散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
コメント歓迎、ただし仕事関連のお問い合わせには対応していません。

妄想形成/結婚年齢/映画のこと

2014-02-25 12:30:19 | 日記
2014年2月25日(火)

 CATの会は楽しいので、もっと皆が来ればいいのにと思っている。
 最近は映画談義が多い。というのも、勝沼さんが無類のウォッチャーであるうえ、Kokomin さんは長い電車通勤の間にPCで映画を見てるらしいんだな。僕は古い映画ならそこそこ話に乗れるが、新しいものは全然ダメで、イザベルさんやクチブエ君と一緒に聞き手に回っている。もちろん、話題は映画だけではない。

****

 先週の雑談で、我が国の首相は大丈夫かという話になった。政治路線の話ではなく、秘密保護法に関する国会答弁の際に、「大事な秘密が漏れている、盗まれている」とくり返すのを聞いていて、妄想性疾患の患者さんの訴え方を連想した人があるらしいのだ。
 まさかと思うけれど、「妄想」という逸脱形式が人の思うよりはずっと頻度の高いものであり、状況次第でいわゆる健常人にも起きうることは知っておく必要がある。
 かつ、「権力ピラミッドの頂点に近いものほど、意志の自由度が小さい」という命題(「大きい」の間違いではない、念のため)は、『戦争と平和』を通底するトルストイの基本認識だが、おそらく正しい認識なのだ。
 「ナポレオンが停止を命じたならば、兵士はナポレオンを押しのけて進んだろう」という、その言明そのものには異論もあるけれど。

 しかし、そうだとすると、上記の首相答弁は何を意味していることになるんだろう。妄想を抱きつつあるのは、いったい誰?

***

 結婚年齢のこと。
 「ねえやは十五で嫁に行き」(と聞いて何の歌詞だか分からないようだと、日本人としてちょっとモンダイ)と歌われた時代から、いつの間にこんなに高齢化したかという発題。
 いつの間に、だろう?
 ここ二十年ほど、晩婚化が進んでいる(あるいはバラツキが大きくなっている)のは皆わかっているが、それは23~4歳が28~9歳にシフトしたという程度のことで、それに先だって十代から二十代への大きなシフトが起きているはず。それがいつ頃、どのようにしてということだ。
 こういうのは放送大学のM先生に伺うに限るかな。そのうち訊いてみよう。
 
***

 映画のこと。
 『わが青春のマリアンヌ』
 『息子の部屋』
 『幸せのレシピ』
 『危険なメソッド』
 と見てきた。

 「家庭で十代の息子達が居合わせても、安心してみられるものを推薦して!」という僕の依頼(『危険なメソッド』は少々微妙)に応じて示されたのが『サラの鍵』、家人にレンタルを依頼したら、ついでに何本か借りてきた。
 この件、項を改める。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。