2021年10月4日(月)
白根山(2578m)は栃木県日光市と群馬県片品村の境界にあり両県の最高峰になる。というか関東以北では最も標高が高い山となるようだ。群馬県側に丸沼高原スキー場があり、ロープウエイを使うと標高1990mの山頂駅まで一気に上がることができるので、標高の割には楽に登頂できる山だ。
昨夜は丸沼のペンションに宿泊したがそこでロープウエイの割引券をもらった。本来往復2千円だが2割引で乗ることができた。ゴンドラは定員8人だがコロナ対策でグループ毎の乗車となっていて、単独者は一人で乗るようになっている。
ロープウエイセンターステーション、8時の始発前から人が多い
山頂駅を出て最初は樹林帯の中の広い道を進む。途中からは本格的な登山道となるが、紅葉や時々のぞく樹間の展望に癒やされながら気持ちよく登っていく。標高2400m辺りで森林限界を過ぎると、岩混じりの砂礫の道となるが眺望も一気に広がる。白根山山頂はまさしく360度の展望が広がっているが、昨日登った男体山以外は山の名前はよく分からない。先ずは山ランと430MHzでCQを出す。東京都あきる野市のJR1MOF局からお声がけいただいた。
森林限界を抜けた
登ってきた方向を振り返る
山頂手前の奥宮
山頂まではもう少し
白根山山頂
山頂から男体山方向
今日は下りのロープウエイの時間を考えながら最大4座での山ランを計画していた。この時点で時間はまだ11時前のため次の前白根山に向かうことにした。白根山から栃木県側にやや急な道を300m程下り、五色沼の南にある避難小屋の横からまた登っていく。こちら側から白根山に登る人もいるが出会う人は極端に少なくなった。前白根山(2373m)山頂からは埼玉県深谷市のJA1VVH局他と交信した。
五色沼
正面に男体山と中禅寺湖
避難小屋から前白根山へ登り返す
前白根山山頂
次の五色山へはなだらかな稜線散歩だ。左手には白根山の荒々しい山容を、右手には奥日光の山々を見ながら歩く。五色山(2379m)では先客が食事中だった。少し離れた日陰に腰を下ろして埼玉県久喜市の7K4NXB局と交信した。
湯元の湯ノ湖が見えた
五色山山頂
本日最後の山は座禅山(2317m)。五色山から県境の道を歩き弥陀ヶ池から少しだけ登り返したところに山頂がある。座禅山の山頂は登山道からちょっとだけ外れていて、一般の登山者はここまで来ないようだ。誰が書いたものかダケカンバの幹に山の名が書かれていた。千葉市のJP1IEO局と交信し予定の4座で山ランをすることが出来た。
弥陀ヶ池
座禅山山頂
後は最短と思われるルートを歩いて1時間余りで山頂駅に戻った。ロープウエイのセンターステーションにある座禅温泉で汗を流し、片品村の道の駅に向かった。
紅葉に癒やされる