旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

アルテピアッツア美唄 in 北海道

2008年08月18日 10時35分10秒 | 北海道ガーデン巡り

8月3日、母と長女を連れて、空知地方にある実家側のお墓参りに行きました。
北海道ではお盆にお墓参りをするのが一般的。
まだ時期が早いかな~、と思っていましたが、大きな墓地ゆえか、結構人々がお参りに訪れていました。

其処から車で40分ほど国道を走るとあるのか、「アルテピアッツア美唄
美唄出身の世界的彫刻家、安田侃氏の作品を、廃校を利用して常設展示をしている公園です。
今年の春、高級女性誌で紹介され、ここは足を伸ばす価値があるのでは、と思ったしだい。

あいにく小雨が降ってきましたが、散策には気持ちの良い緑の芝生。2本の紅葉の間から見える作品は『天沐』。

母が気に入って、下で記念撮影した(白い部分)作品は『帰門』。母曰く、「蛇の頭のようだね~

築山に上ると天辺にあるのは『天翔』

雨でなかったら、この椅子に腰掛けて、思いをめぐらせながら鑑賞したかったです。

さて、カフェ「アルテ」で一休み。ケーキや丸パンもいただき、美味しかったのですが、コーヒーがとても美味しかった窓から見る景色が何よりご馳走

木造の廃校内にも沢山の作品がありました。
美唄は炭鉱の町。当時は沢山こども達もいたのでしょう。木造校舎は懐かしかったです。

10年前の出来た当時は町営のようでしたが、財政難の折、継続が怪しくなり、それでも残したいと考えたそうですが、財団にするには経済的に無理があり、結果、NPO法人となった経緯があるそうです。
入場無料ですが、構内に募金箱が設えてあり、私たちも幾ばくか寄付をしてきました。
小さな自治体で、大きなものを作ってしまい、結果廃業してしまうケースが多々ある中、ここは是非、末永く残して欲しいと思います。

私など芸術が分かるような人間ではありませんが、「見る人が好きに感じて良い」と言う安田氏の作品なら、何度でも訪れたいものです。

 

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