散日拾遺

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5月28日 ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」初演(1913年)

2024-05-28 03:58:10 | 日記
2024年5月28日(火)

> 1913年5月28日、パリのシャンゼリゼ劇場において、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲のバレエ組曲「春の祭典」が初演された。バレエはディアギレフ率いるバレエ・リュス、振り付けはニジンスキーであったが、演奏が始まるとそのあまりの斬新な響きに観客からブーイングが起こり、やがて会場全体が怒号と嘲笑に包まれた。コンサート後も批評家の間で賛否両論が噴出するセンセーショナルな初演であった。しかし、翌年四月コンサート形式で再演された時にはパリの聴衆に受け入れられ、絶賛された。
 ストラヴィンスキーはオペラ歌手の父を持ち、19世紀末にペテルブルグ近郊で生まれた。大学では法律を学んだが、在学中に作曲を志し、リムスキー=コルサコフに師事して作曲法を学んだ。26歳の時に初演された「幻想的スケルツォ」と「花火」がバレエ団の主催者であったディアギレフに認められ、彼のバレエ団のために「火の鳥」「ペトルーシュカ」を作曲し、成功した。
 第一次世界大戦勃発とともにスイスに移住した後はロシアに戻ることはなく、人生の後半はアメリカで活躍し、1971年にニューヨークで亡くなった。なお、この初演の日付は29日とする説もある。
晴山陽一『365日物語』(創英社/三省堂書店)P.154

ロシア語: И́горь Фёдорович Страви́нский, 
ラテン文字転写: Igor Fyodorovitch Stravinsky、
1882年6月17日 - 1971年4月6日

 自分には芸術が理解できないのではないかと疑うことがよくあるが、その手っ取り早い例が『春の祭典』である。
 良さが、わからない…

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