開け放った窓から入ってくる海風が心地よい夜だ。
さて、ホクレア号が横浜に向かって着々と進んでますね。
ホクレア号を知らない人はこのサイト
http://<wbr></wbr>www.go<wbr></wbr>hawaii<wbr></wbr>.jp/ho<wbr></wbr>kulea2<wbr></wbr>007/
を見ればわかりますけれど、
大昔のポリネシア人は、広い広い太平洋を渡ってあちこちに移住し、最終的にはハワイにまで達しました。
その航海の際には大型の外洋航海カヌーが使用されたのですが、当時は海図やコンパスやGPSなどの航海機器なんてもちろんありませんでした。じゃあどうやって針路を決めて進んで行ったのかと言いますと、星や太陽の軌道、渡り鳥の動き、波うねりによる身体の揺れの微細な差異など、五感のみを総動員させ自然の脈動を全身で観察することによって、ルートファインディングしていったのでした。
要は己のボディ&ソウルのみで「砂漠で落としたコンタクトレンズ」の如き極小の島々を拾いあげるという凄いワザで、そいつは俗に「スターナヴィゲーション」と呼ばれています。
近代に入って風前のともし火状態になっていたそのワザをもう一度復興させようと1970年代にポリネシア航海協会が発足しました。また、その実験船として「ホクレア号」が誕生しました。ホクレア号は1975年にハワイ~タヒチ間航海を成功させたのち、次々と冒険を重ねてきました。そして今年の1月にはハワイを出港し、ミクロネシアを通って4月24日のぼくの誕生日(関係ないけどね)に沖縄に到着し、その後、熊本-長崎-福岡-山口-広島-愛媛と順調に来て、いよいよ6月9日に目的地の横浜に到着する予定です。
なんかお祭りでもやるんでしょうね。