2023年12月22日(金)
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冬至 旧暦11月中気(新暦12月22日頃)
冬が一年で最も短くなる日で、冬の季節の中間点です。
昔からこの日は祝いの日とされ、現在でも柚子湯に入ったり、小豆粥や南瓜を食したりする風習が残っています。
寒さが本格的となり、冬の本番となっていく時期です。年も押し詰まり、年末年始の行事も待ち構えています。
『和の暦手帖』P.94-5
七十二候
冬至初候 乃東生(なつかれくさしょうず) 新暦12月22日~26日
冬至次候 麋角解(さわしかのつのおつる) 新暦12月27日~31日
冬至末候 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)新暦1月1日~4日
冬至が祝いの日とされる理由が、かなり成長するまで分からなかった。迂闊なことで太陽、もとい、お天道様に相応の敬意を払うなら何の不思議もないことである。太陽の力が日に日に細って底を突いたのが、一転Ⅴ字回復に向かうめでたい日、これを踏まえて新年をこの時期に置く。
教会歴ではクリスマスから新年に入るが、これも同じこと。ナザレのイエスの実際の誕生日は誰も知らない。誕生日そのものではなく、聖誕を記念して祝う日をどこに置くかとなったとき、誰かが「冬至の祭り」に重ねることを思いついた。太陽の新生を祝う代わりに、太陽を創った神のひとり子の降誕を祝うこととしたのである。
さて、七十二候で断然おもしろいのは乃東生「なつくさしょうず」であろう。どこかで見たと記憶をくすぐられるのも道理、夏至初候に及東枯(なつかれくさかるる)とあった、そのちょうど裏である。
「乃東は夏枯草のこと、草木が枯れ始めた中で、この草だけが芽を出しはじめます」(上掲書 P.94)
「なつくさ」が夏至に枯れ、冬至に生ずる奇妙さよ、これは是非とも庭に迎えてみなければ!
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