南側の窓の外にジョロウグモが巣を作っている。
もう何ヵ月もいる。
室内に侵入する虫を駆除してくれる助けになると思い、そのままにしていた。
一度だけ追い払ったけど、いつの間にかまた同じ場所に巣を作った。
秋が来て、寒くなってもがんばっている。
風の強い日、巣に大きな落ち葉が引っかかって翻弄されていたので、そっと取り除いてやった。
クモは巣を修復してまた居座り続けた。
最近は朝の気温が0度になることも。
軒下や庭の植物、電線に巣を張っていた仲間たちは1匹残らず消えた。
死んでいるかと思ってつついてみると、わずかに動く。
そうして、ついに年が明けた。
今朝、ツンツンしてみたら、まだ生きていた!
もう食料になる虫もいないだろうに。
できるだけ生きてて。
ひそかに応援している毎日だ。