「冬籠り」とは、寒さの厳しい冬を、土の中などに潜って、じっとしたまま過ごすこという。 又、寝て過ごすことを「冬眠」というが、これも冬籠りである。人間も冬は家に籠りがちになるから、人間にも適用する。
さて、「戻らざる遠くの人」とは、誰であろうか。今では会うこともなくなった遠くに住む、懐かしい身内や友人のことかもしれない。又、座敷や仏壇に飾っている写真の、今は亡き人々、父や母のことかもしれない。いずれにしても、家に籠って、過去現在未来の様々なことに思いを馳せているのであろう。
フキノトウ(蕗の薹)