もう一週間前になりますが、7月9日(土)にポール・スミザー氏の講演会へ出向きました。
(それで7月8日に早めに帰宅したわけです。)
県内でポール・スミザー氏の話を聴けるチャンスはめったにないと思って申し込みました。
場所は新横浜公園(日産スタジアム会議室)だったので、講演会後はスミザー氏が監修した新横浜公園のメドウガーデンを見に行けると思ったし。
講演会のタイトルは「ナチュラルガーデンの植栽計画!」
スミザー氏のお話はとても面白くて次々興味が湧いてきます。
時間が押してることを感じさせない充実の内容で、頭の中がパンパンに
それを記録したメモを頼りに整理してみます。
私の備忘録だと思ってお付き合いください。
*自然から良さを学ぶこと
ナチュラルガーデンを作る際に参考にするのは、庭でなくても良くて、どういう場所でどういう植物を植えているか、生えているか見る事(写真を撮る)
環境にあった植物を知ることができるから。
植物選びに関して「これじゃないとダメ」と思わないことも大切で、そうして経験しているうちに目ができてくる。
その際例としてあげられた写真の数々が面白くて~
「なんでこんなところにこんな植物が生えているんだろう」と考えることも植物と環境を知るうえで勉強になるそうです。
*土を掘らない
このお話は2017年の講演会でも伺いましたが、その時よりも方法が進化している(カーペットから段ボールへ)ようでした。
以前より土の中の状態についての話が詳しくて、植物の根、ミミズ、微生物、菌、バクテリアの関係性と役割についてより理解が深まりました。
「生物多様性と共に良い土がある」という考え方は変わらずに。
この考え方は5年前より世間に広がっているように感じます。
バーク堆肥マルチはやっぱり大事
*苗選びは葉のフォルム、色を中心に考える
植え付け苗を選ぶ際は、同じ環境を好む植物で、花の形、葉の形&色を選び、その長いリストを作る事。
予定しても手に入らない苗があるので、選択肢をたくさん持っておくと良いそうです。
見せていただいた実際のスミザー氏のリストはとても長かったですよ
種で増える植物は点々と植え、定点で育つ株は始めに植え、デザインは三角形を基本にすること等々
そして、毎回最後に仰る「自分を責めないで」
「植物が枯れても、それをチャンスと思って」と、勇気の出る言葉を頂きました。
土について少しづつ勉強しながら、自分の庭&実家の庭で実践してみようと思います。
講演会後に、ずっと欲しかった山菜堀ナイフを買いました。
サインしていただいてウキウキ
大事に使わなくては
講演会後、新横浜公園のメドウガーデンを見に行きました。
「すべての人に優しい環境や生物多様性への配慮を目指して、より自然に近い形にするとともに、遊水地という厳しい環境にも負けずに育つような宿根草をメインに植栽しています。」(冊子抜粋)
此処は遊水地なのですよ~ラグビーワルドカップの際の越流は記憶に新しいです。
7月初旬はエキナセア・パープレアやロシアンセージが満開です。
ミソハギがチラホラ咲いてイトススキが風に揺れていました。
サルビア・ネモローサ・カラドンナやシモツケも、この環境に合っているのね~
な~んて考えながら何度か往復
メドウガーデン奥の増設ガーデンで、エキナセア・パープレアとオミナエシが満開だったコーナー
ルドベキア・マキシマかな
思っていた以上に背が高いわ。
ガーデニングと生物多様性~これからはもっと大事になるのでは。
余談ですが、昨日のNHK[トリセツショー」で、野菜の中の鉄分が20年ぐらい前と比べるとかなり減っているのだとか。
それは大規模農業の大量生産によるところが大きいのでは、との話でした。
自然と共に人間は生きているのですから、経済優先だけに重きを置くと、しっぺ返しが来るような気がしてきました。
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