2024年3月30日(土)
> 「ほめて育てる」の発祥の地、米国でも、ほめすぎが自己愛を肥大させるという負の側面が問題になっているそうだ。サンディエゴ州立大のジーン・トウェンギ教授によると2000年代以降、自己愛性人格が強い大学生が急激に増えているという。そしてその価値観を植え付けたのは、多くがその親だと指摘する。
その指摘に再びハッとして、グッときた。子どもをできるだけ叱らず、ほめて育てたいという親の考えの裏には、「子供に嫌われたくない」という親自身の自己愛も潜んでいるのではないか。
「ほめて育てる」が広がったのは、昭和の終わりころだ。でもそれが、子どもの自己肯定感を下げ、親と子供の自己愛を増長させているとしたら ーー それは、不適切にもほどがある。
「多事奏論」岡崎明子氏
もうだいぶ長いこと、すっきりしないでいる。健康な自己愛と病的な自己愛の関係、ある種の自己愛が自己肯定感の高さではなく低さと連動していること、自信と自己愛と自己肯定感の関係などなど ー
整理できたらまとめてみたいが、そんなことを言っている間にも外来には自己肯定感の不足を訴えて、若者や元若者が次々にやってくる…
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