梅雨と真夏は私の映画鑑賞タイムという事で、傾向はバッラバラですが、6月から8月前半までに観た映画の感想など。
お家時間でのDVD鑑賞等の参考になれば幸いです
「やすらぎの森」
ケベック州の大自然が見たくて映画館に観に行きました。
自然の中で世捨て人的な生活をしている高齢者たちのノビノビと楽しそうな様子から始まりましたが・・・
物語は「死」の雰囲気をまとって静かに着実に進行します。
愛は信念をも変える力があるのでしょうか。
物語に高齢者の恋愛が出てくるたびに想像できない自分がいるけど、現実はよくある事なのでしょうか、西洋も日本も。
心の傷が愛で治れば、それは良薬でしょう。
この物語から「自分らしく最期まで生きる」ってどういうことなのだろう、と考えさせられました。
劇中の歌に意味があるのだろうけど、字幕から意味を想像するしかなく、一寸歯がゆかったです。
原題は「雨のように鳥が降った」で、過去に起きた出来事をもとにしています。
たぶん倉本聰脚本のドラマ「やすらぎの郷」に似せてタイトルを付けたのだと思うけど、う~ん・・・
スターって、いつの時代も孤独なんだな~
ましてアメリカで子役からスター(ジュディ・ガーランド)ならなおさらかな。
ちょっと悲しい物語ではあったけど、映像も音楽も俳優も良くて見入ってしまった~DVDなのに。
主人公を演じたのが「ブリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガーだったなんて、見終わった後知ってびっくりしました。
全く違う人みたいで、凄い演技力~でも47歳以上に見えてしまった・・・
孤独は心を病むものですね。
普通に生きていてもシンドイのに特殊な世界に生きていたら、壊れちゃうよね。
(5月半ばにDVD鑑賞)
「マリアンヌ」
ブラピが好きなのでDVDをレンタルして観ました。
ブラッド・ピット、制服姿が更にカッコイイです
時代の翻弄されるラブストーリー
物語はこの時代によくあるタイプですが、主人公たちが魅力的なので見ごたえのある映画になっていると感じました。
愛は勝てるのか・・・
恋愛映画が好きな方にはお勧めだけど、ブラピなら「Mr&Mrsスミス」の方が私は好き。
「コンフィデンスマンJP プリンセス編」
映画館に行きそびれたのでDVDになるのを待っていました。
ダー子は間違いなく頭が切れて度胸があって心優しい、愛すべきコンフィデンスマンです
一作目はハラハラしながら観ていましたが、今回は「必ずやってくれる」と信じて観ていたので、ドキドキ&ワクワクしながら観ました。
カラフルでゴージャスで、シンガポールが素敵で、沢山の有名俳優さんが次々出てくるし展開が早いので、目がついていくのがやっとでしたけど、とても面白かったし、スカッとしました。
最期のオチに納得しましたし、そこは予想を裏切られました
長澤まさみ、カッコいいです。
恭平さんが準主役で出ていたのも嬉しかった
コロナ禍のストレス解消にもお勧めかも。
「スキャンダル」(DVD)
実話から映画になった物語で「Meetoo」運動のきっかけになった出来事なのかな。
物語は事実に基づいているけどフィクションなわけで、たぶんもっと酷かったのだと思う。
映画のテンポが早くて字幕に追いつくのがやっとだったけど、理解できたし、緊迫感にも通じたかもしれない。
ニコール・キッドマンとシャーリーズ・セロンの抑えているけど伝わる演技に迫力を感じました。
登場する女性が皆スタイル良くて苦笑したけど、映画は面白かった。
ハラスメントに敏感なはずのアメリカでさえこのようなセクハラが横行しているのだから、日本などおして知るべし。
世界のSDGsなんて「絵に描いた餅」なのだと痛感してしまいました。
まだまだ終わりそうにない戦いに挑む姿がカッコ良いけど、永遠に続く戦いでしょう。
トランプ政権が終わってつくづく良かったと思うけど、トランプと同じ考え方のアメリカ人が限りなく多いことに、アメリカに対する失望も感じたかな。
先日もNY市長がセクハラで辞任したニュースが流れてきて、まだまだなんだな~と感じました。
テレビ録画していたのを、やっと観ました。
東北の大震災については10年間で色々な方面から語られるようになって、当時より被災地や被災された人々の状況や感情がより伝わってくるようになったと思います。
当時福島第一原発の状況はテレビ画面で知るだけだったけれど、こうして命がけで原発の被害を食い止めようとしていた人々もいたのだとわかることができて良かったです。
その当時の緊迫感が(実際はもっと大変だったかもしれないけど)渡辺謙と佐藤浩市によってしっかりと伝わってきました。
彼等が東電の社員である事を思えば仕事に徹したとみることもできるけど、やはり命がかかっていたわけで、英雄のような「Fukushima50」と言う外来のネーミングは個人的に好みではありませんが、勇気ある社員たちが福島第一原発に居たことは忘れてはいけないと思います。
このような映画が後世に残って、原子力発電の危うさ伝えることができるのは、日本映画の財産ではないかしら。
8月後半からは怒涛のDVD鑑賞が続く予定。
夏休み中は映画館も密だろうから出向くのは一寸心配だし。
次女がAmazonプライムに入ったので、これからは更に鑑賞の幅が広がりそう。
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