FPの家で暮らす

ストレスフリーなFPの家で ひとり暮らし満喫

プランツ・ジュエル

2016-12-30 14:10:07 | インテリア

娘からちょっと遅めのクリスマスプレゼント? 
それとも早めのお年玉? こんなものをもらった。

箱にはプランツジュエルと書いてある。この形自体はずっと前に
ネットかテレビで見たような気がしたが、用途は思い出せない。

その正体は、花を活けるものだった。
わたしにぴったりだと、クラウド・ファンディングで予約したんだそう。

今は庭にちょうどいい花が咲いてないので、今日、買い物のついでに買ってきて、
さっそく活けてみた。ユーカリだけは庭から切ってきたもの。
じつは、ユーカリの枝だけ束ねたものも売られていたので
せっかくあるんだからと、使ってみたのだ。
ユーカリってものすごく水を吸うから、なくならないように
常に気にして水を補給してやらないといけない。


根元はこんな感じ。

コップに花を活けると、なかなか思い通りの方を向いてくれなくて困るけど、
これを使うとそれがすごく簡単! いろんな容器で使えそうだ。

そうそう、プランツ・ジュエルは単に花をうまく固定するだけじゃなかった。
高機能抗菌メッキがされていて、それが菌の繁殖を抑えてくれるので、
水をきれいに保ち、花が長持ちするというわけ。
切り花長持ち剤を入れる必要がないのだ。



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ジェフリー・ディーヴァー『ウォッチメイカー』

2016-12-26 19:31:43 | 本・映画・音楽の感想

フランスで日本人留学生が行方不明になった事件に関し、フランス警察が
犯人について、「時計師のように緻密に計画を立てていた」とコメントするのを
ニュースで見た。吹き替えられていたので、元のフランス語でなんと言っていたか
わからないが、ちょうど『ウォッチメイカー』を読んだばかりだったので、
このフランス警察の幹部ももしかしたらこの小説を読んでいて、
ここに登場する犯人〝ウォッチメイカー〟(時計師)になぞらえていたのでは?
と、一直線に連想してしまった。

じっさい、ウォッチメイカーの犯罪計画の緻密さといったらない。
何層にも積み重ねられた、まるで犯罪のミルフィーユ。
それらが捜査陣をあらぬ方向へミスリードしてしまう。
こんな重層構造、これまでどんなミステリーでも見たことない!
(いや、『その女、アレックス』もすごかったっけ)

ともあれ、小さな犯罪という歯車をたくさん組み合わせて、
ひとつの巨大な犯罪計画を組み立てる――ディーヴァーこそまさに
天才的時計師ではないだろうか。

ウォッチメイカーはじつに強大な敵だが、でも、わたしはむしろ
シリーズの次の作品『ソウル・コレクター』の犯人の方がずっとこわいと思った。
「こんな相手にどうやって立ち向かえばいいんです?」と帯にあるが、
まさに現実の世界でこんな犯人に狙われたらもう破滅しかないだろう。



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ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ

2016-12-15 13:56:53 | 本・映画・音楽の感想

あるミステリのあとがきに、傑作ミステリがいくつか挙げてあって、
その中に『ウォッチメイカー』が入っていた。そんなにすごいミステリなら
読んでみようと思ったが、それはリンカーン・ライムシリーズの7作目だったので、
シリーズの最初から読み始めたのだった。

1作目『ボーン・コレクター』は、デンゼル・ワシントンと
アンジェリーナ・ジョリーの主演で映画化されていて、わたしも見ている。
でも、読んでみたら映画よりずっとおもしろかった。
CSIでおなじみになっった科学捜査が、ここではより詳細に描かれていて
興味をかき立てられる。しかも、ストーリーが二転三転どころか、四転五転し、
犯人が捕まって解決!と思っても、ぜったいその裏にまだ何かあるのだ。
最後のページまでまったく安心できない。しかも、シリーズのすべてで
毎回どんでん返しが起きる。2、3冊読んでからは、残りまだ10ページ以上
あるから、もう一波乱あるなとは思うのだが、内容は予想を超えていることが多い。

キャラクターもいい。主役2人だけでなく、2人を取りまく脇キャラも
個性的・魅力的に描かれていて、それは重要な要素だ。
事件も毎回バラエティーに富んでいるし、時にはNYを遠く離れて、
南部で捜査したりもする。

3作目『エンプティー・チェア』で容疑者として追われる昆虫少年や、6作目
『12番目のカード』で命を狙われる女子高生など、その話限りの登場人物にも
魅力的なキャラは多い。

この『12番目のカード』では、現代の事件が140年前の事件とリンクし、
ライムはその両方を解決してしまう。つい最近テレビで『黄金のアデーレ 
名画の帰還』を見たが、それを連想させるような痛快な結末。

それにしても、『ウォッチメイカー』がどんな傑作かと期待して読み始めたと
いうのに、それ以前のどれもがミステリの標準的なレベルをはるかに超えている。
今や、ついに『ウォッチメイカー』に到達したのだが、読み始めるのが
ちょっとこわい気さえする。だって、これまでの作品を上回ることなんて
ほんとに可能なの? ドキドキ。

ちなみに、到達したとは書いたけど、5作目『魔術師』は図書館になくて
飛ばしている。他市から取り寄せてほしいとリクエストを出したら、
近く購入してくれるとのこと。

スピンオフのシリーズもあるし、お楽しみはまだまだ終わらない。



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知らないと怖い水回り修理

2016-12-14 13:03:51 | アフターあれこれ

洗面所の蛇口の締まりが悪くなり、水がポタポタ落ちるのが
気になるようになったので、創建さんに修理業者の紹介をお願いしたところ、
昨日、型番を見に来て、すぐにメーカーに修理の依頼をかけてくださった。
今日は修理の人が来てくれて、たちまちカートリッジの交換をすんだ。
料金は1万1千円ほど。予想外の出費だとはいえ、水がピタッと止まるようになり、
お正月を迎えるに当たっても、すごく気分がいい。

修理時間は15分か20分くらいだったが、直している間にいろいろ
ためになる話が聞けた。「水漏れ110番」などと銘打ったチラシやシールは
たまに見かけるが(いざというときに備えて、わたしも捨てないで
取ってあったりする)、ああいうところに修理を頼むのは大間違いなのだそう。
(チラシはすぐに捨てるとしよう)

昔の蛇口はパッキンを替えるだけでよかったが、今の蛇口はメーカーごとに
違っていて、それはメーカーでないと直せないのだという。
それを「水漏れ110番」に頼むと、もとより直せないので、蛇口ごと交換して
数万という法外な料金を請求されるらしい。10万円取られたケースもあるとか。

また、最近あったケースでは、途中まで分解したものの、全然直せなくて
それ以上続けると壊されそうだったので、「水漏れ110番」には
お金を払って帰ってもらって、あらためてメーカーに助けを求めてきたそう。

だから、わたしがしたように、工務店さんに頼むのが一番です、と。
システムキッチンをちらっと見て、「たとえば、キッチンの蛇口の調子が悪くなったら
うちではなく、また別のメーカーに頼まないといけない。そういうことは、
工務店さんがよくご存じですからね」

みなさんも、応急で水回り修理を頼む必要ができたときには、くれぐれもお気をつけて。



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貞奴70年メモリアル講演会に行ってみて

2016-12-11 10:50:38 | 日常のスケッチ

年賀状作成。先日通信面を印刷しておいたので、今日は宛名を印刷した。
去年はパソコンを替えた直後だったため、アドレス・ファイルをなかなか
読み込んでくれなくて手こずった覚えがあるが、今年は去年のデータを使って
あっという間に終了した。(通信面の方にはもっと時間がかかっているけど)

ところで、先週、「成田山貞照寺 貞奴70年メモリアル 神津カンナ講演会」に
行ってきた。講演そのものより、川上別荘の内部が見学できるのに惹かれて申し込んだ。
ここは現在結婚式場になっていて、神前結婚式はこの別荘の中で執り行われるらしい。
チャペルでの挙式もでき、ステンドグラスが美しいその教会で講演会は行われた。
新聞記事によれば聴衆は120名ほどだったそう。
隣席の人も含め、寝ている人もいたけれど、そこそこ興味深かった。

貞奴が建てた川上別荘は、とにかく豪華で、別荘じゃなく、本宅と言っても
いいくらいに広くて部屋数が多い。この日は半分しか見られなかったにもかかわらず、だ。
右が正式な玄関で、その左に、普段使いの玄関がある。

パートナーが電力王・福沢桃介(福沢諭吉の婿養子)だったことから、
瓦はとても珍しい鉄製となっている。(製鉄には電力を多量に必要とするため
デモンストレーションの意味合いがある)

庭側にあるサンルーム。


内部は、部屋ごとにそれぞれ違う装飾的な照明器具が取り付けられていた。
裸電球があれば上等だった当時の庶民の家とはかけ離れて現代的だ。
それに、配線はすべて壁の内部に隠され、コンセントも目立たないよう
なんと敷居に埋め込まれている。


ふすまや板戸、欄間にも意匠を懲らした絵が描かれ、彫られている。
天井画と照明の一例。(欄間は見えにくいが)


ちなみに、トイレはこの時代にあってすでに水洗トイレだ。

窓から庭を眺めたところ。窓ガラスの装飾も凝っている。


この庭と山のあいだには木曽川が流れているという、すばらしいロケーションだ。


別荘から歩いて2、3分のところには、貞奴が建てた成田山貞照寺がある。


別荘で仏壇に向かうと、ちょうどこの貞照寺を向いて手を合わせるように作られている。


敷地内には貞奴の墓があり、命日に当たるこの日は、墓前で三味線を演奏する人の
姿があった。


そうそう、神津さんの講演の前に、この貞照寺の住職が少し話をされたのだが、
その要領を得ないことといったらなかった。しかも、一度話を終えて帰りかけてから
また戻って、言い忘れたという話をしたのだけど、その話というのが
仏教大学の同級生がどーたらというどうでもいい内容で、
あちこちから失笑が漏れ聞こえてきたのだった。



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