一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1157  未だでしょう春来るなんて未だでしょう  野里女

2014年02月06日 | 

  さて、この俳句の季語は「春」だから、春に分類すべきかそれとも冬にすべきか、悩んでしまった。何故なら、冬に作ったことが明らかだからだ。これが

〇未だでしょう春来たなんて未だでしょう

と「来た」と過去形にすると、立春以後のような気もする。「春来たなんて未だでしょう」というのが、なんか違和感を感じるので、「春来たなんて嘘でしょう」くらいの方が読者にとって分かり易いんじゃないでしょうか。つまり、

〇未だでしょう/春来たなんて嘘でしょう」

作者には申し訳ありませんが、これで私的には完成ですね。


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2 コメント

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参考になります (縄文人)
2014-02-06 06:04:03
一日に1回は、必ず開いて勉強させてもらっています。
なるほど!!
    成程・・・と思いつつ。

〇未だでしょう/春来たなんて嘘でしょう」

  成程・・ニアンスがグ~ンと引き立ってます。
返信する
Unknown (issyok)
2014-02-06 06:34:31
縄文人さま

この句は知人の句で、とても面白いと思ったのですが・・・・・・
文法的になんか変だなあ・・・・・・
結構こういう句があるんですよね。
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