「西日本どこまで4DAYS」の旅、福井県の勝山と大野を回っていますが後半の大野市に向かいましょう。
勝山-大野間のバスは京福電鉄が運行していた勝山-大野間の鉄道の代替バスで、平日9往復、土休日5往復です(この他季節によりダイナゴンという観光周遊バスもあり)。乗客は1桁ですが平日の昼でもお客が乗っているようです。

20分少々で大野三番バス停に到着。大野三番は京福電鉄の大野駅が置かれていたところです。

バス停の目の前にタクシーの営業所があります。もう古くて読めなくなった観光地図が掲げられており、ここが50年前まで駅前であったことを物語っています。この地図は掲げられた当時の路線図で、もう廃線になった路線も残っているといいますが、もはや読めなくなっています。

大野市は人口2.9万人。ヤクルトスワローズの中村悠平選手の出身地です。大野は「天空の城」の大野城跡で知られますが、名水の郷でもあり、水を使った清酒・越前そば・冬の水ようかん(大野では「でっち羊かん」と呼んでいる)などが名物です。豪雪地帯でもあるので清酒の仕込みを行う冬は気温が低い上に一日の気温や湿度の差が少なく、「花垣」など高い評価を受ける銘酒の郷です。
野菜や山の幸でも知られ、福井市内の飲食店では大野産の野菜を使っていることをアピールしている店もあります。福井県は1年後に迫った北陸新幹線の敦賀開業に合わせて「地味にすごい、福井」をキャッチコピーに売り出しを図っていますが、「地味にすごい」中でも一番地味にすごいのが大野なのかも知れません。

まずは目の前にある豊栄堂さんで「でっち羊かん」を購入。なぜか福井市内で水ようかんと呼んでいるのに大野ではでっち羊かんなのでややこしいです。大野のでっち羊かんの特徴は「サイズがでかい」。小サイズでも福井市内の大サイズ並みで、買ったらずっしり重いです。あっさりして食べやすいのでそれでも食べられます。

大野三番から中心方向に歩いてすぐに大野中野郵便局があります。

大野中野郵便局の風景印です。地蔵灯籠にウグイスやコブシの花があしらわれています。
さらに中心方向へ。朝市の立つ七間通りへ。

伊藤順和堂があります。いもきんつばが美味しいお店で、もちろんでっち羊かんも売っていますので買いました。

その先に大野元町郵便局があります。

大野元町郵便局の風景印です。お城に御清水があしらわれています。
このまま七間通りを東に進み、踏切を渡ってしばらく歩くとそば屋の梅林があります。

ここでお昼にします。

越前そばと醤油カツ丼のセットです。大野と勝山ではソースカツ丼もありますが、醤油カツ丼も出しており、地域の名物としています。なかなか美味しいですよ。
後半は越前大野駅近くの大野神明郵便局から。

駅から近いものの人通りがほとんどなく静かです。

大野神明郵便局の風景印です。お城と金森長近像です。
これで市内中心部の風景印巡りを終えました。少し時間があるのでお城の方に行ってみました。

帰りは越前大野駅から九頭竜線です。本数が少なく、11時台の次が15時台という有様です。

大野駅に掲げられていた告知です。この先九頭竜湖駅の手前にある越前下山駅は大雪の際に九頭竜湖行きのみ通過することがあるとのことです。折り返しの福井行きは停車するそうですから、恐らく九頭竜湖に向かって登りになっており、停車すると雪で滑って再発進できないのでしょうね。実際越前下山駅で乗り降りするお客さんはどれだけいるのでしょうか。

帰りの列車が来ました。大野は面白かったです。
小さなディーゼルカー1両のみですが、途中の一乗谷からお客が乗って座席が埋まる程度になりました。九頭竜線は新幹線開業後も引き続きJR西日本が運行することになっていますが、本数が少なくて使いようがないのが現状です。路線バスも1時間かかります。
福井には16時過ぎに到着。湖西線経由の新快速の最終は敦賀16時23分発でもう間に合いません(米原経由の新快速は敦賀18時49分発まであるが大阪21時17分着と大幅に遅くなる)。帰りはサンダーバードで一気に大阪駅まで戻りましょう。やはり楽ができます。
敦賀16時23分発の最終の新快速に乗り継ぐには福井発15時11分の長浜行きに乗る必要があります。ちなみに金沢からこの電車に乗り継ぐには13時29分発の電車に乗らなければ間に合いません。近江今津8時14分の福井行きに乗った場合、金沢到着は11時44分なので2時間弱しかいられません。青春18きっぷでは大阪からの金沢日帰りが困難であることが分かると思います。
もし仮に「西日本どこまで4DAYS」で金沢からサンダーバードに乗った場合は16時発の34号に乗れば18時39分に大阪に着きます。先ほどの湖西線経由の最終の新快速が大阪に着くのは18時27分ですから、サンダーバード34号だとそれほど変わらない時間に帰り着くことができ、4時間あまりの滞在時間を確保できます。この辺が特急を利用できる「西日本どこまで4DAYS」のアピールポイントであろうと考えられます。
うまく使えば青春18きっぷでは苦しい距離の日帰り旅行も可能になります。昨年秋頃からホテル代が値上がりしているため宿泊費のかからない日帰り旅行の人気が強まっており、そういった動きにマッチした切符だと思います。
勝山-大野間のバスは京福電鉄が運行していた勝山-大野間の鉄道の代替バスで、平日9往復、土休日5往復です(この他季節によりダイナゴンという観光周遊バスもあり)。乗客は1桁ですが平日の昼でもお客が乗っているようです。

20分少々で大野三番バス停に到着。大野三番は京福電鉄の大野駅が置かれていたところです。

バス停の目の前にタクシーの営業所があります。もう古くて読めなくなった観光地図が掲げられており、ここが50年前まで駅前であったことを物語っています。この地図は掲げられた当時の路線図で、もう廃線になった路線も残っているといいますが、もはや読めなくなっています。

大野市は人口2.9万人。ヤクルトスワローズの中村悠平選手の出身地です。大野は「天空の城」の大野城跡で知られますが、名水の郷でもあり、水を使った清酒・越前そば・冬の水ようかん(大野では「でっち羊かん」と呼んでいる)などが名物です。豪雪地帯でもあるので清酒の仕込みを行う冬は気温が低い上に一日の気温や湿度の差が少なく、「花垣」など高い評価を受ける銘酒の郷です。
野菜や山の幸でも知られ、福井市内の飲食店では大野産の野菜を使っていることをアピールしている店もあります。福井県は1年後に迫った北陸新幹線の敦賀開業に合わせて「地味にすごい、福井」をキャッチコピーに売り出しを図っていますが、「地味にすごい」中でも一番地味にすごいのが大野なのかも知れません。

まずは目の前にある豊栄堂さんで「でっち羊かん」を購入。なぜか福井市内で水ようかんと呼んでいるのに大野ではでっち羊かんなのでややこしいです。大野のでっち羊かんの特徴は「サイズがでかい」。小サイズでも福井市内の大サイズ並みで、買ったらずっしり重いです。あっさりして食べやすいのでそれでも食べられます。

大野三番から中心方向に歩いてすぐに大野中野郵便局があります。

大野中野郵便局の風景印です。地蔵灯籠にウグイスやコブシの花があしらわれています。
さらに中心方向へ。朝市の立つ七間通りへ。

伊藤順和堂があります。いもきんつばが美味しいお店で、もちろんでっち羊かんも売っていますので買いました。

その先に大野元町郵便局があります。

大野元町郵便局の風景印です。お城に御清水があしらわれています。
このまま七間通りを東に進み、踏切を渡ってしばらく歩くとそば屋の梅林があります。

ここでお昼にします。

越前そばと醤油カツ丼のセットです。大野と勝山ではソースカツ丼もありますが、醤油カツ丼も出しており、地域の名物としています。なかなか美味しいですよ。
後半は越前大野駅近くの大野神明郵便局から。

駅から近いものの人通りがほとんどなく静かです。

大野神明郵便局の風景印です。お城と金森長近像です。
これで市内中心部の風景印巡りを終えました。少し時間があるのでお城の方に行ってみました。

帰りは越前大野駅から九頭竜線です。本数が少なく、11時台の次が15時台という有様です。

大野駅に掲げられていた告知です。この先九頭竜湖駅の手前にある越前下山駅は大雪の際に九頭竜湖行きのみ通過することがあるとのことです。折り返しの福井行きは停車するそうですから、恐らく九頭竜湖に向かって登りになっており、停車すると雪で滑って再発進できないのでしょうね。実際越前下山駅で乗り降りするお客さんはどれだけいるのでしょうか。

帰りの列車が来ました。大野は面白かったです。
小さなディーゼルカー1両のみですが、途中の一乗谷からお客が乗って座席が埋まる程度になりました。九頭竜線は新幹線開業後も引き続きJR西日本が運行することになっていますが、本数が少なくて使いようがないのが現状です。路線バスも1時間かかります。
福井には16時過ぎに到着。湖西線経由の新快速の最終は敦賀16時23分発でもう間に合いません(米原経由の新快速は敦賀18時49分発まであるが大阪21時17分着と大幅に遅くなる)。帰りはサンダーバードで一気に大阪駅まで戻りましょう。やはり楽ができます。
敦賀16時23分発の最終の新快速に乗り継ぐには福井発15時11分の長浜行きに乗る必要があります。ちなみに金沢からこの電車に乗り継ぐには13時29分発の電車に乗らなければ間に合いません。近江今津8時14分の福井行きに乗った場合、金沢到着は11時44分なので2時間弱しかいられません。青春18きっぷでは大阪からの金沢日帰りが困難であることが分かると思います。
もし仮に「西日本どこまで4DAYS」で金沢からサンダーバードに乗った場合は16時発の34号に乗れば18時39分に大阪に着きます。先ほどの湖西線経由の最終の新快速が大阪に着くのは18時27分ですから、サンダーバード34号だとそれほど変わらない時間に帰り着くことができ、4時間あまりの滞在時間を確保できます。この辺が特急を利用できる「西日本どこまで4DAYS」のアピールポイントであろうと考えられます。
うまく使えば青春18きっぷでは苦しい距離の日帰り旅行も可能になります。昨年秋頃からホテル代が値上がりしているため宿泊費のかからない日帰り旅行の人気が強まっており、そういった動きにマッチした切符だと思います。