都営浅草線・泉岳寺-浅草橋間の御朱印巡りの続きです。
新橋は烏森神社がありますが以前頂いているので通過します。
次は日本橋です。証券会社が立ち並ぶところに参道が見えます。日本橋日枝神社です。
赤坂にある日枝神社の御旅所です。赤坂の日枝神社が日本の政治の中心を守っているのに対しこちらは日本経済の中心を守っています。
鳥居は上が△になっている山王鳥居ではなく一般的な明神鳥居です。神職の方に聞いたところ日枝神社の御旅所になる以前から神社があったためではないかとのこと。江戸時代の絵図にも今と同じ形の鳥居が描かれているようです。
本殿は1928年に完成、2010年に修復が行われたものです。
神職の方から「歩いてすぐですので兜神社もお参りしませんか」とのお話がありました。
兜神社へは東京証券取引所の脇を通ってゆきます。
基本買い持ちなので大きくお金を動かすことはありませんが、私のお金も形の上ではここを経由していることになります。今日は休場日なので歩く人はほとんどいません。
兜神社と日本橋兜町は源義家が願掛けで兜を埋めたことが名前の由来とされ、兜神社は長らく兜町の鎮守として崇敬を集めてきました。兜町が金融の中心となってからは証券会社関係者からも信仰を集めています。
首都高の建設にあたり現在地に移転、社も小さくなりました。長らく崇敬会が管理していましたが今は日本橋日枝神社が管理しています。
東証の建物をはじめ兜町の地主となっているのが平和不動産です。戦前の証券取引所が解散される際に土地や建物を引き継ぐため証券会社などが出資して作られた不動産会社で、大証・福証などのビルも平和不動産が管理しています。先日平和不動産のREIT(不動産投資信託)を買ったところですので兜神社にお参りすることになったのもご縁なのでしょうね。
日本橋日枝神社に戻り御朱印帳を引き取りました。
日本橋日枝神社の御朱印です。
兜神社の御朱印です。
次は人形町。人形町は人形浄瑠璃が行われていたことに由来し、元は吉原遊郭がありました。明暦の大火により吉原は今の場所に移転、芝居小屋が建ち並ぶようになります。京都の漬物店・近為が出店していたり、京都から移ってきた「黄金芋」の壽堂など京都の影響を受けた江戸情緒が残る街です。
【注】都合上人形町のみ前日に頂いていますが、話を分かりやすくするため続きで書いています。ご了承ください。
大観音寺に立ち寄ります。この通り都心の小さなお寺です。都心で広い土地を維持することは難しいご時世ですから致し方ないでしょうね。
聖観音宗のお寺で創建は不詳だそうです。鉄でできた大きな観音菩薩の頭像が本尊で以前観音様の御朱印は頂いていたのですが、本願地蔵尊の御朱印を頂いていなかったので今回はこちらを頂きます。
大観音寺の御朱印です。
お次の東日本橋でも下車しましょう。
「東日本橋」という駅名標の下に必ず「問屋街」というプレートが付けられています。この駅の名前を決めるときに地元から「問屋街」にすべきとの意見が根強くあってまとまらず、正式な駅名を「東日本橋」、「問屋街」を副駅名とすることで決着が着いた名残だそうです。駅の開業当時「東日本橋」という地名はなく、駅ができたのちにできた地名です。
出口にも問屋街。
この出口から徒歩3分で薬研堀不動院があります。真言宗のお寺で川崎大師の東京別院です。1585年に紀州根来寺の大印僧都が秀吉に追われて東へ下り、隅田川沿いのこの地にお堂を建てたのが創建とされます。
これまた妙に細長く感じる都会ならではのお寺です。
薬研堀不動院の御朱印です。不動明王の炎が印象的です。
お隣の浅草橋へ。しばしば浅草と間違えられますが浅草駅は2つ先です。雛人形や五月人形のお店や文具などの販売で知られるシモジマのお店が並んでおり問屋街となっています。
迫力ある冷房の配管です。建設当初は駅の冷房を考えていなかったので後付けで設置したようですね。
須賀神社があります。601年に創建された都内でも古い神社で素盞鳴尊を祀っています。
ここの宮司さんは話し好きで知られ、私の時は「兜神社ってどこだっけ?」という話になりました。「兜町の兜神社は小さな祠だよね」といことで日本橋の日枝神社が管理するようになった話をすると「山王さんは手広いね」とご存知の様子でした。
須賀神社の御朱印です。
お昼にしましょう。浅草橋には洋食の大吉があります。
庶民的な洋食店で珍しく日曜も営業しておりほぼ満席でした。
ハンバーグとカニコロッケです。お箸で食べる洋食でお味噌汁付きというのもいいですね。
帰りの飛行機の都合上本日はここまで。時間に余裕のある方はさらに蔵前・浅草と回ってみると面白いでしょう。浅草寺や浅草神社などで御朱印を頂けます。
このほか浅草線の終点西馬込駅は池上本門寺の裏口的存在で、本門寺や塔頭寺院で御首題が頂けます。五反田から池上本門寺へは池上線が一般的ですが実は西馬込駅の方が早く着きます。
羽田空港で偶然見かけたA350-900のJAL初号機です。
777-200の後継機として9月から羽田-福岡線でデビュー予定です。大胆に反り返った主翼が印象的でした。
今回の御朱印情報です(朱印料は特記ない限り300円)。
日枝神社 2種を社務所で授与。500円。
大観音寺 2種を納経所で授与。
薬研堀不動院 3種を本堂内納経所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
須賀神社 1種を社務所兼自宅で授与。
新橋は烏森神社がありますが以前頂いているので通過します。
次は日本橋です。証券会社が立ち並ぶところに参道が見えます。日本橋日枝神社です。
赤坂にある日枝神社の御旅所です。赤坂の日枝神社が日本の政治の中心を守っているのに対しこちらは日本経済の中心を守っています。
鳥居は上が△になっている山王鳥居ではなく一般的な明神鳥居です。神職の方に聞いたところ日枝神社の御旅所になる以前から神社があったためではないかとのこと。江戸時代の絵図にも今と同じ形の鳥居が描かれているようです。
本殿は1928年に完成、2010年に修復が行われたものです。
神職の方から「歩いてすぐですので兜神社もお参りしませんか」とのお話がありました。
兜神社へは東京証券取引所の脇を通ってゆきます。
基本買い持ちなので大きくお金を動かすことはありませんが、私のお金も形の上ではここを経由していることになります。今日は休場日なので歩く人はほとんどいません。
兜神社と日本橋兜町は源義家が願掛けで兜を埋めたことが名前の由来とされ、兜神社は長らく兜町の鎮守として崇敬を集めてきました。兜町が金融の中心となってからは証券会社関係者からも信仰を集めています。
首都高の建設にあたり現在地に移転、社も小さくなりました。長らく崇敬会が管理していましたが今は日本橋日枝神社が管理しています。
東証の建物をはじめ兜町の地主となっているのが平和不動産です。戦前の証券取引所が解散される際に土地や建物を引き継ぐため証券会社などが出資して作られた不動産会社で、大証・福証などのビルも平和不動産が管理しています。先日平和不動産のREIT(不動産投資信託)を買ったところですので兜神社にお参りすることになったのもご縁なのでしょうね。
日本橋日枝神社に戻り御朱印帳を引き取りました。
日本橋日枝神社の御朱印です。
兜神社の御朱印です。
次は人形町。人形町は人形浄瑠璃が行われていたことに由来し、元は吉原遊郭がありました。明暦の大火により吉原は今の場所に移転、芝居小屋が建ち並ぶようになります。京都の漬物店・近為が出店していたり、京都から移ってきた「黄金芋」の壽堂など京都の影響を受けた江戸情緒が残る街です。
【注】都合上人形町のみ前日に頂いていますが、話を分かりやすくするため続きで書いています。ご了承ください。
大観音寺に立ち寄ります。この通り都心の小さなお寺です。都心で広い土地を維持することは難しいご時世ですから致し方ないでしょうね。
聖観音宗のお寺で創建は不詳だそうです。鉄でできた大きな観音菩薩の頭像が本尊で以前観音様の御朱印は頂いていたのですが、本願地蔵尊の御朱印を頂いていなかったので今回はこちらを頂きます。
大観音寺の御朱印です。
お次の東日本橋でも下車しましょう。
「東日本橋」という駅名標の下に必ず「問屋街」というプレートが付けられています。この駅の名前を決めるときに地元から「問屋街」にすべきとの意見が根強くあってまとまらず、正式な駅名を「東日本橋」、「問屋街」を副駅名とすることで決着が着いた名残だそうです。駅の開業当時「東日本橋」という地名はなく、駅ができたのちにできた地名です。
出口にも問屋街。
この出口から徒歩3分で薬研堀不動院があります。真言宗のお寺で川崎大師の東京別院です。1585年に紀州根来寺の大印僧都が秀吉に追われて東へ下り、隅田川沿いのこの地にお堂を建てたのが創建とされます。
これまた妙に細長く感じる都会ならではのお寺です。
薬研堀不動院の御朱印です。不動明王の炎が印象的です。
お隣の浅草橋へ。しばしば浅草と間違えられますが浅草駅は2つ先です。雛人形や五月人形のお店や文具などの販売で知られるシモジマのお店が並んでおり問屋街となっています。
迫力ある冷房の配管です。建設当初は駅の冷房を考えていなかったので後付けで設置したようですね。
須賀神社があります。601年に創建された都内でも古い神社で素盞鳴尊を祀っています。
ここの宮司さんは話し好きで知られ、私の時は「兜神社ってどこだっけ?」という話になりました。「兜町の兜神社は小さな祠だよね」といことで日本橋の日枝神社が管理するようになった話をすると「山王さんは手広いね」とご存知の様子でした。
須賀神社の御朱印です。
お昼にしましょう。浅草橋には洋食の大吉があります。
庶民的な洋食店で珍しく日曜も営業しておりほぼ満席でした。
ハンバーグとカニコロッケです。お箸で食べる洋食でお味噌汁付きというのもいいですね。
帰りの飛行機の都合上本日はここまで。時間に余裕のある方はさらに蔵前・浅草と回ってみると面白いでしょう。浅草寺や浅草神社などで御朱印を頂けます。
このほか浅草線の終点西馬込駅は池上本門寺の裏口的存在で、本門寺や塔頭寺院で御首題が頂けます。五反田から池上本門寺へは池上線が一般的ですが実は西馬込駅の方が早く着きます。
羽田空港で偶然見かけたA350-900のJAL初号機です。
777-200の後継機として9月から羽田-福岡線でデビュー予定です。大胆に反り返った主翼が印象的でした。
今回の御朱印情報です(朱印料は特記ない限り300円)。
日枝神社 2種を社務所で授与。500円。
大観音寺 2種を納経所で授与。
薬研堀不動院 3種を本堂内納経所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
須賀神社 1種を社務所兼自宅で授与。