一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1856   きりぎりす地蔵の鼻をつかみ啼く

2017年09月16日 | 

 いよいよ虫時雨の季節になった。夕方から始まるアオマツムシの大合唱が、深夜にはやや収まり、ようやくキリギリスやツヅレサセコオロギ、エンマコオロギの声が聞こえだす。眠れぬ夜は外に出て、草叢の虫の音を聞くに限る。

 ところが唯今日本列島に、強い大型台風18号が接近中。蝉や虫を楽しむどころじゃない。勿論動物たちも、草叢の陰で静かにしていることだろう。

ヒメギボウシ(姫擬宝珠)