

かるも島の向こうに沈む今の時期の湯浅湾の夕陽は捨てがたいね。
先日はるばる舞鶴から来ていただいたSさんとともにツーリングしたときの写真。
「これまで何回か漕いだけれど、本当に楽しめるようになれるのか、全然自信が持てなかった」
というSさんと色々話していて気付きましたが、やはりカヤックに向いてない人なんていないわけですね。
回数を重ねると誰だってそれなりに漕げるようになる。
たいがいの人はそれまでにやめてしまうから、向いてないとか思うようになるわけ。
基本、歩くのと一緒なんですよカヤックの操船なんて。
ずっと歩いているとそのうち自由に歩けるようになってくる。
あとはどう楽しむかっていう
その人のイマジネーションの領域に入ってきますね。
冒険的な海峡横断をする人もいれば、
のんびり周遊する人もいる。
スポーティに楽しむ人もいれば、
何ヶ月も海岸線を旅する人もいるし、
あらゆる入江という入江に入って行くのがたまらない喜びだと言う人もいるし、
海岸線の生物マニアの人もいると思えば
釣りばっかりやっている人もいる。
フォールディングカヤックを背負って世界中を旅する奴もいる。
まあ、ぼくはそれら全部が好きだからずっとやってるわけだけれどね。
色んな自然の「究極の」楽しみ方に派生してゆくマトリクスみたいなところが
カヤッキングにはある。
だから飽きっぽい人間にも飽きないわけです。
しかしいつ見ても、湯浅湾の夕陽は飽きないですね。