。うちみたいに24時間つけっぱなしにしていると、
お手入れアラームはわずか10日で点灯してしまう。1ヵ月に3回だから、
けっこう頻繁だ。フィルターの手入れのときには、ほかに水タンクの内部や
受け皿の水垢のそうじも同時にする。やっぱり手間だ~ぁ!
それに、最初取説を見たとき、フィルターは10年もちますと書いてあって
長持ちするなあと思ったものだが、それも1日8時間使用した場合の計算で
連続使用の場合、3分の1の3年余ということになってしまうのだった。
とはいえ、13Wという消費電力の少なさは他の家電品と比べて抜群だから、
手入れの手間くらいがまんしないと、ね。