今朝目覚めて、ベッドの中で突然ひらめいた。きのうからウッドデッキについてどうもしっくりしない感じがしていたのだけれど、どこを変えたいかがふいにわかったのだ。S建さんの営業時間になるのを待って、さっそく電話してみる。
社長さんに変更したい内容を伝えたら、まだ変えられるが現場で確認したほうがいいだろうと言われるので、Hさんが現場へ行かれる時間にわたしも行くことにした。
今日も職人さんの顔ぶれはきのうと同じだった。2日前とほぼ同じアングルから見たLDKの写真。壁と天井の色だけが変わった。下駄箱がじゃまだが、考えてみたら、ちょうどこの位置にテレビが来るんだった。
ウッドデッキは、わたしの希望どおりに変更してもらうことになった。元の案は、庭とスムーズにつながるように段差をつけていたが、全部を同じ高さでそろえる。さらに、桟橋状に突出していた部分の長さを縮め幅を広げる。
高さを同じにしたほうが、LDKの延長として広がりがでると思った。それに、段差があるとテーブルセットを置く場所が限られてしまうが、均一だとずっと自由度が高くなる。ハナミズキの陰を追いかけて椅子を動かすこともできるだろう。
デッキから2番目の出口(裏口とは言えない。なぜなら、玄関もこちらの出入り口も両方とも南側道路に向かって開いているから)への道筋に置く飛び石として使う御影石の現物見本をHさんが持ってきてくれていた。大きさは3種類。色も3種類。石英がピンクの花崗岩は好みではないので、一番白っぽいのにしてもらった。サイズはミドル。
うちの玄関は、車を止めるスペースの横がアプローチになっているのだが、全体がコンクリート敷きでは味気ないので、アクセントにリーフレンガを埋めこみたいと思った。Hさんは、重みで割れるかもしれないと言われた一方で、ぼくとしては使ってみたい気もする、と。そこで、LDKの床をアプローチのサイズに仕切り、クロスの切れ端をリーフレンガに見立てて、何枚必要か検討してみた。結果は10枚となった。リスクを承知のうえで、レンガを取り寄せて施工してもらうよう頼んだ。
あと、ロールカーテンの色を相談した。1階は白以外に考えられない。でも、鳥のもようのクロスを貼る2階の客用寝室のロールカーテンは、葉っぱの緑色に合わせたグリーンを選んだ。かわいらしいイメージの部屋になりそうだ。
今日は職人さんが3人入っていた。LDKの壁と天井のクロスが貼りおわっていた。昨日気になったクロスのつなぎ目だが、わたしが聞く前に社長さんから説明があった。わたしが気づいた部分は、クロスのでこぼこが不連続なため、光が当たるとどうしても段差が見えてしまうというもので、これはどうしようもないとのこと。これとは別に、クロスが乾いてくると縮んですき間ができるが、これはコーキングで隠せるそう。
打ち合わせその1は、玄関左手の目隠しフェンスと敷地東側の柵について。
前回の打ち合わせでは、敷地東側の玄関前にも左手につけるのと同じ背の高いフェンスを立てることになっていたが、それはやめて南側と同じ白い低い柵でぐるっと取り囲むことになった。高いフェンスでも斜めからはやはり見える。でも、大体がうちの前の道路はあまり人通りがないから低くても十分で、見た目はそのほうがスマートでもある。
打ち合わせその2は、2階の客用寝室のクロスについて。
カタログの施行例では、鳥と枝のもようは天井近くに来るようになっていたが、うちの場合、そのように貼ると4箇所の窓に分断されてしまううえ、斜め天井だから低い側で絵の上部が切り取られてしまう。それで、絵を壁の中央、つまり上の窓と下の窓の間に来るように貼ることになった。
打ち合わせその3は、トイレのクロスについて。
ここの壁は黄色と白で貼り分けることになっていた。社長さんによる3つの案はこう。
①左右の壁に縦に45センチ幅でライン状に黄色を入れる。
②一面だけを黄色にして、他は白にする(これってバスルームと同じパターンだ)。
③(ちょっと遊んでみたという案)左右の壁を斜めの線で分けて、上を白、下を黄色にする。
わたしは即座に③を選んだ。
打ち合わせその4は、庭の飛び石。
Hさんは最初、枕木を埋め込むのがいいと思ったそうだが、枕木は耐久性が低いので、木のように見えるコンクリート板を提案。カタログ写真を見たところ、わたしはちょっと家の雰囲気と合わない気がした。わたしは白っぽいのがいいと言ったら、社長さんが、じつはぼくは御影石がいいと思ったんだけど、Hの意見を尊重して……とおっしゃった。ということで、次回、御影石の実物サンプルを見せてもらって最終決定することになった。
打ち合わせが終わりに近づいたころ、トステムの人がキッチンの設置場所の確認に来た。キッチンは31日に入るそう。楽しみ!
社長さんによれば、このLDKは家具やインテリアのセンスが問われる内装なのだそう。家具やインテリアは大丈夫だと思うけど、問題はキッチンの小物だな。色を氾濫させないようにしなくては。
ポストを取り付けるフェンスがシルバーに決まったから、家へ帰って、ネットで下見しておいたシルバーのポストを注文した。Hさんもポストのカタログを持っていらしたが、わたしが見つけたポストの値段を聞いて、そちらのほうがはるかに安いですと言われた。「じゃあ、こっちで注文しておきます」に対して、社長さんがお施主さんに手配させてしまって悪いですねと言われた。ポストくらい、どうってことない。一方、表札のほうは、すでに何度かサンプルデザインが行ったり来たりしている。
1週間ぶりに現場を見に行った。クローゼットの扉がついて、LDKと玄関との境の赤い扉もついていた(写真)。まだ養生してあるが、そこから見えている玄関ドアも同じ色である。壁が全部白くなると、またちがった雰囲気になることだろう。
玄関の壁と寝室の天井にだけ、すでにクロスが張られていた。一見すると塗り壁のように見えるクロスだが、つなぎ目が気になるところがある。仕上げで修正できるのかどうか。明日、現場で打ち合わせがあるのでたずねてみよう。
午後、昨日頼んでおいた見積もりが電器店からファックスで届いた。テレビはビエラを買うつもりでいたのだが、数日前の新聞にビエラの新しいモデルが出るとあった。店長さんにそのことをたずねてみたら、画質は新しいものも変わらないので、今なら現行モデルの買い時だとのことだった。届いたファックスを見ると、先月聞いた価格より5万も安くなっていた。ラッキー!
仕事帰りにS建さんのオフィスへ寄って、住設、内装、外構などの打ち合わせをしてきた。決定事項がかなりあるので時間がかかるだろうと予想していたが、6時頃から始めて、終わったのは8時半過ぎだった。でも、こういうことを相談するのはとても楽しい。
まず、キッチン、洗面台、便器はこれまでに話し合ったことを踏まえて、最終決定をした。明日発注するそうなので、もう変更はない。
照明器具についても、前に提案されたものでほぼ決定。
外構については、最初の見積もりを出してもらった時以来、しっかり話し合わないできたが、今回はじめてわたしの希望をすっかり伝えて、どのくらいの費用がかかるかを計算してもらうことにした。わたしの希望した項目はだいたいこんな感じ。
■駐車スペースは、砂利敷きで見積もられていたが、コンクリートに変更する。
■ウッドデッキをテーブルと椅子が置けるくらいに広げる。
■将来ウッドデッキに日陰を作る位置に、ピンクのハナミズキを植える。
■ウッドデッキから西側の入り口までレンガか石で通り道を作る。
■白い柵は高さ60センチで見積もられていたが、もう少し高くする。
玄関前の目隠しのフェンスは、S建さんに選定をお願いした。
あと、今日はまだ提案しなかったが、外構の予算に余裕があれば物置を作りたいと思っている。
最後に、クロスおよびトイレと洗面所の床材を相談した。クロスは、LDKとその続きの寝室、それに洗面所は最初から白にするつもりだったので、テクスチャーを決めた。客用寝室は家具を置かないので、模様入りの壁紙にしたいと考えていた。床から天井までの大きな木の絵が入ったものなんかいいなと思っていたが、既製品では見つからなかったので、上部に木の枝と鳥の絵が入ったものをいちおう選んできた。トイレはレモンイエローでまとめたいと思っていたが、カタログではやや濃い目の黄色しかなくて、全部をそれにするときつくなりそうなので、アクセント的に使うことになった。色の配分などは、お盆明けの現場打ち合わせで決めることになった。
契約時、引渡し予定日は10月15日にしてあったが、このままいけば丸1ヵ月早まるとのこと。お盆を過ぎたらいろいろと手配しなくては。
ところで、S建さんでは、少し前から事務所を一部改装されていたが、ほぼできあがった部屋を今日見せてもらった。明るくてさわやかな印象のミーティングルームになっていた。ほんとうは今日までに作業をすっかり終えて、わたしをその部屋で打ち合わせする最初の人にしたかったそう。でも、そう言っていただいただけで十分だ。