2017年12月14日(木)
> 私は”しゃちほこばる”はひょっとして名古屋で使われる方言なのではないかと思ってたんですけど、ネットで検索すると「しゃちほこばる 方言」の検索が出てきたり、こちらも質問してる人がいたりで、ネットはこういう再発見できて面白いなぁと思った次第です。
> 漢字で”鯱張る”と書くんですねぇ。知らなかった。私は形式張った堅苦しさという意味でとらえてたんですが、改めて辞書を見ると実はちょっと違うニュアンスのようです。
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「そんなバカげた話があるもんかい」
「ところがどっこい、大あり名古屋は金のシャチホコでえ」
「大あり名古屋」が「尾張名古屋」に引っかけたものと、知識としては早くから仕入れていましたが、面白みを感じたのはずいぶん後になってからでしたね。
「しゃちほこばる」の見出し語は、手許の国語辞典では「しゃちこばる」になっています。
「鯱(しゃちほこ)のようにいかめしく構える。また、緊張して体をこわばらせる。「しゃちほこばる」から。」
私自身は「しゃっちょこばる」という訛った発音しか、口にしたことがないかな。名古屋弁と思ったことはなかったですよ、勝沼さんのその想像が楽しいです。そういえば自転車のことを、東京などではチャリ(ンコ)って言いますよね。名古屋ではケッタって言うんです。ケッタ・・・なぜでしょうね。
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名古屋城は大阪城・熊本城とともに日本三名城に数えられるとかで、どっしりした構えに金鯱をいただく城らしい城ですが、周辺の眺めがちょっと残念な感じですね。大阪城が広大な公園に囲まれて偉容をいや増しているのと対照的です。名古屋の中学時代に訪れたはずですが、お城そのものの記憶がなぜか全くありません。ただ、金鯱のホンモノが博物館エリアに保存されており、天守閣上のものはレプリカ(?)と聞いたのが印象的でした。
2017年も残り少なくなりましたが、小倉城の天守閣に登って鯱を上から見下ろしたのは、今年の愉快な思い出の一つになっています。いい面構え、立派にしゃっちょこばってますね。
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