きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

今年最後の南アルプスの川で

2009-09-07 | 釣り

渓流釣りシーズンは、ほとんどが9月末でおしまいです。
090501 (上流の綺麗な流れと山)

もう、9月ですが、予定をみると、5、6日で南アルプスの川に行かないと、今年はもう行けないかもしれませんので、南アルプスの川に行くことにしました。
今回は、しばらく行っていない少し上流に行くことにして、5日、土曜日の朝5時頃に奥の駐車場に到着すると、なんと、他に車が1台も駐まっていません。こんな事は、初めてです。
ちょっと心配でしたが、準備をはじめて、なんと不覚にも、ウェーディングシューズを忘れてきた事に気づきました。
しかたなく、アウトドアー用のシューズを履いて、ウェットウェーディングで行くことにして、支度をはじめ、朝ご飯のサンドイッチを食べながら、それにしても、今日はなんで車が1台も来ていないのか、忘れ物もしたし何か良くない前触れか、などと少し不安なになりました。
しばらくすると、地元の人らしい、2人の釣り人が来たので挨拶をして話をしました。
釣りですか?どの辺を釣りますか?と聞くと、ちょっと年配の人でしたが、昔は、上流に歩いて釣りに行ったけど、最近はしんどいので、上流に行かないので、ここから釣り上がりたいけど、あんたがここから釣り上がるのだったら、もっと下流に行くとのことです。
ボクは少し、上流まで歩いてから釣るので、ここから釣り上がってくださいと言うと、嬉しそうに準備を始めました。
ついでに、今日は駐車場に、車が1台も駐まっていないけど、どうしたのかと思いました。と話をすると、たまにそう言う事があるんだよと、教えてくれました。
林道を朝一番で最初に歩いて行くと、熊に会う可能性が高くなるので、ちょっと不安でしたが、準備をしている間に、タクシーが駐車場の上の林道に来て客を降ろして戻って行きましたから、おそらく南アルプスを縦走する山登りの人に違いありません。
林道1番のりは、山登りの人に任せて、安心して6時過ぎに歩き始めました。
今回は、コーヒーセットも持って来たので、途中の泉で水をくみどこかでコーヒーでもと思っていましたが、泉で、先行している登山客に追いついてしまいました。
実は、3年前に、ここの泉に保健所の張り紙があり、ここの水は飲めませんと書いてあったので、一応、その人達にも教えてあげました。でも、まあ、ここの水は美味しいので、きっと飲むでしょうね。
1時間ほど上流に歩いて川におり、釣りをはじめると、結構、イワナがいますが、毛鉤に出るもののなかなか、かかりません。

090502 (もう少しでここまで日が射してきます)

それに、ゴム底のシューズは水に濡れると、石でよく滑り不安だらけです。
やっと1匹イワナをかけましたが、そのイワナは、この川に元々いるイワナでは無く、朱点が無い完全なニッコウイワナで少しがっかりしました。
それでもイワナの顔を見たのでひとまず、くんできた水でコーヒーを煎れて休憩です。
空は青空、日が射してきて少し暖かくなり、山の緑が綺麗で、流れる水も澄んでいてなんだか気持ちが良く、今日は上流に来て良かったと思える一時です。
でも、休憩するまでに、自転車で5人の釣り人、歩きで2人の釣り人が上流に向かって行ったので、まあ、のんびり釣り上がる事にして、釣り再開です。
その後も、毛鉤に出るけど、かからない事が多く、ここのイワナはすれているのかとも思いましが、やっぱり秋なのですね。秋は、イワナも用心深くなるものです。
そこで、また問題発生です。

090503 (靴底がはがれて。。。)

なんと、シューズの靴底がはがれてしまって、滑る上にかなり歩きづらくなりました。
さすがに、諦めモードです。
11時頃には、お腹もすいたので、早めのお昼を食べ、下山する事にしました。
帰りも泉で水をくみ駐車場に戻って、はがれてしまった靴底をボンドでくっつけて、乾くまでコーヒーを煎れて飲みながら少しのんびり。
下流の堰堤下に移動して釣りですが、堰堤下は、この時期狙い所ですから、すでに他の釣り人の足跡があり期待は薄いところです。
堰堤にあいている水が流れ出る穴に上手く毛鉤を放り込むと、バシャっと、良い感じイワナがかかりました。

090505
(イワナが隠れていた穴)

結構引きますので、これは、27,8cmはありそうだな、と思ってランディング!
すると、なんと、そのイワナはお腹も黄色く居付きのイワナである事は確かなのに、尾鰭だけが切れています。25,6cmでした。

090504
(良い引きをした、尾っぽの切れたイワナ)

このイワナは、この川に元から居るイワナでは無く、朱点はあるものの、白い斑点がある放流されたヤマトイワナですね。
堰堤下のポイントは、すでに他の釣り人が釣ったあとなので、ダメかと思っていましが、意外に反応が良く、イワナが出て来ます。でも、毛鉤にかかったのは、そのほかに1匹だけでしたが、急に大粒の雨が降ってきたので、そこで一端車に戻りました。
今日は、もう満足しまた、次の堰堤でも釣りをしようかとも思いましたが、釣りはお仕舞いにして、林道を下って宿に行くことにしました。途中、猿の集団がいましたが、実りの秋なので、何かの実をみんなで食べていたのでしょうね。
今日の宿は、はいつものビジホですが、ここの大浴場でのんびり温泉気分です。
他に誰も入っていなかったので、ゆったりくつろぎ、風呂上がりには宿のレストランで、枝豆とグラスの生ビール、ソースカツ丼の晩ご飯です。(あまり飲めないのでグラス生ビールがメニューに加わっていたので、ボクにはちょうど良いです。)

090506 (美味しいビール)

チェックインする時に、他のお客さんが、近くにある食べ物屋さんの事を色々聞いていましたが、ここのレストランが一番美味しいよって教えてあげたかったですね。
ソースカツ丼も美味しかったですが、やっぱり、ここのビールが一番美味しいですね。
翌日は、支流探検ですが、途中の直売所でトウモロコシを買って、山の方に行くと、なんとか植物園の看板、車を止めて見てみると、木を叩く音が聞こえてきたので、木の上の方を良く見てみるとキツツキですかね、巣を作っていました。

090507
(キツツキ、ズームしたので上手く取れていませんが。。)

支流を見つけて少し釣りしてみましたが、絶好のポイントでは、反応なく、足下も滑って怖いので早めに完了です。
集落のそば畑では、白いそばの花が咲いていて綺麗でした。
早めの帰宅のはずが、高速道路はやっぱり渋滞していて帰宅は遅くなりましたね。
高速道路1000円は、安くて助かるのですが、この渋滞はなんとかならないのかと思う今日この頃です。

090508 (綺麗に咲いたそばの花)

南アルプスの川での釣りは、たぶん今年は今回が最後ですね。
ちょっと上流まで歩いて行ってみましたが、イワナは、結構残っている印象です。もしかすると、何時もは釣り人の後のため、出が悪かっただけかもしれませんが、上流域もほとんど、ニッコウイワナの領域になってしまった様でちょっとがっかりもしました。
それに、やっぱり上流域に頑張って行くよりも、下流域の堰堤下などのポイントの方がイワナは多いのでは無いかと改めて思いました。
でも、今回、青い空の下、ちょっとのんびり林道を歩きながら、山の緑や小さな支流の滝などを見ながら歩きましたが、なかなか気持ち良かったですね。
また、来年も、上流に向かってのんびり歩いて釣りに行こうと思います。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白馬妙高の夏休み(後編)(8/... | トップ | 今年最後?の本流イブニング »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
南アルプス釣行お疲れ様でした~ (ふくちゃん)
2009-09-10 00:10:31
南アルプス釣行お疲れ様でした~
マダマダ魚が残ってるのは、来るべきシルバーウイークの為に
放流された物かも?

なんとかお持ち帰り組の手を逃れ、生き延びてほしいものですね

返信する
★ふくちゃん (iwana_m)
2009-09-10 15:42:24
★ふくちゃん

漁協の情報では、最近、放流はしていないみたいだから、たぶん、残ってるんだと思います。
最近あんまり釣れないから、持ち帰りの人は、少なくなりましたね。。
で、魚が増えると、また来るんですよね。。。
返信する

コメントを投稿

釣り」カテゴリの最新記事