ご縁があって、麻布台ヒルズの植栽責任者の方に、麻布台ヒルズの植栽と生物多様性の取り組みについてガイドしていただく機会を頂けたので、長女と友人の方々に交じって私もついていきました
何度見ても、この投網を打ったようなデザインは面白いです。
引き揚げたら鰊が獲れそうです
春は桜が咲いていたエリアの植栽升に、アガパンサスが咲いていました。
坂を上る歩道の街路樹の木漏れ陽が気持ち良いの
どうやらそれも植栽の狙いの一つのようです。
一般的な街路樹と違い雑木が植えられた街路。
アジサイも咲いていました。
樹木等の植栽は「武蔵野の森」を意識しているのだとか。
麻布台ヒルズでは早咲きの桜から遅咲きの桜まで数種類植えられていて、ここはソメイヨシノのエリアかな
都会のど真ん中にあって緑が多く、季節の花も見られます。
芝生は日陰に強い品種(葉幅の広いタイプでした)を植えているそうです。
3月には寒々としていた石の滝の周りも、今は小花が咲いてナチュラルなイメージに
森JPタワー前の池には水生植物も植えられていました。
様々な緑の葉色のなんと多いことか
庭園内はグラス類が多用されていて、それは麻布台ヒルズは風当たりの強い所なので、あえて「風の見える植栽」にされたのだとか。
その発想が素敵です~
水辺の小花は「野の花マット」を使用しているとか。
小川にはボウフラもいるそうですがヤゴも成長していて捕食関係にあるのかな。
生物多様性の一つでしょうか。
果樹も多く植えられていて、ラフランスの実には一部袋がけされていました。
子どもたちが手の届くところの実を採ってしまうそうで、その防止なのだとか。
果樹園のなかでは野菜も育てていて、ここで採れた野菜は子供たちの糠漬け体験などに使うそうです。
リンゴ、柑橘類、柿も植えられていたでしょうか。
収穫体験など行う予定もあるのかな。
お向かいのビルの屋上緑化が良く見えました。
超高級ブティックの並び立つ辺りにも川の流れと緑の植栽が~
超高級ブティックの立ち並ぶ一角はブティックのこだわりを感じさせる植栽になっているとか。
高級ブティックは美の追求に余念がありませんね。
白いアガパンサスが雰囲気にピッタリでした
カルティエのテラスは自由に出入りできるそうです。
この間の道を下る際、小川の流れるせせらぎ音が素敵だと言うと、それも
そう聞こえるように小川内の小石を設えているのだとか。
まるで京都の無鄰菴のよう
森ビルの植栽の細やかさと凄さを感じました
神谷町駅側の斜面でもアガパンサスとアナベルと秋色アジサイが咲いていました。
斜面の土止めにはご苦労があって、特別な資材を使っているそうです。
フウチソウが、まるで滝のようです~
全体の植栽のコンセプトが「五感を刺激するランドスケープ」ということで、花や樹木だけでなくハーブや果樹等の植栽になっているのでしょう。
個人的には果樹をめぐる野鳥たちとの攻防が心配ではありますが、生物多様性に本気で取り組んでいるのだな~と感心至極です。
それがコミュニティの"Well being"につながっていくのでしょうね。
他にもたくさん書ききれない&覚えきれない学びのある時間でした
貴重な体験させて頂き、本当にありがとうございました
ガイドツアー終了後は、長女と坂の上のショッピングモールの入り口を見に行きました。
エスカレーターの両脇の植栽帯は、棚田の風景を模しているそうです。
表が海なら裏は田畑か
近未来の棚田です。
歩き疲れたのでカフェのテラスで休憩を
マンゴープリン、美味しいったら
帰りは麻布台ヒルズマーケットでお惣菜と加茂なすを買って帰りました。
加茂なすは本日の夕飯のおかずです~
お天気に恵まれ、充実した一日でした
都市緑化の更なる未来を垣間見た気がしました。
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追記
植栽のガイドツアーの前に、森タワー33階のレストラン「ヒルズハウスダニイング33」で古くからの友人夫婦とランチしました。
東京タワーが目の前に見えるなんて、本当に素敵です。
ノンアルコールカクテル、美味しかった~