南紀のフィールドってほんとにいい。
冬も楽しめるところがいい。
地形的に北西の季節風の風裏になる場所が多いことと、
南海上に台風や熱低が発生しないので大きなうねりが入ってこず、
むしろ晩秋から春先にかけて穏やかになること多い。
そしてなんといっても太陽光線の強さだ。
西高東低の冬型が強まらない限り、天気のいい日にはほんと、春みたいな日和になる。
この写真は「すさみ海岸」のフィールド。
沖の黒島、地の黒島という2つの無人島が目を引くが、
どちらも素晴らしい海食洞があって、かなり奥まで入っていくことができる。
また、沿岸部はロックガーデンとなっていて、
ひとつひとつの岩の間をすり抜けるのが面白い。
そしてそこらへん一帯に色濃く漂う、
黒潮特有のフィーリング。
植物も岩も断崖絶壁も海水も、ひとつひとつのものの、
「隈取り」「輪郭」が濃いように思える。
この独特の雰囲気が熊野の自然信仰につながってるんだろうけれど、
カヤックで海に出ると、どんなにニブイ人でも一発でそれを感じることができる。
ツアー参加でもよし、自艇で自分自身で楽しむのもよし、
ぜひいろんな人に味わってもらいたいですね。
なお、アイランドストリームのすさみ海岸ツアーの詳細はこちら
http://homepage3.nifty.com/creole/susami.html