旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

ライラックと小劇場 in 札幌

2024年05月19日 11時47分16秒 | 旅の記憶

5月17日(金)

実家を後にして向かったのは札幌。
帰路、新千歳空港から飛び立つためで、札幌に一泊しました。

大通公園の花壇では、遅咲きのチューリップが咲いていて、可愛らしい感じに

この花壇も早咲きから遅咲きまで長くチューリップを楽しめるように植栽されているのね。
ミックス植えで、黒系と白系でシックな一角。


大通公園ではライラックが満開でした

品種も色々あって、色合いの違いがよく分かります。
テレビ塔は化粧直し中

ライラックは中木なので、それ程背が高くならず、目線に花があり香りを嗅ぐことができます。
訪れる皆さんが花の前でクンクンしていました。

丁度ライラック祭り開催中。
飲食店のブースがライラックを隠しているエリアがあり、ちょっと残念だったかな~
でも北海道の美味しいものがそろうので、賑わっていました。

ライラックの花に目が行きがちですが、ライラックと街路樹の新緑とのコラボレーションも素敵です

白いチューリップだけの一角があり、そのせいでライラックの紫色が映えているような気もします。
遅咲きのチューリップとライラックの開花時期が合致することに、一寸驚きました

街路樹のトチノキも咲いていました。

夕方の光を浴びる薄ピンク色のライラック

夕方の光を浴びて大通公園の噴水がキラキラしていました。


昔を思えば、ライラックは6月の花だったし、ライラック祭りも6月だったはず。
近年ライラックが5月に咲くようになったので、ライラック祭りも5月開催になったのだそうです。
なんてこった
小説『リラ冷えの街』はどうなるの
渡辺淳一先生も、こんな地球温暖化は想像できなかったでしょう。
「リラ冷え」という言葉は生き残るのかしら・・・


この日の宿は北八条に位置するホテル・エミオン札幌
新しいホテルです。
北海道にちなんだロービーの設えや、

エレベーターホールなどの札幌軟石の壁のディスプレイがカッコ良いですし、私好み

お部屋(ダブルルーム)は過不足なく高級感のあるビジネスホテルかな。
大浴場があるのも、このホテルを選んだ理由です。
そして一番の理由が・・・


ホテル隣の「ジョブキタ 北八劇場」
昨秋の帰省の際に、札幌に本格的小劇場ができるとニュースで知って、機会があったら一度お芝居を見てみたいと思っていました。
それがタイミング良く今回こけら落とし公演中で、チケットもゲット出来てラッキーでした

こけら落としということで、ロビーには沢山のお祝いのスタンド花が飾られていました。
お芝居には富良野塾出身の俳優さんも出演しているせいか、倉本聰先生からのお花もありました。

演題は「あっちこっち佐藤さん」という海外のシチュエーションコメディの翻訳版です。
翻訳に小田島雄志先生が関わっていると知って、これは面白いかもと

舞台はこの場だけで、ここに入れ代わり立ち代わり役者さんが出入りし物語を進行させます。
学生の頃は時々小劇場へも足を運んだので、久しぶりに当時のワクワク感を思い出しました。

役者さんたちは皆さん上手
早口でも叫んでもセリフがちゃんと聞き取れるし、スピーディーで個性豊かに演じていて、演出も時代にも合わせてあり、笑いの絶えない舞台でした
小劇場の熱気を肌で感じることができて、お洒落ではなく観劇にアルバイト代を使っていた青春時代を思い出しました。
また機会があったら北八劇場でお芝居を観たいと思います。

北海道最終日へ続く

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