家を建てたのが30年余り前で、当時は我が家の木もお隣の木も小さくて、庭にはとても良く陽があたり、当時庭に貼りつめていた芝は、今は亡きお隣のおじいちゃんに「売れるほど綺麗だね」と言われていましたが、その数年後、我が家の木もお隣の木も大きく育って、庭の陽当たりが悪くなりハゲハゲとなりどうしたものかと案じていました。
その当時「私の部屋 ビズ」が創刊され、「これだ」と直感し、本格的にガーデニングを始めました。
その象徴が真紅のバラ「アンクルウォルター」のアーチです。
茎が太く扱いにくいバラでしたが、多花性で茎(ステム)が長く切り花としても観ることができるので、娘たちが小学生の時は、棘を取り除いて教室に飾るよう花束にして持たせたものです。
いよいよ引っ越しが明後日に迫り、アイアンのアーチを新しい庭に持って行くのでアンクルウォルターを切ることにしました。
今年も良く茂っているんですけどね
20年余り毎年楽しませてくれてありがとう
私の記憶にも家族の記憶にもブログやHPにも思い出として残しておくからね。
すっかり淋しくなったアーチ
動かしやすいよう、土台も掘り上げ杭も取り除きました。
お隣は先月引っ越し、今は解体作業をしています。
お隣のおじいちゃんやおばあちゃんに、「綺麗に咲いているね」と褒められたバラでしたから、お二人が亡くなってからは、季節になると何枝か切って、お仏壇にお供えしていただくよう奥さんに手渡していました。
株元を揺らすと簡単にグラグラし、ほどなくボキッと幹が割れ、折れました。
そうとう傷んでいたのですね
こうした形でなくても、お別れの時が近づいていたのでしょう。
こんな状態で、よく新芽を展開していたものだと感心します。力強いバラでした
さようなら、アンクルウォルター
一生の思い出として、大切に心の中に花を咲かせますからね
庭の引越しで移植する大きな植物は掘り上げ終わりました。
新しい庭では垣根として植えるベニバナトキワマンサク「ブラックパール」
掘り上げてみるとずいぶん大きくなっていたのだと、ちょっとビックリ
見納めの花は藪椿。
チャドクガの始末に頭を悩ませるのが苦になったのでサヨナラします
鉢植えの花は持って行きます。
全くお手入れできなかった原種系チューリップや
寄せ植えの中に埋め込んだヒヤシンスなど
来年もブログにアップできると良いな。
先日アップした寄せ植えのヒヤシンスが満開になりました。
ゴージャス
この庭から移植する植物が多いので、新しい庭でも、おなじみの景色になるかもしれません。
今はその方が落ち着くかな、と思っていますし、何より愛着があるので手離したくないですから。
インターネットの引越しもあり、明日から一週間ほどブログはお休みします。
次は新しい庭でお目にかかりましょう
バラのアーチに這っているバラが・・・
バラさんたち、頑張って咲いてくれていたんですね。
バラって強いですものね。
お疲れさま。。
アンクル・ウォルターの思い出は心に刻まれています。
長女が「記事を読んでウルウルした」と言っておりました。
強いも弱いも庭主次第ですけど、アンクル・ウォルターは強かったです。