一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2051  畑道の静けさ破りすみれ咲く  イヨ

2019年04月11日 | 

 本来、音の無い世界を「静か」、という。しかし、もう少し解釈を広げて形や色にも使って良いかもしれない。この句のように、風もなく穏やかな景色に使っても良いのだ。

「静か」を辞書で引くと、1 耳ざわりな物音や声がしないさま。ひっそりしているさま。2 目につく動きがなく、ゆったりとしているさま。慌ただしくないさま。3 落ち着いているさま。気持ちに動揺や乱れがないさま。穏やか。4 性格がおとなしく、口数が少ないさま。

静けさを破るのに、可憐なスミレを選んだ作者の心情に、私は共感したい。

路上に見たことのないものが生えていた。キノコらしいので、持ち帰って調べてみた。どうせ食べられないだろうと思っていたが、桜の咲く春に生えるキノコで、間違いなくアミガサタケ(編笠茸)だ。非常に美味だ、という。早速炒めて食べてみた。芳香もあって、まあまあかな。余ったのは、乾燥させて再び水に戻して使えるらしい。

 

コメント
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