急に下呂へ行こうということになって、娘が予約してくれたのが湯之島館だった。
最後の一部屋とのことで、ラッキーだった。
下呂の多くの宿は川沿いの温泉街にあるが、ここは少し山の中へ入った斜面にある。
と言っても、5分ほどで行けちゃうのだが。
樹齢数百年の木に囲まれた、風情のある宿。
チェックインすると、女性はゆかたを選ぶように言われる。
10種類以上の中から選んだら、なんと!娘と同じ柄だった。それは落ち着いた緑系。
違うのにしようよと言うので、一番カラフルな柄に替えた。
これ↓ 羽織を着ると、派手な感じはしない。
このレトロな電話機は、実際に使える公衆電話だ。
部屋から見る日が暮れる前の庭。
すばらしくおいしい料理を食べ、下呂の街を見下ろせる露天風呂を楽しんだあと、
館内を巡るスタンプラリーをやってみた。
これはとてもいい趣向だった。スタンプを集めるために館内くまなく回れたからだ。
この宿、山の斜面に沿うように建てられているので、中は迷路のよう。
地図を見ながら、くねくね曲がる通路を進み、折れ曲がった階段を上ったり下りたり。
その階段自体とてもレトロな造りで、年代を感じさせる。
ダンスホールの看板の書体からして、昭和初期の風情。
ムーンライトの内部。
こちらはビリヤード室。
展望台から温泉街の灯りが望める。
足湯があったので、すでに温泉に浸かったあとだけど、入ってみた。
これが温泉とは違ってまたいい。温泉はずっと入っているとのぼせてしまうが、
足湯はリラックスできて、いつまででも浸かっていたい気分になる。
夜の宿。
スタンプをコンプリートしたが、次の朝、まだ見ていない場所へも行ってみた。
これもレトロな会議室。
クラシックなドアから回廊を望む。
床のタイルもいい味を出している。
回廊からの眺め。屋根が入り組んでいるが、どの屋根がどの棟に当たるのかわからない。
その分、眺めが単調にならず、おもしろい。
夜につかった足湯を上から眺める。
チェックアウトしたあと、駐車場へ行くとき庭へ寄り道した。
中央の二階の部屋がわたしたちの泊まった部屋だ。
同じく庭から。この棟は三階建てだが、庭も高低差があるのでとても高く思える。
とにかくこれまでに泊まった中で、ここは最高におもしろい宿だった。
こんな宿はちょっと他にないだろう。