JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

浄土宗京都教区特別大公開2019に行ってきました②

2019-10-28 | 御朱印めぐり
浄土宗京都教区が毎年秋に開催している特別大公開の続きです。


護念寺を後にしましょう。千本今出川から地下鉄今出川、さらに地下鉄で東山駅に行けば金剛寺です。今日は10時からの拝観受付予定でしたが、寺務が入り13時からに変更されています。

ちなみにカラフルな「八坂庚申堂」の正式な名前も「金剛寺」でして、どっちも東山区なのでややこしいです。

こちらの金剛寺は三条通沿いにありますがこのように目立ちません。多くの方が通り過ぎているはずでしょうが気が付きにくいと思います。

お寺の前に着いたら近くで大きなかけ声が。

粟田神社の神幸祭みたいです。

金剛寺に戻りましょう。

奈良時代に行基が東岩倉に創建した阿弥陀堂が由来とされます。応仁の乱で焼け、頭の部分だけが残された阿弥陀如来像を粟田の地に移し、その後1602年に岌然上人が浄土宗のお寺として再興、その際に阿弥陀様の胸の部分が作られて現在の形となっています。

現在のご住職は30年あまり旅行会社で勤務ののち知恩院で得度され、今はお寺カフェなど様々な活動をされているようです。

本堂内は撮影自由、ご本尊以外はブログ等にアップしても構いません、とのこと。

こちらでは拝観者がある程度集まると木魚念仏を体験できます。5分程度の短いものですので時間に余裕がなくても体験できると思います。

金剛寺の御朱印です。


今日はここまで。すぐに自宅に戻りライブに向かいましょう。阿弥陀様の御利益かモール(ライブを盛り上げるための金色のテープ)がいい具合に降ってきてゲットできました。


今回は小さなお寺を回りましたが、それぞれのお寺で全く違う歴史を持っており、本尊の阿弥陀如来(浄土宗では必ず阿弥陀様です)もそれぞれ来歴が大きく違って興味深かったです。京都のお寺は太平洋戦争の戦災を免れたものの、応仁の乱や大規模な火災などを乗り越えて今に至っています。それぞれのお寺の歴史を直接ご住職から聞くことができるのも魅力です。

ただ小さな檀那寺には公開の負担が大きいのか公開日を減らしているところが増えてきており、期間中の1日のみ(しかも平日)に絞っているケースも増えてきました。

解決のため例えば知恩院で修行している若手の修行僧を支援に派遣することができればいいのかな、と思います。修行僧の多くは地方にある浄土宗寺院のお子さんで将来お寺を継ぐために修行に来られていますから、地方と京都のお寺同士の縁をつなぐ機会にもなるのではないでしょうか。

「京の冬の旅」よりも面白いイベントですので、今後も安定して続けることのできる方法を考えていただければと思います。


最後に御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
清涼院 3種を受付で授与(うち1種は書き置きのみ)。
護念寺 3種を本堂で授与。
金剛寺 1種を受付で授与。書き置きのみ。
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