旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

3年目の薔薇の轍は大賑わい~花菜ガーデン

2012年05月28日 20時55分01秒 | ガーデンの旅~国内編

昨日、長女と平塚市にある花菜ガーデンへ行ってきました。
今まで休日に何度か車で訪れていますが、駐車場に入るの待ったことは一度もありませんでした。
しかしこの度、なんと、右折で5回ほど信号を見逃した末、ようやく駐車することが出来ました。
それぐらい混んでいるのは、やはり薔薇が素晴らしく咲いているからでしょう。

今年は土日に10時から30分おきに4回、ボランティアさんによるバラ園ツアーがあり、私たちも参加しました。

薔薇の轍は、薔薇の歴史がわかるよう植栽が工夫されています。
野生バラ原種バラオールドローズ現代バラ未来のバラ

その始まり辺りにある、ルゴサの系統で、素敵なバラを二種類見つけました。
一重の濃い赤紫色はルゴサの交配種「ベイシーズ・パープルローズ」藤色は「スノーペイブメント(シュネーコッペ)
この2種類は私のウイッシュ・リストに入れました
背景のピンク色のバラもルゴサの交配種「ピンクグルーテンドルスト
同種系での色や花型の組み合わせが素敵です

薔薇の轍の特徴として、一つには薔薇と下草のコンビネーションがあげられます。
左から、青い花はオダマキ。紫は宿根リナリア。銅葉はディアボロなどなど。


オールドローズのコーナーで個性的なバラを教えていただきました。
蕾が日本の苔に似ているところから名前が付けられモスローズの「ムスー・デュ・ジャポン

大輪のオールドローズは珍しいんじゃないかしら。
良い香りがします。


薔薇のアーチも天辺まで蔓が伸びて、すっかりアーチが覆い隠されています。
見上げるとバラが今にもこぼれてきそう


薔薇の轍の二つ目の特徴はクレマチスとのコンビネーション
薄黄色のバラとコンビになっている紫のクレマチスは「ヴェノサ・ヴィオラセア
今年は薔薇とクレマチスが良く絡まって、素晴らしい風景を作っています
そんな風景を目にするたびに、ガーデンのスタッフとボランティアさんがどれだけご苦労されているかと思い、ただただ頭が下がります

真っ白いバラで覆われたガゼボが、カラフルな現代バラのコーナーの涼しげで清楚なアクセントになって

薔薇の女神様も、今までで一番の微笑み様かもしれません

蔓バラのウエーブも、これでもか、これでもかと、押し寄せてくるんですよ~


このオレンジ系のバラは、薔薇の轍を監修している河合伸志さん作出の「花菜ローズ
香りも良く、丈夫なバラだそうです。
黄金シモツケとの相性もGOOD


ガイドさん曰く
「現代バラとオールドローズを交配して、初めて作出したイングリッシュ・ローズ「コンスタンス・スプライ」は一期咲きで売れなかったのですが、のちに四季咲きのこの「グラハムトーマス」を作出し、非常に売れ、このバラは薔薇の殿堂入りをしたそうです。」
ガゼボに絡まったグラハムトーマスも3年目。今年も良く咲いています
イングリッシュローズのコーナーは、いつも良い香り


未来のバラのコーナーの珍しい花びらのバラは「ラッフルズ・ドリーム
これがバラしかしバラ

未来のバラのコーナーは新しいバラが作出されれば、品種がチェンジする可能性もあるのだとか。

 

ボランティア・ガイドさん、ありがとうございました
知っていることも、直に話を伺うことで、より記憶に留まりますし、新しい発見もありました。
かなり勉強を重ねているそうです。
その様な姿勢もガーデンに出るのではないかしらね。

一巡りして、東屋でお弁当休憩
お隣に座っていた女性の方と、ちょっとお喋り。
彼女は午前中のバラを見るべく、朝7時に家を出て来たそう
「遠いけれど来たかいがあったわ 薔薇だけでなく、下草とのコンビネーションも素晴らしいですよね。そういうバラ園はなかなかないですよ。
近ければ、バラのボランティアしたいぐらいです。」
と、とても感銘を受けていらっしゃいました。
長女曰く「類友

今までの日本のバラ園は、畑の様にバラが列になって植えられているところが多く、バラだけの見本園みたいな感じでしたが、近年は植栽の一つ(というか、目玉)として、ほかの草花とコラボレーションで植えられることが多くなったような気がします。
その方が、管理に手間がかかるかもしれませんが、一層ナチュラルで美しい風景になる気がします。

3年目のバラ園はこれで3園目。(横浜イングリッシュガーデン&ザ・トレジャーガーデン&花菜ガーデン)
3年目となると、株は大きくなり蔓も伸び、よって花も沢山ついて見ごたえがでます。
どのバラ園も素晴らしかった
地植えのバラは、5年目まではそれほど難なく育つと思いますから、本当の真価はその後にあるのではないかと考えています。

さて、これらのガーデンがこの先どの様に発展(&キープ)していくのか。
偶然にも同じ監修者。

もの凄~い、楽しみなんですけどぉ

 



 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵すぎて・・・ (ジャスミン)
2012-05-29 11:16:03
ことばがありません~。
ガゼボは、この間行った京成バラ園の桂由美のコーナーを思い出しました。
素敵。。
バラのアーチも素敵だし。
最後から二番目の写真も超ステキ。
グラハムトーマス・・・絶対にGetしますよ。
いつも購入してるメーカーからの返事が来て、年末まで待ってくださいと言われました。
待ちますとも!!
返信する
ガゼボ (Jo)
2012-05-29 14:22:51
ジャスミンさん
白バラのガゼボは、本当に素敵♪
中に一人掛けの木製椅子が置いてあって、代わる代わるどなたかが座っていました。
私も座りたかった(苦笑)

お目当ての苗が届くまで、ドキドキワクワクしながら待つ時間も、楽しみとしておきましょう!

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。