5/12,13は、栃木の実家に帰りました。
(実家の花菖蒲)
日曜は母の日、なにかプレゼントなんて言うのも正直思いつかないから、せめて顔を出すくらいはと思って出かけました。そう思ったのは確かなのだけど、都合のいい話で、釣り仲間数人も栃木の川に行くと言うので、釣りが目的だったとも言えるかもしれません。
土曜日の早朝に、川に行ってみたけど、やり水量は多く、かなり濁っていて、しかも、雲一つ無い晴天、当然ハッチもライズもありません。ひとまずコーヒーを煎れて、コンビニで買ってきたサンドイッチで朝食にしました。
(天気が良すぎた本流の流れ)
(手前の本流は濁っているが、向こう側から流れ込む支流の水は濁っていない)
そのうち風も出てきて、ますますそれらしい気配はなくなり、釣り仲間達もどこか良い場所はないかと、色々探している様です。ひとまず濁りの入っていない支流で4人合流です。
そんな状況だから、支流は釣り人が多くて場所探しでウロウロです。
(支流の流れは濁っていなかったが。。)
風も強くなり、釣れそうな気がしないので、支流での釣りは止め、本流の下流域にあるフラットなポイントに移動です。
本流からちょっと支流に入ったそのポイントは本流の濁りとはまた違った色の濁りが入っていてライズはありません。田植えの濁りですかね。
結局、釣り仲間5人で集まり、ライズ待ちをしたけど、ライズは無く、3人は別の支流へ移動して行きました。
夕方近くなると、大きなモンカゲロウが流下しますが、ヤマメは捕食しません。
それでも、たまにライズがあるので、毛鉤を送り込みます。一度だけ食いついたけど、毛鉤にはかかりませんでした。
どういう気候なのか、とても5月とは思えない寒さ、風もあり我慢できなくなってきたので、18時過ぎには釣りは完了としました。
(夕暮れまで粘ったが、、寒い)
密かに明日が勝負かな、と実家で天気予報を見ると、今日の気温は4月初旬並みでかなり低いとの事で、しかも明日は曇りの予報と信じていたのに、晴れの予報です。明日もダメかもしれないですね。
そんな訳で翌朝は、ちょっと朝寝坊して、9時頃に川に着くと、水量は多少減ったものの、濁りは残っています。しかも雲一つ無い晴天です。
金環日食が近い事もあり、南の空には、まだ月が見え、12時頃まで待ってみましたが、何もないまま終了。川には2羽のカモのカップルがのんびりとデートしていて、なんとものどかなものでした。
実家で昼寝していて、気がつくと、外は雲っています。もしかしたらと4時頃に慌てて川に行ってみましたが、相変わらずハッチもなく、水面にはオドリバエが飛んでいるだけです。あのオドリバエにライズするヤマメがいても良い物だが、と水面を見渡すと、ライズ?今のは確かにライズです。そう思って毛鉤を変え、ライズした場所を見ていると、またライズしました。すかさず毛鉤を送り込むと、ヤマメが毛鉤に飛び出し、フッキングです。が、、しかし、すんでのところで毛鉤がはずれてしまって、残念。。です。
その後、19時まで待ってみたけど、遠くで1度だけ、大きいヤマメがジャンプしたのをみただけで終わりました。
夕闇が迫った川縁を歩いて行くと、カップルのカモが上流の方で仲良く休んでいました。
本流のライズ待ちの釣りは気まぐれです。それでも、川面の流れを見ていると、色んな事が判った様な気になるものです。
流れは複雑に絡み合い、風が無ければその水面は複雑な紋様を造り出し、なにかを教えてくれるような錯覚まで覚えて、その場から離れる事ができなくなります。
そして、流下する水生昆虫を見つけると、ヤマメが水面を割って飛び出して来るはず、なんて想像すると、もう、一日中動く事ができません。
ボクは何かに取り憑かれているように思います。
あっ、母の日ですが、本当に顔をだしただけで、終わってしまいました。
そんな訳で、また、近々、実家に帰らないといけないなと思う、今日この頃です。