一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3046  あーでもないこーでもないと吊るし雛  心

2024年03月29日 | 

 吊るし雛は、江戸時代から始まったようである。高価な雛人形とは異なり、近隣の仲良しの女性たち、母親や祖母が吊るし雛作りに集まり、娘の成長を祈りつつ、わいわいがやがや、あーでもないこーでもないとアイデアを出し合って、布や紙、糸などで様々な雛を手作りするのである。

人形以外に手毬(幸せ)、鶴亀(長寿)、三角(無病)、うさぎ(魔除)、巾着(お金)、本(学業上達)、犬(安産)、海老(長寿)など、様々な縁起ものを作り、吊るしたのである。

そして、吊るされた雛たちを揺らせば、一斉に雛人形たちはあーでもないこーでもないとおしゃべりを始めるのである。


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