先日行った中紀・産湯海岸ツアー。
南国風情濃い、黒潮フィーリングのホットスポットのような場所。
このアコウの木も足摺岬、室戸岬、潮岬など黒潮沿線上に生える、
マイルストーンみたいな植物だ。
2,3年前までこの木の下にいつも、
100歳くらいのバアサンが座っていて、
「この木はワシが子供のころからこんな感じじゃった」
みたいな話してくれたものだが、最近全然見ない。
ってことは天寿を全うされたか。
紀伊半島は岬ひとつ越えるごとに
黒潮フィーリングの濃淡が微妙に変化する場所でもあるけれど、
そんなこの地をホームグランドにしてるとやがて、
「絶対音感」ならぬ「絶対黒潮感」
みたいなものが磨かれるような気がして、面白い。