旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

札幌の花と絵画と建物と

2024年10月27日 12時27分03秒 | 旅の記憶

10月22日(火)
お昼過ぎに札幌に着き、真っ先に向かったのは大通公園
ボランティアさんが管理する、このナチュラリスティックな植栽が好きなの

アナベルの黄緑、アスターの薄紫、ペルシカリアの赤と、花色の組み合わせが秀逸です。

大通公園の木々は色付いていました。

10月下旬でも、花壇は秋の風情を漂わせながら綺麗なままでした


そして地下鉄大通駅から東西線に乗り西18丁目へ
今回の帰省旅の最後の目的地は北海道立近代美術館
「皇居三の丸尚蔵館展 皇室の至宝 北海道ゆかりの名品」を観たかったの。

道立近代美術館は、一度は老朽化のため建て替えも検討さえたようですが、歴史的に意義があるとして改修され残されることになったそうです。


何故この展覧会に足を運んだかというと、一度実物を見てみたいと思っていた絵画が展示されているから。
円山応挙も素晴らしいですが、

何より、伊藤若冲の国宝「動植綵絵」が展示されているの
一度本物を見てみたいと思っていました。
想像通り素晴らしい絵で、何かしら訴えてくる感じがあり、見飽きないというか・・・
素人なのでこれぐらいの感想で

酒井抱一の植物画も素敵です。

展覧会では北海道ゆかりの作品も多く展示されていて、皇室でこういった作品を所蔵していることが、北海道出身者として嬉しくなりました。
夷酋列像摸本」の展示もありました。


グルグル展示を見て回り足が疲れたので小休憩。
二階のロビーからの眺めはピクチャーウィンドウのよう

カフェ・マーレーで自家製チーズテリーヌを頂きました


休憩後、せっかくここまで来たのだから、お隣の知事公館敷地内にある「北海道立三岸好太郎美術館」へ
「わがこころの街 好太郎と画家たちの札幌」展を観に行きました。
三岸幸太郎は大正から昭和初期に活躍した札幌出身の洋画家です。
ポスターの絵は「大通教会」
昭和初期には大通りに教会があったのですね~

建物は三岸が構想したアトリエをイメージした作りになっているのだとか。

「植物園」
現北大植物園の池は、昔はこんな感じだったのでしょう。

今年は札幌でも芸術の秋を堪能
道内のガーデンはクローズしていましたが、こうして芸術で植物や風景を味わうことができ、幸せなひと時を過ごしました。


この日の宿は札幌グランドホテル
ロビーの装飾花が秋らしくて綺麗

キクとダリアとローズヒップと~
秋らしい色合いですね。


「お部屋お任せ 禁煙」で予約したら、本館になりました。
エレベーターホールの設えにも趣があります。

室内はレトロな雰囲気
本館は歴史があるので、こうしたクラシックな感じになっているのかしらん。

使い込まれた感のあるユーティリティーコーナーも好みです。


夕食は赤レンガテラスのフードコートで、蕎麦と鶏ご飯を頂きました


食後はホテルのバー「キャラベル」で、フルーティーなカクテルを一杯
このバーは大航海時代の帆船がモチーフになっているそうで、入り口には帆船のステンドグラスがありました。

 

今回の帰省旅も、充実した日々でした。
天候にも恵まれ、音楽、美食、公園、庭、読書、芸術と、盛りだくさんで大満足の旅となりました
自分でも欲張りすぎやろ~と、ツッコミたくなりますが、コロナ禍の3年を思えば、その分を取り返しているのだと言い訳をしてみたり
帰省旅は来春まで予定なし。
今年もやり切りました

長々と帰省旅にお付き合いくださり、ありがとうございました


翌23日(水)
ホテルから空港へ
チェックイン&荷物を預けにANAのカウンターに行くと「お客様の予約された便は欠航なる可能性が高いので、他の便に振り替えることをお勧めします。」なんて言われて、ラッキーにも一本早い便(ANA共同運航AIRDO)に乗ることができました。
案の定、予約便は機材整備のため欠航になり、便を振りかえることが出来て安堵しました。

AIR DO便では機内Wi-Fiで、観たかった映画「おしゃべりな写真館」のダイジェスト版を見ることができて、ちょっと嬉しかったです。
北海道鹿追町を舞台にした心温まる映画ですが、午前8時に新宿の映画館まで行くのは無理なので、諦めていたの。

思わぬフライトキャンセルでしたが、ラッキーなこともありますね。
こうした映画をシネコンでも扱うと良いのにな~


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