5月3日(火)
憲法記念日の今日は、午後から少しにわか雨が降るかもしれないとの予報だったため、予定を変更して超近場のてん子山へ登ることにした。
山中越の府道沿いにある北白川天然ラジウム温泉の北端に、地蔵谷に入る砂防堰堤の管理道路がある。ここから歩き始めて、堰堤を二つ過ぎたところから山道となる。流れの細くなった川を渡渉し、しばらく山腹を捲いたりしながら進むと尾根筋への登りとなる。その先は京都近辺では珍しい花崗岩の風化した府県境の尾根道が続く。〇〇アルプスと名前がつきそうだなどと思いながら歩いていると、案の定誰が命名したのか「比叡アルプス」と書いた小さな標識に出会った。
「比叡アルプス」の尾根道
関電の鉄塔を過ぎて少し行くとごく小さなピークとなる。ここが標高500mのてん子山山頂(N35度03分04秒・E135度49分20秒)だ。山名を示すものは何も無い。山頂の真ん中に枯れた松の木が1本立っていた。430Mhzで和歌山県有田川町移動のJO3JOP局他と交信する。湖南市の阿星山に登っている山ランメンバーのJQ2FOY局ともファーストQSOできた。
てん子山山頂
ところで、ネット検索ではこの山頂から西北西800m程にある442.3mの三角点ピークをてん子山としているものが多くあった。真偽の程は分からないが、目的が山ラン山行きのため「日本山名事典」に従った。この道をさらに登ると、ロテル・ド・比叡前の一本杉に到達するようだが、今日は山ランの目的を達成したので来た道を下山した。
* てん子山の山頂は N35°03′09″、E135°48′50″ が正しいようです。