プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

ツーリングを楽しみながら講習

2017-06-19 21:15:23 | 湯浅湾ツアー

  昨日は湯浅町の役場職員ほか、湯浅町子供カヤック体験会のサポートとして参加されるスタッフの皆様に、カヤック指導方法をレクチャーさせていただきました。先々週に引き続き2回目になります。

 レクチャーと言っても、シーカヤックツーリングを楽しみながらの行程。いつものワンデイツーリング形式の中で、漕ぎ方の指導法、グループのまとめ方、体験会全体の進め方、安全管理法などをレクチャーしました。

 皆、ほとんど湯浅町在住の方々なのですが、かるも島に渡り、皆で眺める湯浅湾の全景はとても新鮮だったようで、「何十年もすんでいるけどこんな景色があるなんて想像もしなかった」とおっしゃってました。

 そう、シーカヤックから眺める海岸線の景色は、ほぼ土地の人も知らないものだったりする。そしてそこに吹く風、波、潮の流れなどはせいぜい土地の漁師しか知らないものだ。カヤックに乗ることによって、その土地、その場所の自然は、しばし本当の姿を見せてくれる。隠された息吹・鼓動を伝えてくれる。
 旅の最良のツールなのだ。

 今後もこんな感じで、あちこちの自治体や役場、教育委員会などのカヤック体験会関係者へのレクチャー活動をしていこうと思っています。リクエストありましたらどうぞご連絡くださいませ。


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やびつの隠れ砂浜

2017-06-17 22:25:48 | 湯浅湾ツアー


先日のやびつ海岸ツアーにて。いつきても絵になる弓なりの砂浜海岸。美しい入り江。

朝、京阪神の家をでて、昼前にはこんな秘境に身を置いているという不思議。

関西には、実はまだ見ぬ素晴らしい場所がたくさん隠されているのだ。

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黒島洞窟巡り

2017-05-24 00:20:19 | 湯浅湾ツアー

昨日は湯浅湾・黒島ツアー。
4億年の年月が作り上げた大小様々な海食洞が口を開ける無人島。
すごい場所は身近にいくらでもある。


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サンセットカヤックヒーリング

2017-05-11 08:38:13 | 湯浅湾ツアー

 ゴールデンウィーク中に開催した、
 「サンセットカヤックヒーリングツアー」の一コマ。

 夕陽が沈む中をカヤックで漂う至福の体験。

 今はちょうど周囲の山々にみかんの花が咲き、
 海風から陸風に切り替わる夕刻時、
 山からの風がみかん畑の花々を撫で、
 かぐわしい香りを伴って海上に転がり下りてきます。 
 その香りが潮の香りと相まって、
 夕刻の色彩感覚と呼応し、
 なんとも言えない時間が止まったような美しいひとときが訪れています。

 漕ぐというより、漂う感じの、癒やしのツアー。
 お勧めです。
 http://islandstream.la.coocan.jp/sunset.html


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新緑の紀州の海

2017-05-01 21:13:44 | 湯浅湾ツアー

 全く初めての人からエキスパートまで等しく、
 漂うだけで穏やかな気持ちになれる、新緑の紀州の海。

 ゴールデンウィーク残りは、
 3、4,5日がハーフデイ午前午後、
 6,7日はワンデイコースにてツアー開催します。

 人数アレンジできますので、駆け込み予約も可能です。
 ツアーに関してはウェブサイトをご参照ください。
 http://www.island-stream.com


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春の湯浅湾、スタンダードコース

2017-04-07 22:05:59 | 湯浅湾ツアー

 春の湯浅湾。
 のったりとした波うねりが全身を包んでくれる至福のワンデイツアー。

 ようやく桜も咲き、そのうちあっという間に新緑の季節を迎えます。
 ゴールデンウィークの頃にはみかんの花が咲き、海風から陸風に切り替わる夕方、山から花の香りが一斉に転がりおりてきてそれが潮風とブレンドされ、えも言われぬかぐわしい芳香に辺り一面が包まれます。

 海景全体が若々しい生命感に溢れるこれからの時期、ますます魅力的な湯浅湾シーカヤックツアー。
 長年の実績のある定番ツアーですが、それだけに飽きの来ない、また初心者でもしっかりと満喫できる、安定した魅力を味わえるスタンダードコースです。

 予約受付中。
 http://www.island-stream.com


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春の海の繊細な優しさ

2017-03-23 16:06:33 | 湯浅湾ツアー

 のったりとした波が全身を心地よく包んでくれる、春の湯浅湾。

 潮風はかぐわしく、そして太陽光線の入射角度の関係か、光の粒子がより細かいように感じられます。その光線が海面はもちろん、周囲の山々、岩々、砂浜、断崖絶壁などあらゆるものに繊細な、上品な趣を与えています。
 そこを「自然の息吹に対して最も敏感な乗り物」であるカヤックで進んでゆく喜び。
 まるで海や自然が、こちらに、誰も知らない秘密を語りかけてくれるようなひととき。

 他のどの季節にもない、心が深く癒やされる春の海。
 当店アイランドストリームでは、この時期のツアーをとても大切にしています。

 また3月後半から4月初旬は、当店メインツアーの「湯浅湾ワンデイツアー」において、カヤック後秘密の桜スポットまでハイキングして美しい海を眺める、「湯浅湾シーカヤック&桜花見ツアー」を開催いたします。
 予約受付中。


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やびつ海岸の面白さ

2017-03-23 14:29:26 | 湯浅湾ツアー

 湯浅湾北岸のやびつ海岸は断崖絶壁、洞窟、隠れた美しい砂浜、雨上がりにできる滝、渋くひなびた漁村集落などなど、カヤックで巡るにふさわしいスポットが連続しています。

 ここは北風の風裏になる地形ですので、当店のツアーでも初冬から春先の時期によく訪れます。
 一方南向きに開けた海岸線ですので、南風が多くなる初夏あたりは波が高くなり、アプローチの難しい日が多くなります。

 もちろん風向きはその日によって変わりますので、冬でも南風が吹くときもあれば夏場に北風が吹くことがあります。あるいはべた凪になることもあります。それほど強くない北風、あるいは南風でも風の弱い日が最高なのですが、そんな日にはこの海岸線はシーカヤッカーにとってのワンダーランドとなります。
 4月半ばくらいまでそういうコンディションの日が多くなりますので、「やびつ海岸シーカヤックツアー」まだまだお勧めです。

 当店の定番の「ワンデイツアー」コースにて催行しています。


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湯浅湾の南にある洞窟だらけの無人島

2016-11-13 20:38:23 | 湯浅湾ツアー

 シベリア気団の南端が太陽光線に暖められて分家した「揚子江気団」。
 そいつのド真ん中が日本列島に鎮座したお陰で、この土日はすごく穏やかな2日間になった。

 今日は湯浅湾南にある、黒島でのんびりツアー。

 黒潮に乗ってやってくる亜熱帯植物の北限エリアであり、またおびただしい数の海食洞がある無人島。
 ここ、ほんとすごいよ。

 洞窟が多いのは4億年前からの地層だからだけど、それくらいの年月風波に削られないと、なかなかここまで穴はあかない。数千万年くらいではまだまだ青二才で、最低一億年くらいしないと一人前の穴があかないという、悠久の世界だ。

 こういう世界と比べると人間なんてまあ、20才も50才も60才も80才も一緒、白人も黒人もアジア系もラテン系も一緒、みんな泡沫みたいなもの。
 たかが泡沫、されど泡沫。
 人生短し、ばかばかしく争うことなかれ。

 この黒島ツアーは結構風のコンディションに左右されるのですが、穏やかになれば素晴らしいトリップが約束されます。詳細は、
 http://islandstream.la.coocan.jp/kuroshimatour.html 


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湯浅湾キャンプツアー

2016-11-11 21:37:52 | 湯浅湾ツアー

 先日はアリューシャン列島のとある島に行きました。

 というのはウソで、湯浅湾北岸キャンプツアー。

 大阪から車で約1時間強、そして少し漕ぎ出でると北方系の荒野のようなフィールドが展開されている。シーカヤックで行かなければ絶対に出会うことのない海景。まさに近郊の秘境。
 
 湯浅湾の北端・宮崎の鼻を越えて下津のかるも島まで漕ぎ、そこでキャンプ(かるも島って湯浅湾内だけじゃなくて、色んなところにある) 。下津のかるも島は湯浅湾のかるも島と違って奥行きがあり、流木もたっぷりあってキャンプに適している。
 実は11月の海岸線って、キャンプに向いている。 虫も出ないし、焚き火の暖かさが丁度ありがたく感じられる季節。

 次のキャンプツアーは11月26日(土)~27日(日)にかけて、みなべ海岸で開催します。http://islandstream.la.coocan.jp/campminabe.html

 なお、この湯浅湾北岸でのキャンプツアーはリクエスト次第で開催。またワンデイツアーはいつでも開催します。北風が卓越するこれからの時期は、この海岸線が風裏になり、すごく美しくなるんですよね。

 仏磯の西側にある入り江と浜。写真で見ると小さい浜に見えるけど実際上陸してみると結構奥行きがあってキャンプにも向いている。

 青空と荒涼とした断崖とのコントラストが胸にしみる海岸線。

 隠れた洞窟もたくさんある。これはヒョウラマという名の洞窟の中。

 湯浅湾の最北端、宮崎の鼻。潮が速く、風が吹くとすぐ波が立つ難所。
 ここを越えられてラッキーだった。 

 船越の浜から見えるのは沖の島と地の島。この草の生え具合が北方系のテイストを醸し出している。

 存在感のあるむき出しの岩があちこちに点在する。

 下津のかるも島は湯浅湾内のかるも島と違ってキャンプに向いている。なにげなく流木がたくさん転がっている。

 下津・かるも島の向こうに沈みゆく太陽。


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無数の洞窟のひとつ

2016-10-08 22:02:32 | 湯浅湾ツアー





今日のツアーのひとコマ。
名南風の鼻(ナバエノハナ)近辺にある洞窟。

こんな洞窟は湯浅湾内に無数にあるけれど一つ一つのポイントがちょっと離れていたりする。なのでそこそこ漕げた方が色々周遊できて面白いですね。

夏場のようにそこそこ漕いでも汗だくにならずに進める秋はカヤックツーリングに最適な季節。


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うねりと波

2016-09-27 23:52:29 | 湯浅湾ツアー

  昨日今日と台湾~フィリピン間あたりにある台風からのウネリが入ってきてて、沖は超穏やかだけど波打ち際でズドーンと野太いやつが打ち寄せてた。
 こういう時が一番やっかい。見た
目、めちゃ穏やかに見えてその実、かなり破壊的だから。
 沖ではスイスイ漕げるけれど、洞窟や岩礁に近づいたらぶっ飛ばされるし、上陸、出艇の時には下手なことすると大けがする(ここらへんはガイドの状況判断で決まる)。

 波とウネリは違う。昨日のお客さんにも海に出る前にそのことを口酸っぱく説明したけれど、言葉では全く理解できないようだった。だけどそのパワーを体感してみたら一発でヤバさが分かったようだった。

 ちなみに昨日のお客さんは大学一回生で、なんと中学3年の時にうちのホームページを見てツアー参加したいと思ったけれど親に止められ、高校になってまた参加しようと思ったけれどまた親に止められ、大学生になってようやく許可が出ての念願の参加だったらしい。それなのに洞窟もくぐれず、巨岩の間も行けず、無人島にも上陸できず、シュノーケリングしても海底がかき乱されて濁りまくり、しかし沖を漕ぐのだけはスイスイ楽勝という、なんとも妙なコンディション。ちょっと気の毒にも思えた。

 だけど海ってこういうことも多々あるんだよな。彼らにとって本物の海の鼓動に触れるのはおそらく生まれての初めての体験で、何が何だか分からなかっただろうけど、のちのちきっと生きてくると思う。遊びからしか学べないことあるし、また学びの意識がなければ特にアウトドアの遊びなんて意味ないし危ないからな。

 ま、ぼくらはシーカヤックやるとき、だいたい北半球全体の天気図を常に意識、チェックしている。大変というより、そういう地球スケールの視野でやる遊びが、セコセコしてなくて楽しいんですよね。

 いわゆるひとつのプラネット感覚。


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誰でも楽しめる本物の海体験

2016-07-30 22:09:02 | 湯浅湾ツアー

 定番の湯浅湾シーカヤック&シュノーケルツアーたけなわの時期ですが、
 今日もまたコンディションよく、思う存分海遊びが楽しめた一日になりました。

 当店のシーカヤックツアーは、最近多いシットオントップ艇のチョイ乗り系ではなく、
 しっかりとしたレクチャー&練習の後、
 沖の無人島に渡ったり、断崖絶壁の間際を進んだりしながら、
 割と遠くまで漕ぎます。

 チョイ漕ぎだけでは、今イチ何が面白いのかよく分からないところがあるのが、
 シーカヤックですからね。
 初めての方でも、驚くほど漕ぎ進むことができるのがシーカヤックの魅力。
 ちょっと遠出することによって、
 「こんな場所もあったのか!!」
 と感嘆するような、海からしか行けないスポットまで近づくことができます。 

 そうじゃないとシーカヤックじゃないからね。

 ちなみに短時間でのシットオン艇チョイ乗り系体験とは要するに、
 ちょっとしたイベントか、回転率を上げるためか、もしくは、
 海をよく知らないガイドがそれしかできないという理由からやっているケースが、
 正直、多く見受けられます。
 
 でもせっかくだから、本気で遊び、
 シーカヤックにしかできない海との対話を、
 心ゆくまで味わってみたいものです。

 当店では、そこそこ漕ぐ、といっても無理なく、
 一人一人のペース配分を考えながらツアーを進めています。
 その辺はもうかれこれ12年やっていますので、
 かなりのノウハウを蓄積していいます。

 全く海に疎遠だったような人にこそ、
 本物の海の魅力、本当の海遊びの気持ちよさを存分に味わっていただけるよう、
 コースを組んでいるアイランドストリームのシーカヤックツアー。
 
 予約いつでもOKですので、
 ご希望の日程でぜひ漕ぎにお越し下さい。
 http://www.island-stream.com


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広大な世界の玄関口

2016-07-28 23:47:57 | 湯浅湾ツアー

 雪山から珊瑚礁まで、
 紀伊半島の海、山、川には自然のありとあらゆる形態が、
 バラエティ豊かに揃っている。
 そいつを自分の五感と全身で味わい尽くすこと。
 一生飽きないほど、毎回新しい発見に満ちあふれている。

 その中でも湯浅湾とは、
 広大な紀伊半島というフィールドの、 
 玄関口みたいな場所だ。 
 ここを押さえとくと、
 すーっとその奥の深い世界に入っていける。 

 湯浅湾だけでも想像以上に色んな場所があるけれど、
 紀伊半島全体となると想像を遙かに超えたバラエティに富んでいる。 
 湯浅湾はそのとっかかりの部分としてちょうどいいのだ。
 比較的穏やかなので初心者の練習場としてもちょうどいいしね。
 中・上級者にもルート取りの上達に適している。

 また湯浅湾を基準として、自分の感覚で、
 黒潮フィーリングの濃淡を対比してみるのも面白い。 
 紀伊半島は岬を一つ越えるごとに、
 少しずつ、あるいは劇的に世界を変えるけれど、場所ごとの
 それを自分の身体で感じることによって、
 自然に対する感性を磨くことにも繋がるわけだ。 
 そうして、自分自身の感性で、
 紀伊半島の地図そのものを描き直してみること。 

 湯浅湾をホームグラウンドとして、さらに、
 紀伊半島全体のフィールドを楽しむこと。
 多分それは関西人にとっての、
 充実したアウトドアライフを送る、
 ひとつの王道スタイルだと思う。 


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全く初めての方にこそ楽しんで頂くために

2016-07-19 22:47:13 | 湯浅湾ツアー

 真夏の湯浅湾シーカヤック&シュノーケリングツアー。
 も
うかれこれ何千回とやってきたけれど、飽き飽きして嫌になるのを通り越して別の意味を感じるようになってきた。長年ノウハウを蓄積し定番化したからこそ、全く海に疎遠だったような人にも心ゆくまで本物の海の魅力を楽しんでいただくことが可能となるわけで、それは結構意味あることだと思う。

 以前マイルスデイヴィスのインタビューをまとめた本を読んでいて、ふとピンと来るくだりがあった。何度も何度もいやになるほど同じ曲を繰り返し演奏するということについての話。

「たとえばだ。何年もの間、毎晩同じ曲を歌っていると、曲の意味が突然分かりだすということもあるんだぜ。おれは長い間、<マイ・ファニー・バレンタイン>を演奏し続けた。で、もういい加減飽き飽きしてうんざりしていた頃、突然それが大きな意味を持つようになったんだ」

 この言葉が最近よくわかる。変化していくことの大事さと同時に、同じことを死ぬほどうんざりするまで続けんと分からんことってのもある。今年も梅雨があけ、さらに色んな人が来るけれど、毎回ええツアーしたいなと思う。ええ演奏をするように。

 アイランドストリームの湯浅湾シーカヤックツアー、
 よろしくお願いいたします。
 http://www.island-stream.com


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