2018年4月2日(月)
かかりつけの歯医者さんまで2km弱の道、昨年もこの季節に歯の定期健診に通い、道すがら桜や桃の開花を楽しみ、そして思いもかけない悲報を受けとったのだった。
現役時代の王選手が、一本足で打つ瞬間に非常な力で噛みしめる、それで傷んだ歯の手入れをシーズンオフに入念に行うと聞いたことなど思い出し、自分も歯の手入れは誕生日過ぎと決めた。
世田谷の住宅街だが、どうかすると面白いお店があったりする。小さな製薬会社に名の分からない巨木がそびえる、その道向いに「◯◯穴絓」という看板が懸かっている。何だろう、どう読むのかと気になって、帰って調べたら同じ疑問をもった人がやはり世の中にある。店・看板の感じもよく似ており、ひょっとしたら同じ店かもしれない。
https://sebit.exblog.jp/11031607/ より拝借
ブログの主さんは丁寧に調査なさったうえで、「井戸の穴掘りだろうか?」と仮説を立てていらっしゃるが、どうやらこれは「穴かがり」らしい。そう言われてもピンと来ない世も末の我々のために、神田あたりのある会社が事例を挙げてくれている。「ボタンホール伸び/拡大不良の補修」などとあるのが「穴絓」の原型かな。他にファスナーの補修、服の裏地滑脱の補修、長袖➝半袖加工など、ボタン穴周辺の便利屋さんという趣きで、なるほど助かることが多かろう。
いずれお世話になるかもしれないが、いま僕がお世話になりたいのは本のお医者さん、腕が良くてひどく高いことを言わない製本屋さんである。古い辞書や歌曲集など、手入れして使いたい。どなたか御存じありませんか?
Ω