(くちなしや げっかにしずくは うたをよむ)
この句、本来は「梔子や月下に雫(の)詩を詠む」が正しい。つまり、作者が詩を詠むのである。ところが、作者は、あり得ない「は」に替えてしまった。クチナシの露の雫が、月の光を受けて輝いている。そして、その雫が詩を詠んでいる、という意味に替えたのだ。
さて、こんな嘘を言って良いのだろうか。俳句では、「こうであらねばならぬ」などということはない。問題は、面白いかどうか、この句のように面白かったらそれで良いのだ。
クチナシ(梔子)
(くちなしや げっかにしずくは うたをよむ)
この句、本来は「梔子や月下に雫(の)詩を詠む」が正しい。つまり、作者が詩を詠むのである。ところが、作者は、あり得ない「は」に替えてしまった。クチナシの露の雫が、月の光を受けて輝いている。そして、その雫が詩を詠んでいる、という意味に替えたのだ。
さて、こんな嘘を言って良いのだろうか。俳句では、「こうであらねばならぬ」などということはない。問題は、面白いかどうか、この句のように面白かったらそれで良いのだ。
クチナシ(梔子)